本日の相場見通し/買戻しがメインで中身の乏しい相場をイメージ
2008年10月01日
9月30日の米国株式市場は急反発した。NYダウは前日比485.21ドル高の10850.66ドル、
ナスダック総合指数は同98.60ポイント高の2082.33ポイントで取引を終えた。NYダウ
の上げ幅は02年7月以来、過去3番目の大きさだった。米議会幹部が金融安定化法案のと
りまとめに意欲を示していると伝わったことで、安定化法案の早期成立に対する期待が高
まったことで買われた。
また、SECなど関係当局が金融商品の評価手法に関する指針を近く発表するとの報道を
受け、証券化商品の評価を実質的に緩める方向なら金融機関の財務悪化懸念が後退すると
の見方が強まったことも買い材料視された。一方、7月のS&P/ケース・シラー住宅価
格指数(全米10都市)の前年同月比下落率が17.5%と過去最大となったが、相場への影響
は限定的だった。
シカゴ先物は11655円大証終値比335円高だった。米国株式市場がエマージングマーケッ
ト並みのハイ・ボラ状態になっている。このため、日経平均も影響され、乱高下する見通
し。本日の想定レンジは11200円~11700円程度。米金融安定化法案に関しては、特に昨
日と大きな状況変化がないため、買戻しがメインで中身の乏しい相場をイメージしている。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)