本日の相場見通し/米国株式市場の大幅高や円相場下落を好感、全面高へ
2008年06月06日
5日の米国株式市場は大幅高。NYダウは5営業日ぶりに反発し、前日比213.97ドル高の12604.45ドル、ナスダック総合指数は大幅続伸し、46.80ポイント高の2549.94ポイントで取引を終えた。新規失業保険申請件数が予想外に減少したことや、小売業界の5月既存店売上高が堅調だったことで、米雇用情勢や消費に対する過度の懸念が後退し、幅広い銘柄に買いが入った。S&PがMBIAなどモノラインの格下げを発表したが、悪材料出尽くしとなり、買い戻しが入り、金融株は持ち直した。
NY原油先物相場は3営業日ぶりに大幅反発した。WTI期近の7月物は前日比5.49ドル高の1バレル127.79ドルで取引を終えた。対ユーロでドルが大幅安となったことで、買いが優勢となった。ECBのトリシェ総裁が理事会後の記者会見で次回会合での利上げの可能性に言及したため、為替市場でドルが対ユーロで大きく水準を切り下げた。一方、NY円相場は3日続落。前日比75銭円安・ドル高の1ドル=105円90銭―106円ちょうどで取引を終えた。一時、円は106円44銭と、2月28日以来の安値を付けた。シカゴ先物は14575円大阪比225円高だった。
米国株式市場の大幅高や円相場下落を好感して、本日の東京株式市場は買いが先行する見通し。原油価格も大幅に反発したことで資源関連も買い戻され、全面高となる可能性が高い。日経平均の想定レンジは14300円〜14800円程度。NY債券相場は続落し、10年物国債利回りは前日比0.06%高い4.04%で終えている。この流れを引き継ぎ、日本でも、「債券先物売り+株価指数先物買い」が継続する見通し。週末で、且つ、米雇用統計発表を控えているが、売り方の損失覚悟の買戻しで、終日堅調な相場が期待できそうだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)
兜町に豊富な人脈を持つ金融情報会社「カブ知恵」