本日の相場見通し/債券市場次第だが、基本は、強含みもみあい想定
2008年06月02日
週末30日の米国株式市場では、NYダウ4日ぶりに小反落。前日比7.90ドル安の12638.32ドル、ナスダック総合指数は4日続伸し同14.34ポイント高の2522.66ポイントで取引を終えた。前日にマスターカードの強気な業績見通し発表などを受けて上昇した金融株に利益確定売りが出たことで、NYダウは反落した。一方、デルが市場予想を上回る決算を発表したことなどが好感され、ハイテク株は堅調だった。4月の個人消費支出(PCE)は前月比0.2%増と市場予想と一致し、PCEデフレーターは前年同月比2.1%上昇と上昇率は前月から横ばいで、相場への影響は限定的だった。
29日に米商品先物取引委員会(CFTC)は原油取引の監視強化策を発表。一部のトレーダーによる相場操縦に関して調査中であることを明らかにした。これが嫌気して、早朝の時間外取引で124.67ドルと、16日以来の安値を付けた。しかし、通常取引では、NY原油先物相場は反発。WTI期近の7月物は前日比0.73ドル高の1バレル127.35ドルで取引を終えた。
NY円相場は横ばい。前日終値と変わらずの1ドル=105円45―55銭で取引を終えた。NY債券相場は4営業日ぶりに反発。10年物国債利回りは前日比0.02%低い4.06%で取引を終えた。前日までの3日間で大きく下落した後でもあり、値ごろ感から買いが入った。シカゴ先物は14370円大阪比30円高だった。
30日までの2日間で日経平均は629.10円の急騰となった。このため、本日は堅調ながらも、上値の重い展開を想定する。ただし、債券先物が急落したり、円相場が円安に振れれば話は別。CTA主体の債券先物売り+株価指数先物買いが加速、それに提灯筋が追随する可能性が高いからだ。買い仕掛けが入らないようなら利益確定売りをこなしながらの強含みもみあいをイメージする。想定レンジは14000円〜14500円程度。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)
兜町に豊富な人脈を持つ金融情報会社「カブ知恵」