米AIG4−6月期は53億ドルの赤字
2008年08月07日
米保険最大手のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は6日、4−6月期(同社第2四半期)決算発表を行った。発表によると同社第2四半期最終損益は53億5,700万ドルの赤字、一株損益は2.06ドルとなった(前年同期は42億7,700万ドルの黒字)。同社四半期一株損益は一時損失を除いても51セントの損失となり、アナリスト予測平均の一株利益63セントからはるかに悪い結果となった。クレジット・デフォルト・スワップ(証券化商品が債務不履行となった場合に投資家に元本を保証する取引)では約56億ドルの損失が生じた。サブプライム関連の損失で最も収益が悪化したのは、AIGが運用していた住宅ローン担保証券などの評価損で約61億ドルとなった。
同社四半期決算の損失を受け、米投資家らの住宅ローン市場に対する不安が再燃した。うち信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題を起因とする信用収縮で120億ドルの損失を計上した。同社が過去1年間に計上したサブプライム関連損失は計440億ドルに達することになった。
アナリストらの一部ではAIGはさらに損失を拡大する可能性があると予測している。米Gradient AnlyticsアナリストのByro MacLeod氏は、「AIGの経営層は同社のリスクを含むエクスポージャーを完全に掌握しきれていない。AIGの資産は悪化傾向にある。まだ底を予測することはできない」と分析している。
同社株価は7日80セント(2.7%)下落して29.09ドルとなった後の時間外取引で、さらに2.25ドル(7.7%)下落して26.84ドルとなった。
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