相場概況(主力株)/17日の日経平均は前週末比60.19円高の8522.58円
2008年11月17日
17日の日経平均は前週末比60.19円高の8522.58円、高値は12時52分の8767.98円、安
値は9時16分の6218.82円。東証一部の売買代金は1兆6247億円、値上がり銘柄数は886
銘柄、値下がり銘柄数は720銘柄、変わらずは99銘柄だった。日経平均は小幅に2日続伸
した。
週末14日のNYダウは前日比337.94ドル安の8497.31ドルで取引を終えた。米景気や企
業業績の先行き懸念を改めて強める材料が相次ぎ売りが優勢になった。10月の米小売売上
高は前月比2.8%減と市場予想の2.4%減以上に悪い内容だったことなどが嫌気された。
G20の金融サミットは、金融安定化に向け「あらゆる追加的措置をとる」との首脳宣言を
採択し、閉幕した。世界的な金融・経済危機の克服に向け、適切な景気刺激の財政政策・
適切な金融政策を含めた協調行動を取ることで一致した。今後1年間の新たな貿易障壁の
設置禁止を盛り込むなど、自由貿易体制の堅持を確認した。次回会合は来年4月末までに
開催する。
8時50分発表した08年7-9月期GDP速報値は実質で0.1%減(前期は0.9%減)、年率
換算では0.4%減となった。2四半期連続のマイナス成長となった。市場予想平均は年率
0.2%増だったが、ほぼ想定の範囲内だった。実質設備投資は前期比1.7%減となり、外需
の寄与度はマイナス0.2%(前期はマイナス0.0%)となり02年7-9月期のマイナス0.2%
以来の低さとなった。
前場の東京株式市場は週末の米国株下落、G20金融サミットで具体的なことが決まらなか
ったことへの失望、GDPで景気後退が改めて確認されたこと、などが嫌気され売りが先
行した。しかし、1ドル=95円台だった円相場が96円台後半に円安に動いたことや、CME
Globexで米株価指数先物が下げ幅を縮小させたことが好感され、日経平均は前引けかけ急
速に切り返した。なお、朝方の安値推移時は、GPIF(公的資金)の流入観測が囁かれ
ていた。
後場寄り直後は前場の流れを引き継ぎ買いが優勢だった。しかし、円相場が下げ渋ったこ
とが嫌気され、急速に伸び悩んだ。
東証33業種では、ガラス・土石、医薬品、パルプ・紙、陸運、ゴム製品、機械、電気機器、
水産・農林、電気・ガス、繊維製品、金属製品、保険、食料品などが値上がりした。一方、
その他金融、不動産、鉱業、証券、商品先物、卸売、精密機械、鉄鋼、建設などが値下が
りした。個別では、東証一部の値上がり率トップはあおぞら銀行(8304)、2位はエス・サ
イエンス(5721)、3位は廣済堂(7868)。一方、値下がり率トップは大和システム(8939)、
2位はフィデック(8423)、3位はユニデン(6815)。