ハリケーン「グスタフ」ハイチを直撃、原油価格上昇
2008年08月27日
世界原油価格も「グスタフ」がきわめて危険なハリケーンとしてメキシコ湾岸を直撃するおそれがあるとして上昇している。
ハイチ南部の農作地帯では豆・野菜・バナナなどを栽培している地域で水位が上昇、土砂崩れにより一人の死亡が確認されている。ハイチは昨今の食料価格の高騰で民衆の不満が高まっており、4月には死者が出るほどの抗議運動が生じた。今回のハリケーンによるハイチ農作物への被害状況は正確には把握できていないが、民衆の不満が再度高まることが懸念されている。ハイチの隣国ドミニカ共和国ではすでに4千人以上が避難している。
原油価格は26日、米国立ハリケーンセンターが「グスタフ」が今週末にメキシコ湾岸に突入するおそれがあると発表した後、1バレル5ドルもの上昇を示した。天然ガス、灯油先物も同様に上昇を示している。もしこのまま「グスタフ」が進路を直進すれば、全米ガソリン店頭販売価格平均が1ガロン10セント以上上昇するおそれがあるとの懸念が生じている。
米国立ハリケーンセンターは、「あと数日以内でカリブ海北部で最も危険なハリケーンに発達するだろう」と予報している。「グスタフ」の最大風速は26日、時速145キロメートルまで発達した。「グスタフ」がメキシコ湾岸に直撃するのに備えて、ロイヤルダッチシェルは27日にも湾岸作業従事者の避難を開始する可能性があるという。
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