2008年06月03日
2日の米国株式市場でNYダウは大幅続落。前週末比134.50ドル安の12503.82ドル、ナスダック総合指数は5営業日ぶりに反落し同31.13ポイント安の2491.53ポイントで取引を終えた。米銀大手ワコビアが取締役会の要求でトンプソンCEOが辞任すると発表したことや、英住宅ローン大手ブラッドフォード・アンド・ビングレーが増資に向け株式発行価格の大幅引き下げを発表したことなどが銀行株の嫌気材料となった。また、S&Pが厳しい事業環境が続くとして、リーマン・ブラザーズやメリルリンチ、モルガン・スタンレーの格付けを引き下げたと伝わったことも悪材料視された。NY原油先物相場は続伸。WTI期近の7月物は前週末比0.41ドル高の1バレル127.76ドルで終えた。NY円相場は大幅高。前週末比1円10銭円高・ドル安の1ドル=104円35―45銭で取引を終えた。5月のISM製造業景況感指数は49.6となった。4カ月連続で好不況の分岐点も50割れとなったが、前月から改善し、市場予想も上回ったが、円売り・ドル買い戻しの動きは限られた。NY債券相場は大幅に続伸。10年物国債利回りは前週末比0.10%低い3.96%と、節目の4%を下回って終えた。一時3.94%まで低下した。シカゴ先物は14215円大阪比225円安だった。
米国株安、原油高、債券高、円高を受け、本日の日経平均は売りが先行する見通し。想定レンジは14000円〜14500円程度。日経平均は昨日までの3日間で730.7円上昇している。また、5月28日の安値13665.57円から昨日の14461.03円までの上げ幅は795.46円。この半値押しなら14063.30円であり、5日移動平均線(2日現在、14101.18円)と合わせ、有力なサポートラインとみておきたい。本日は、米国市場の流れを引き継ぎ、株が売られ、債券が買われ、銀行株が売られ、株式は健全な調整ということになりそうだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)