ブッシュ米大統領、「サウジオイル増産は米経済問題解決につながらない」
2008年05月17日
ブッシュ米大統領は17日アフガニスタンカルザイ大統領との会談後に、サウジアラビアが穏やかな原油増産を行ったことについて言及し、「米国内の燃料価格高騰問題解決にはつながらない」と話した。
サウジアラビアアブドラ国王は、同国の原油生産量を日量30万バレルに増産する決定を下したが、ブッシュ米大統領は米国自体がガソリン問題解決のために動かなければならない、と述べた。そのために代替燃料の開発や国内原油採掘活動の促進、原油管理体制の改善などが必要であると強調し「米国内でもっとやらなければならないことがある」と述べた。
ブッシュ大統領とサウジアラビアアブドラ国王は16日にサウジアラビアで会談を行い、アブドラ国王に対し、エネルギー価格の高騰が米国含むサウジアラビア原油消費大国各国を苦しめていることに配慮を示すように話し、「原油価格高騰の影響に配慮すべきだ。エネルギー価格高騰が米国のような世界各国で代替燃料開発促進の動きを高めている」と述べた。
アブドラ国王は10日にベネズエラとメキシコが米国への原油供給量を削減した後の米国の需要増に応えるために増産を決定しており、同国石油相のAli-Naimi氏が16日増産の方針を発表した。
ガソリン価格高騰に伴い、ブッシュ政権ではアラスカでの原油採掘および生産活動や新たな原油精製工場の建設、原子力発電所の増強などの政策を促進している。しかしながらこれらの提言は米議会で米国民の原油価格高騰影響緩和のための短期的なアプローチを提供していないとして批判されている。
ブッシュ大統領はイスラエルへの二日間の訪問の後16日にサウジアラビアで会談を行った。その後17日にはエジプトに到着し、ムバラク大統領と会談を行い、米国が中東平和に向けて対策を練っていること、パレスチナ国家が形成されるために熱心に動いていることを伝えた。
ブッシュ大統領は18日にはパキスタンギラニ首相、ヨルダン国王アブドラ二世、パレスチナ首相ファイヤド氏、他イラク指導者数名と会談を行う予定となっている。
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