前場概況(主力株)/27日前場の日経平均は前日比198.34円高の8411.56円
2008年11月27日
27日前場の日経平均は前日比198.34円高の8411.56円、高値は9時19分の8458.68円、
安値は始値の8311.24円。東証一部の売買代金は5386億円、値上がり銘柄数は976銘柄、
値下がり銘柄数は569銘柄、変わらずは151銘柄だった。
26日のNYダウは前日比247.14ドル高の8726.61ドルで取引を終えた。発表されたマク
ロ指標はどれもこれも景気悪化・深刻化を示唆するものだった上、インド西部の金融都市
ムンバイでの同時多発テロがあったにも拘わらず、買いが優勢だった。
10月の耐久財受注額は前月比6.2%減と市場予想の3.0%以上の落ち込みとなった。10月
の個人消費支出(PCE)も前月比1.0%減と4カ月連続の減少が続き、ミシガン大学の11
月の米消費者信頼感調査(確報値)は55.3と前月の57.6から低下し、28年ぶりの低水準
となった。さらに、シカゴ購買部協会が発表した11月の景気指数(PMI)も33.8と、
10月の37.8から低下し、市場予想の38前後も下回った。
しかし、米国株式市場では、欧州・中国の景気配慮姿勢の具体化と次期米政権の経済チー
ムがほぼ完成したことが好材料視された。
具体的には、欧州連合(EU)の欧州委員会が26日、総額2000億ユーロ(約25兆円)規
模の経済対策を加盟国に提案したこと、中国の中央銀行である中国人民銀行が26日、商業
銀行の基準金利を期間一年物で1.08%引き下げ、貸出金利を年5.58%、預金金利を年2.52%
とすると発表したこと、そして、オバマ次期米大統領が26日、外部有識者で構成する経済
再生諮問会議を新設し、議長にはボルカー元FRB議長が就くことを決めたことなどだ。
前場の東京株式市場は、外部環境の改善を好感した買いが先行した。しかし、CME Globex
で米株価指数先物が軟調に推移した上、東京外国為替市場で円高推移となっていることか
ら、上値は重かった。また、米国の感謝祭による米株式市場の休場とクリスマス商戦の本
格化を27日に控え、様子見ムードも強く、東証一部の売買代金は低調だった。外国人投資
家の売買が感謝祭で細ったこともボリューム低下に影響した。
東証33業種では、鉱業、海運、保険、証券、商品先物、不動産、卸売、その他製品、非鉄
金属、ガラス・土石、精密機械、銀行、医薬品、食料品、鉄鋼、機械、その他金融、電気
機器、化学などが値上がりした。一方、パルプ・紙、電気・ガス、情報・通信、サービス
の4業種が値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップは日本カーバイド(4064)、
2位は山水電気(6793)、3位はクリード(8888)。一方、値下がり率トップはミツバ(7280)、
2位はシルバー精工(6453)、3位はクリナップ(7955)。