相場概況(主力株)/27日の日経平均は前日比160.17円高の8373.39円
2008年11月27日
27日の日経平均は前日比160.17円高の8373.39円、高値は9時19分の8458.68円、安値
は14時26分の8300.49円。東証一部の売買代金は1兆2224億円、値上がり銘柄数は1026
銘柄、値下がり銘柄数は560銘柄、変わらずは123銘柄だった。
26日のNYダウは前日比247.14ドル高の8726.61ドルで取引を終えた。発表されたマク
ロ指標はどれもこれも景気悪化・深刻化を示唆するものだった上、インド西部の金融都市
ムンバイでの同時多発テロがあったにも拘わらず、買いが優勢だった。
10月の耐久財受注額は前月比6.2%減と市場予想の3.0%以上の落ち込みとなった。10月
の個人消費支出(PCE)も前月比1.0%減と4カ月連続の減少が続き、ミシガン大学の11
月の米消費者信頼感調査(確報値)は55.3と前月の57.6から低下し、28年ぶりの低水準
となった。
しかし、米国株式市場では、欧州・中国の景気配慮姿勢の具体化と次期米政権の経済チー
ムがほぼ完成したことが好材料視された。
具体的には、欧州連合(EU)の欧州委員会が26日、総額2000億ユーロ(約25兆円)規
模の経済対策を加盟国に提案したこと、中国人民銀行が26日、商業銀行の基準金利を期間
1年物で1.08%引き下げ、貸出金利を年5.58%、預金金利を年2.52%にしたこと、そして、
オバマ次期米大統領が26日、経済再生諮問会議を新設し、議長にボルカー元FRB議長が
就くことを決めたこと、などだ。
前場の東京株式市場は、外部環境の改善を好感した買いが先行した。しかし、CME Globex
で米株価指数先物が軟調に推移した上、東京外国為替市場で円高推移となっていることか
ら、上値は重かった。また、米国の感謝祭による米株式市場の休場とクリスマス商戦の本
格化を27日に控え、様子見ムードも強く、東証一部の売買代金は低調だった。外国人投資
家の売買が感謝祭で細ったこともボリューム低下に影響した。
後場に入ると、27日午前にアフガニスタンの首都カブールにある米大使館近くで大規模な
爆発が起きたことが伝わった。インドの同時多発テロがあったばかりでもあり、地政学的
なリスクが高まったため、日経平均は伸び悩んだ。なお、テロの影響で、インドのムンバ
イ取引所(BSE)は27日の取引を停止した。一方、大幅利下げが好感され、上海総合指
数、香港ハンセン指数は大幅高となるなど、アジア各国・各地域の株式市場は、政治的混
乱が深刻化するタイを除き全面高だった。
東証33業種では、鉱業、海運、証券、商品先物、その他製品、卸売、保険、不動産、ガラ
ス・土石、銀行、食料品、医薬品、非鉄金属、機械、石油・石炭製品などが値上がりした。
一方、情報・通信、輸送用機器、電気・ガス、サービス、パルプ・紙、陸運の6業種が値
下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップは日本カーバイド(4064)、2位はエ
ス・サイエンス(5721)、3位は山水電気(6793)。一方、値下がり率トップはオリエンタ
ル白石(1786)、2位はイマージュホールディングス(9947)、3位はアゼル(1872)。