トヨタ、2009年度世界販売台数目標削減へ
2008年08月28日
トヨタ<7203>は28日、2009年度世界自動車販売台数目標を当初発表していた1,040万台から下方修正して970万台とすると発表した。原材料価格の高騰、米市場の低迷、ガソリン価格の高騰などの外部環境要因を販売台数目標削減要因として挙げている。
同社はすでに今年の世界販売台数目標も当初の985万台から下方修正して950万台とすると発表している。同社社長の渡辺捷昭氏は、同社は今後もハイブリッド車をコア事業とし、新興市場での販売台数上昇で欧米市場での低迷を相殺していく計画であると述べた。
新計画の一環として同社はプリウスハイブリッド車を米国ミシシッピ州の工場で製造開始していく予定であるという。米市場ではプリウスのような燃費効率のよいモデルの需要が増大しており、米国内工場で製造することで高まる需要に応えていく一方、トラックやその他燃費の高い大型車の生産は削減していく予定であるという。
トヨタは現在プリウスを国内以外にも中国でも製造している。米国ではこれまで別種のハイブリッドモデルを製造してきた。渡辺氏は「米市場の低迷は同社の経営方針に根本的な変化を与えた」と述べている。
環境への配慮やガソリン税の問題への関心が高まる中、同社は燃費効率の良い自動車の開発を促進していくことで対応していくという。トヨタは当初家庭用電源で電池を充電できるプラグイン・ハイブリッド車が2010年ごろ市場に出回る予定であると発表していたが、今回渡辺氏は2009年末にはレンタカーとして出回るだろうと述べた。また新たな次世代型電気自動車の生産も2010年代始めに計画していることも明らかにした。
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