米韓首脳会談、北朝鮮非核化問題に取り組む
2008年08月06日
北朝鮮は米国が来週末にでも同国をテロ監視リストから取り除くことを要求している。ブッシュ米大統領と対談した李明博大統領は、北朝鮮はまずはじめに同国非核化プロセスを検証することに同意しなければならないことを強調した。
2006年に核実験を行った北朝鮮は、原爆10個程度を製造する能力があると多くの国際原子力専門家から信じられている。ブッシュ米大統領は「北朝鮮では人権濫用問題が未だ根強く残っている。また北朝鮮トップがウラン濃縮プログラムをすでに行っているのかどうか完全な検証を行うのに応じていない。同国のプルトニウムプログラムについてはさらなる対策が必要になる。これらの課題について北朝鮮が完全に『悪の枢軸』リストから除外されるためには同国が確かな意思決定をすることが必要だ」と述べた。
なお、米ブッシュ大統領が5日午後訪韓した際には、3万人ほどの韓国キリスト教徒が同大統領を支持する祈祷会を野外で捧げていた。一方で2万人近くの反ブッシュ政権抗議活動家らも集まり暴動を起こすなどの騒ぎも見られた。その結果ソウル中心部で5日夜167人もの暴動参加者らが逮捕された。ブッシュ米大統領は「韓国は自由な社会だ。このような人々がそれぞれの意見を表現できる社会を歓迎する」と述べている。
韓国李大統領は米国産牛肉輸入解禁を承認したことで韓国国民から反感を受けていた。現在米国産牛肉は段階的に韓国市場に流入しており、販売されている。事実、今回の訪韓の際もブッシュ米大統領、ローラ夫人、娘のバーバラさんの昼食の一部に米国産牛肉が使用されたという。
また今回の訪韓でブッシュ大統領は李大統領に対し、戦況の悪化するアフガニスタンでのタリバン武装組織対策のために非戦闘要員を増員するように要求したという。韓国人観光客が7月11日に北朝鮮で射殺された件に関しては、ブッシュ大統領は「韓国政府の今回の殺害事件の北朝鮮に対する調査要求を強く支持する」と述べた。
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