2008年08月29日
28日の米国株式市場でNYダウ3日続伸。前日比212.67ドル高の11715.18ドル、ナスダック総合指数は続伸し、終値は29.18ポイント高の2411.64ポイントで取引を終えた。4-6月期の実質GDP改定値は前期比年率3.3%増と7月末の速報値の1.9%増から1.4ポイント上方修正され、市場予想の2.7%増も上回ったことや、原油先物相場が一時114ドル台に急落したことが好感された。また、ティファニーの5―7月期決算が市場予想を上回り、利益見通しも引き上げたことも市場センチメント改善に寄与したようだ。
NY原油先物相場は4営業日ぶりに反落した。WTI期近の10月物は前日比2.56ドル安の1バレル115.59ドルで終えた。一時120.50ドルまで上昇したが、売りに押された。安値は114.08ドルだった。熱帯低気圧「グスタフ」がメキシコ湾岸の石油精製施設へ与える被害などへの懸念から、朝方は買いが優勢だったが、被害が出た場合に戦略備蓄が放出されるとの見方から売られた。シカゴ日経平均先物は13005円大証終値比235円高だった。
東京株式市場では、米国株の大幅続伸と原油価格下落を好感した買いが先行する見通し。日経平均の想定レンジは12800円~13300円程度。しかし、外部要因改善による上昇のため、買い一巡後はもみあい相場となる可能性が高い。週末、月末ということもあり、投資家は様子見姿勢を崩さないだろう。経済対策に関しては、事業規模10兆円程度、真水で1兆円程度とみられているようだ。しかし、ここまで内需が冷え込んだ状態で、真水1兆円では、市場はその効果に期待を抱くことはなさそう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)