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日本株暴落を防げなかったのは、誰のせい?<TOKYO株ニュース>

2008年10月16日

 さすがにこれだけの乱高下となると、ブログを書いている余裕もなくなる(と、言い訳)。

 前回7日に書いた時点では、日経平均が1万円を割り込んだ段階だったが、そのときの読みは、「3~4日後に再び1万円を割り、ダブルボトムをつける」というもの。

 しかし、翌日に1万円を割り込み、さらに10%の下落が二度もあるとはさすがに予測できず。こうなると、7日の下げは通過点でしかない。チャート上の予測の前提自体が成り立たない結果になってしまったのだ。

 さて、今後を考えると、

  さて、今後を考えると、14日の火曜に1000円超の上昇を記録したため、さすがに一回目の「ボトム」となったようだ。

 あるテクニカルアナリストが最近、「大底の8割程度はダブルボトム」との見方を打ち出したが、その意見には賛成だ。

 金融危機のすべてが解消したとは思えない今の時点では、ジリジリと株価が再び下げ、先週の底値(8115円)近くまで下げたところで流れが変わる…というのが、テクニカルで見たセオリーといえるだろう。

 もちろん、予想が外れてもこのまま上昇してくれた方がうれしいのだが、そこまでの展開力が今の株価にあるかといえば、疑問符だ。

 話は変わるが、今回の世界同時危機では日本は大きなミステイクをしたと考えている。

 というのも、以前のブログで書いたが、世界経済の中で、日本経済は数少ない「傷が少なかった国」だ。

 米国、欧米だけでなく、中国やロシアも大きくつまづいている。その中で日本企業だけが被害を最小限で抑え、メガバンクも力強く踏みとどまっている。

 もしもそのことを世界に訴えることができれば、今回の混乱の中で「日本市場はラストリゾートだ」とアピールできたのでは、と思う。

 世界から資金が流入すれば、もちろん株価に反映するし、資金が潤えば企業は設備投資もでき、傾いた海外企業のM&Aも可能になる。

 千載一遇のチャンス…であったはずだ。

 しかし実際には、日本の政府や金融当局は何もできなかった。それどころか、欧米よりも株価が下げるような結末を招いてしまった。

 この失策は、後々まで日本経済に響くような気がする。

 国の強さは、政治の強さに等しい。企業に高い技術があり、優秀な人材がいても、これでは世界に流出してしまうのが当然かもしれない。
        木暮隆文<TOKYO株ニュース>

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