2008年06月13日
12日の米国株式市場では、NYダウは反発し、前日比57.81ドル高の12141.58ドル、ナスダック総合指数は5営業日ぶりに反発し、同10.34ポイント高の2404.35ポイントで取引を終えた。5月の小売売上高は前月比1.0%増、変動の激しい自動車関連を除くベースでも1.2%増と、ともに市場予想を上回った。前月分も上方修正され、これが好感された。一方、1バレル131ドル台に下落した原油先物相場が137ドル台に上昇したことで、NYダウは急速に伸び悩んだ。なお、モルガン・スタンレーが金融株全般の投資判断を「売り」から「買い」に引き上げた。長期買い推奨リストに加えたJPモルガン・チェース、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が上昇した。一方、COOとCFOの辞任を発表したリーマン・ブラザーズは4%安で取引を終えた。
NY原油先物相場は続伸。WTI期近の7月物は前日比0.36ドル高の1バレル136.74ドルで取引を終えた。利益確定売りが先行したが、次第に買いが優勢となった。のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅反落。前日比1円ちょうど円安・ドル高の1ドル=107円90銭―108円00銭で取引を終えた。市場予想を上回る米経済指標の発表を受け円売り・ドル買いが優勢になった。円は一時108円08銭まで売られ、2月26日以来約3カ月半ぶりの円安水準を付けた。NY債券相場は大幅反落。10年物国債利回りは前日比0.14%高い4.21%で終えた。輸入物価指数が大幅に上昇したことから、金融引き締めの可能性が意識され債券が売られた。シカゴ日経平均先物は13960円大証終値比80円高だった。
米国株の反発、円安が好感される可能性が高い本日の東京株式市場。日経平均の想定レンジは13700円〜14200円程度。輸出関連株が相場をサポートする可能性が高いだろう。なお、本日はSQ値算出後、そのSQ値を上回って推移できるかが最大のポイントとなる。上回って推移するようなら、買い戻しや押し目買いで堅調な相場が期待できる。一方、下回って推移するようなら、週末要因が大きく影響し、上値の重さを嫌気した手仕舞い売りで冴えない動きとなるとみられる。本日はファンダメンタルズよりも、需給要因が非常に大きく効く公算が大きい。(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)