本日の相場見通し/原油価格が続落したことは、本日の東京株式市場にポジティブに作用
2008年06月17日
16日の米国株式市場ではNYダウは3営業日ぶりに反落した。前週末比38.27ドル安の12269.08ドル、ナスダック総合指数は3日続伸し、20.28ポイント高の2474.78ポイント高で取引を終えた。市場の注目度の高かったリーマン・ブラザーズ証券の決算は赤字(08年3-5月期決算は最終損益が27億7400万ドルの赤字(前年同期は12億7300万ドルの黒字))となったが、前週に同社が示した見通しレベルでほぼ着地したことで安心感が広がり、リーマン株は約5%上昇した。
NY原油先物相場は乱高下しながらも続落した。WTI期近の7月物は前週末比0.25ドル安の1バレル134.61ドルで終えた。一時139.89ドルまで上昇し、6日に付けた139.12ドルを上回って過去最高値を更新したが、利益確定売りに押された。NY円相場は横ばい。前週末比変わらずの1ドル=108円15―25銭で取引を終えた。NY債券相場は3日続落した。10年物国債利回りは前週末比0.02%高い4.27%とこの日の最高水準で終えた。シカゴ先物は14385円大証終値比45円高だった。
乱高下しながらも原油価格が続落したことは、本日の東京株式市場にポジティブに作用する見通し。日経平均の想定レンジは14000円〜14500円程度。円相場も1ドル=108円台の円安水準で推移していることも、輸出関連銘柄に対してプラスだろう。さらに、米国市場で金融株が堅調なため、わが国銀行、証券なども買われ易いとみている。一方、昨日段階で日経平均の予想PERは17.04倍であり、このレベルでは利益確定売りが出易いため、指数的には上値は重い展開が予想される。このため、相場全体としては膠着感の強いもみあい相場となりそうだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)
兜町に豊富な人脈を持つ金融情報会社「カブ知恵」