本日の相場見通し/ Globexでの米株価指数先物動向次第では大幅安も
2008年10月03日
2日の米国株式市場は大幅に続落した。NYダウは前日比348.22ドル安の10482.85ドル、
ナスダック総合指数は同92.68ポイント安の1976.72ポイントで取引を終えた。新規失業
保険申請件数が49万7000件と同時多発テロ時の01年9月以来の水準に上昇したことや、
8月の製造業受注額が前月比4%減と、市場予想の3%減以上に悪化したことが嫌気され
た。また、上院が可決した金融安定化法の修正法案への下院の採決結果を見極めたいとの
ムードも強かった。シカゴ日経平均先物は11060円大証終値比90円安だった。
なお、3日付け日本経済新聞は、「修正法案の「バラマキ」を問題する向きもある。同法案
は預金保護の上限を10万ドルから25万ドルに拡大したほか、一部の個人や企業を対象と
する約1500億ドルの税制優遇措置も規定。法案の財政コストは一気に25%増えた。財政
均衡を重んじる共和党の保守派に加え、民主党内にも、財政の健全性を重視するグループ
があり、そうした議員らが賛成に回るかどうかは微妙だ。」と報じている。このため本日の
東京株式市場でも、米金融安定化修正法案の行方に対して、神経質になる見通し。
また、今晩は米雇用統計が発表される。週末でもあり、積極的にポジションを取る投資家
は少ないだろう。日経平均の想定レンジは10800円~11300円程度。CME Globexでの米
株価指数先物が落ち着いていたなら下値は限定的だが、下げ幅を拡大させるようなら、大
幅安、安値引けもあり得るとみている。投資家のリスク許容度は著しく低下している。ま
た、株式を換金したという潜在的なニーズは強いとみるからだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)