前場概況(主力株)/17日前場の日経平均は前週末比98.80円高の8561.19円
2008年11月17日
17日前場の日経平均は前週末比98.80円高の8561.19円、高値は前引け値、安値は9時16
分の8218.82円。東証一部の売買代金は6656億円、値上がり銘柄数は935銘柄、値下が
り銘柄数は630銘柄、変わらずは126銘柄だった。
週末14日のNYダウは前日比337.94ドル安の8497.31ドルで取引を終えた。米景気や企
業業績の先行き懸念を改めて強める材料が相次ぎ売りが優勢になった。10月の米小売売上
高は前月比2.8%減と市場予想の2.4%減以上に悪い内容だったことなどが嫌気された。
G20の金融サミットは、金融安定化に向け「あらゆる追加的措置をとる」との首脳宣言を
採択し、閉幕した。世界的な金融・経済危機の克服に向け、適切な景気刺激の財政政策・
適切な金融政策を含めた協調行動を取ることで一致した。今後1年間の新たな貿易障壁の
設置禁止を盛り込むなど、自由貿易体制の堅持を確認した。次回会合は来年4月末までに
開催する。
8時50分発表した08年7-9月期GDP速報値は実質で0.1%減(前期は0.9%減)、年率
換算では0.4%減となった。2四半期連続のマイナス成長となった。市場予想平均22社は
年率0.2%増だったが、ほぼ想定の範囲内だった。実質設備投資は前期比1.7%減となり、
外需の寄与度はマイナス0.2%(前期はマイナス0.0%)となり02年7-9月期のマイナス
0.2%以来の低さとなった。
前場の東京株式市場は週末の米国株下落、G20金融サミットで具体的なことが決まらなか
ったことへの失望、GDPで景気後退が改めて確認されたこと、などが嫌気され売りが先
行した。しかし、1ドル=95円台だった円相場が96円台後半に円安に動いたことや、CME
Globexで米株価指数先物が下げ幅を縮小させたことが好感され、日経平均は前引けかけ急
速に切り返した。なお、朝方の安値推移時は、GPIF(公的資金)の流入観測が囁かれ
ていた。
東証33業種では、ガラス・土石、医薬品、陸運、パルプ・紙、機械、電気・ガス、ゴム製
品、水産・農林、電気機器、食料品、その他製品、繊維製品、小売などが値上がりした。
一方、不動産、その他金融、鉱業、証券、商品先物、鉄鋼、卸売、銀行、精密機械などが
値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップはあおぞら銀行(8304)、2位はエ
ス・サイエンス(5721)、3位はジーエス・ユアサコーポ(6674)。一方、値下がり率トッ
プは大和システム(8939)、2位はケネディクス(4321)、3位はワイエイシイ(6298)。