本日の相場見通し/資源・素材関連や原発関連に物色の矛先
2008年05月20日
19日の米国株式市場では、NYダウは反発。前週末比41.36ドル高の13028.16ドル、一方、ナスダック総合指数は続落し、12.76ポイント安の2516.09ポイントで取引を終えた。コンファレンス・ボードが発表した4月の景気先行指標総合指数は前月比0.1%上昇と、2カ月連続でプラスとなった。米景気先行きへの懸念が後退したことが好感された。しかし、原油先物相場が最高値近辺で高止まりしていることが、相場の足を引っ張った。シカゴ先物は14300円大阪比20円高だった。
NY原油先物相場は続伸。WTI期近の6月物は前週末比0.76ドル高の1バレル127.05ドルで取引を終えた。OPECのヘリル議長が、次回9月の定例総会での増産決定の可能性は低いと述べたと伝わり、需給逼迫感が強まったことが買い材料となった。時間外取引で127.77ドルまで上昇し、16日に付けた最高値の127.82ドルに迫る場面もあった。
NY円相場は3営業日ぶりに反落。前週末比30銭円安・ドル高の1ドル=104円30―40銭で取引を終えた。全米企業エコノミスト協会(NABE)が19日発表したマクロ経済予測調査で、08年4-6月期の米実質成長率の予測平均が0.4%となったと発表したが、市場の一部ではマイナス成長予想の観測もあっただけに、米景気に対する悲観的な見方が後退し、ドル買い材料となった。
NYダウ反発と円相場の反落が好感されるだろうが、動き自体は小さいため、本日の日経平均は大きな動きにはなり難い。想定レンジは14000円〜14500円程度。原油価格が高値圏での推移が続いているため、原材料高での収益圧迫懸念から製造業の上値は重そう。そのような中、資源・素材関連や東芝(6502)が原発燃料会社買収と報じられたことで、原発関連に物色の矛先が向かう公算が大きい。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)
町に豊富な人脈を持つ金融情報会社「カブ知恵」