本日の相場見通し/外部環境悪化で売り先行、その後は円相場、債券相場次第
2008年05月26日
23日の米国株式市場は大幅反落。NYダウは前日比145.99ドル安の12479.63ドル、ナスダック総合指数は19.91ポイント安の2444.67ポイントで取引を終えた。原油先物相場が23日、一時再び133ドル台に急反発するなど、原油高が米景気や企業業績に悪影響を及ぼすとの懸念が改めて強まったことが嫌気された。
なお、NY原油先物相場は反発し、WTI期近の7月物は前日比1.38ドル高の1バレル132.19ドルで終えた。ドル安などを手掛かりに買いが優勢だった。26日のメモリアル・デーの祝日を含む今週末三連休から米国の夏の「ドライブ・シーズン」が始まることも、ガソリン需要が増加するとの思惑につながった。シカゴ先物は13885円大阪比165円安だった。
23日のNY円相場は反発した。前日比70銭円高・ドル安の1ドル=103円30―40銭で取引を終えた。4月の中古住宅販売件数は年率換算で489万戸 と、市場予想の486万戸をやや上回ったが、在庫件数が前月比で大幅に増加していることから、先行きの住宅着工の減少や住宅価格下落の可能性が意識され、 円買い・ドル売りが優勢となった。
米国株式市場の下落、原油高、円高を背景に、本日の東京株式市場はこれらを嫌気した売りが先行する見通し。日経平均の想定レンジは13500円 〜14000円程度。売り一巡後は、円相場と債券相場の動き次第といったパターンを想定。寄付前水準から比べて、円高、債券高なら下振れ、円安、債券安な ら切り返しをイメージする。外部環境の不透明感が強まったため、模様眺め気分が強まることになりそうだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)
兜町に豊富な人脈を持つ金融情報会社「カブ知恵」