本日の相場見通し/輸出関連株中心に買いが先行する見通し
2008年05月28日
3連休明け27日の米国株式市場は反発。NYダウは前週末比68.72ドル高の12548.35ドル、ナスダック総合指数は同36.57ポイント高の2481.24ポイントで取引を終えた。原油相場が大幅反落したことを好感した買いが入った。3月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数では全米10大都市、20大都市の価格指数の前年同月比下落率が拡大した。
また、4月の新築住宅販売件数は6カ月ぶりに前月比で増加したが、過去分は下方修正された。そして、5月の消費者信頼感指数は57.2と、前月の62.8(62.3から上方修正)から5.6ポイント低下し、92年10月以来の水準に低下した。このあたりのマクロ指標が株式相場の上値を抑えた。シカゴ先物は13965円大阪比35円高だった。
NY原油先物相場は急反落。WTI期近の7月物は前週末比3.34ドル安の1バレル128.85ドルで終えた。一時128.30ドルまで下落し、1週間ぶりの安値を付けた。NY円相場は反落。前週末比90銭円安・ドル高の1ドル=104円20―30銭で取引を終えた。米株高を受けて、円売り・ドル買いが優勢となった。
米国株高、原油安、円安を好感して、輸出関連株中心に買いが先行する見通し。日経平均の想定レンジは13700円〜14200円程度。一方、原油価格下落を受け、商社など資源関連株には売りが出るため、全面高は期待できないだろう。注目は後場の動き。最近後場にCTAによるものと観測される「債券先物売り(円売り)+株価指数先物買い」や、その逆のトレードで、相場のボラティリティが上昇する傾向が強まっている。前場は外部環境の改善を素直に反映するだろうが、後場は、債券先物、為替動向で景色が変わる可能性は低くはないとみておく必要があろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)
兜町に豊富な人脈を持つ金融情報会社「カブ知恵」