本日の相場見通し/日経平均は膠着感を強めそう、クリーンディーゼル関連に注目
2008年06月18日
17日の米国株式市場では、NYダウは大幅続落。前日比108.78ドル安の12160.30ドル、ナスダック総合指数は4営業日ぶりに反落し同17.05ポイント安の2457.73ポイントで取引を終えた。5月のPPIでエネルギー・食品を除くコア指数の上昇率は前月比0.2%増と市場予想に一致したが、全体指数の上昇率は前月比1.4%と半年ぶりの高い伸びとなったことでインフレ懸念が強まった。また、5月の米住宅着工件数が91年3月以来の低水準となったことが嫌気された。そして、ゴールドマン・サックス証券が、米銀行が財務強化で、今後最大650億ドルの資本増強を迫られる可能性があると指摘したことも金融セクターへの悪材料となった。
NY原油先物相場は3日続落。WTI期近の7月物は前日比0.60ドル安の1バレル134.01ドルで取引を終えた。サウジの石油増産観測で、利益確定売りが出た。NY円相場は上昇した。前日比30銭円高・ドル安の1ドル=107円85-95銭で取引を終えた。17日付の米ウォールストリート・ジャーナル紙が、FRBが今年の秋以前に利上げする可能性は低いとの見方を示したことで、金利先高期待が後退し、ドルがやや売られた。シカゴ日経平均先物は14385円大証終値比5円安だった。
米国株が下落し、円相場がやや円高に進んだことはネガティブだが、原油価格が続落したことはポジティブ作用しよう。結果、好悪材料が綱引きとなり、日経平均は膠着感を強める見通し。日経平均の想定レンジは14000円〜14500円程度。物色面ではクリーンディーゼル関連が賑わう公算が大きいとみている。その背景は、「経済産業省、環境省、国土交通省は17日、ガソリン車並みの排ガス規制に適合したクリーンディーゼル車の普及促進策をまとめた。地方自治体や政府が公用車を買い替える際にクリーンディーゼル車を導入。購入する企業や個人に費用の一定額を補助する制度を新設したい考えで、2009年度予算の概算要求に盛り込む方針だ。」と報じられたため。なお、クリーンディーゼルに限らず、温暖化関連銘柄群は当面の物色の柱となるとみている。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)
兜町に豊富な人脈を持つ金融情報会社「カブ知恵」