本日の相場見通し/堅調な展開、強含みもみあい想定
2008年05月16日
15日の米国株式市場でNYダウは続伸し、前日比94.28ドル高の12992.66ドル、ナスダック総合指数は4営業日続伸し、37.03ポイント高の2533.73ポイントで取引を終えた。原油先物相場の下落が好感された。WTI期近の6月物は前日比0.10ドル安の1バレル124.12ドルで終えた。一時126.64ドルまで上昇し、13日に付けた最高値126.98ドルに接近する場面もあったが、その後は利益確定売りが出た。エネルギー市場での取引規制が強化されるとの思惑が出たことも売り要因となったという。シカゴ先物は14375円大阪比115円高だった。
一方、NY債券相場は大幅に反発した。10年物国債利回りは前日比0.10%低い3.81%と、この日の最低水準で終えた。米経済指標が市場予想を下回ったことを受け、債券買いが優勢となった。5月のニューヨーク連銀景気指数はマイナス3.23と、前月から低下し、4月の鉱工業生産も市場予想を下回り、2カ月ぶりのマイナスとなった。米国の先行き景気に対する不透明感が意識され、債券は買われた。NY円相場は4営業日ぶりに反発。前日比30銭円高・ドル安の1ドル=104円70―80銭で取引を終えた。
米国株高を背景に、本日の日経平均は堅調な展開が想定される。ただし、昨日まで4日続伸していることもあり、値幅を伴った上昇とはならないだろう。強含みのもみあいをイメージしている。米国で債券が強いため、日本でも債券への売り圧力は弱まる公算が大きい。よって、「債券先物売り+株価指数先物買い」は出難い。さらに、週末でもあり、利益確定売りも出易い。ただし、評価損を抱えた売り方も多く、また、出遅れた投資家の押し目買い意欲も強い。下値も堅そうだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)
町に豊富な人脈を持つ金融情報会社「カブ知恵」