酸化ニッケルがなぜ電気を流しにくいのかを解明
2008年05月16日
磁気素子や高密度磁気記録媒体などエレクトロニクス材料の基板としても使われている酸化ニッケルがなぜ電気を流しにくいのか?という長年の謎に迫り「電気伝導の機構がニッケルと酸素が複雑に絡み合った現象であることを解明した」と独立行政法人理化学研究所が5月15日発表した。
同研究所では「酸化ニッケルが電気を流しにくい原因が、ニッケルと酸素の複雑な絡み合いであるという新しい電子状態の解釈は、酸化ニッケルなどの遷移金属酸化物を次世代エレクトロニクス材料として応用する際の重要な指針になる」と語っている。
これは、放射光科学総合研究センター量子秩序研究グループ励起秩序研究チームの辛埴チームリーダー(国立大学法人東京大学物性研究所教授兼任)と田口宗孝研究員、石川X線干渉光学研究室の石川哲也主任研究員、財団法人高輝度光科学研究センターの大橋治彦副主席研究員と仙波泰徳研究員らの共同研究により解明されたもので、世界最先端の硬X線光電子分光装置を使って解明に結びつけた。
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