米ハリケーン「グスタフ」直撃、ハイチで23人死亡、湾岸でも避難開始
2008年08月28日
その後勢力を弱めて熱帯暴風雨となったが、米国立ハリケーンセンターによると今後メキシコ湾を北上するにつれて再度勢力を高める見込みであるという。これを受け、メキシコ湾岸労働者らは避難体制に突入、米ニューオーリンズでも住民の避難計画を策定した。
メキシコ湾岸には28日にもハリケーンとなって突入する恐れがある。その後米テキサス州やフロリダ半島で大雨による地滑りをもたらす可能性があり、ハリケーン専門家らはこれら地域に住むすべての人々に警戒するように呼びかけている。米国立ハリケーンセンター気象学者のRebecca Waddington氏は、「メキシコ湾岸に突入することは掌握しているが、その後の動きは定かではない。そのためメキシコ湾岸に居住するすべての人々はハリケーンを警戒する必要がある」と述べている。
「グスタフ」のメキシコ湾岸突入懸念を受け、NY原油相場は27日、2ドル以上上昇して1バレル118ドルとなった。原油相場は「グスタフ」懸念で3日間連続して上昇している。メキシコ湾岸には米天然ガス精製所の15%、石油精製所の4分の1が集中している。ロイヤルダッチシェルは27日、湾岸作業従事者300名の避難を開始したと発表した。その他石油精製会社各社も同様の措置を取っている。メキシコ湾岸石油精製施設に「グスタフ」による被害がもたらされれば、米原油価格高騰要因につながる。
米シカゴAlaron Trading GroupアナリストのPhil Flynn氏は、「熱帯性低気圧のメキシコ湾岸襲撃は悪夢のシナリオになりうる。原油価格が5〜8ドルほど急騰する可能性もある」と懸念を示している。
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