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複合細胞療法による尿道狭窄治療で特許を取得

2020年07月04日

痛みの少ないシンプルな日帰りの処置Bees-Haus による治療を世界へ

東京

(ビジネスワイヤ) -- ポリマー足場材に埋め込み培養した患者自身の頬粘膜細胞を使って尿道狭窄を治療する方法が、日本で特許を取得しました。従来の方法での治療後に再狭窄が起こった患者に対し、この“Bees-Haus”(Buccal epithelium Expanded and Encapsulated in Scaffold‐Hybrid Approach to Urethral Stricture、頬上皮組織の足場材への埋め込みと培養 – 尿道狭窄治療の複合手法)による治療を行ったところ、再狭窄が起きない期間が延びたことが報告されました( https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/iju.13852)。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20200703005309/ja/

膀胱から尿を出す尿道の内腔が狭くなると尿道狭窄が起こり、排尿困難、尿道閉鎖、排尿時疼痛などを引き起こします。治療は、初期段階であればバルーン拡張や内視鏡による尿道切開が考えられますが、重度あるいは広範囲の狭窄では、患者自身の頬組織片を移植する尿道形成手術を全身麻酔で行うのが一般的です。この手術後はしばらくドレナージ管を使って排尿することになり、狭窄の再発や尿路の感染症、インポテンス、性機能障害、失禁などの合併症が起こりやすいことが報告されています(Gallegos & Santucci F1000Res. 2016;5-2913 & Barbagli et al. European Urology Supplements 2016;15-1)。

一方、Bees-Hausによる治療法は2段階に分けて行われ、いずれも日帰りでの処置が可能です。患者の頬からごく少量の組織を採取して培養し、内視鏡を使って尿道に移植します。泌尿器科医にとって非常に簡単な処置であるとともに、患者にとっても痛みが少ない治療であり、合併症を抑えることで病院滞在期間が短縮され、負担が軽減されることが期待されています。株式会社JBMは多くの患者のQOLを向上させるために、より規模を大きくした臨床治験を実施しその有効性を検証したいとしています。

尿道狭窄症は主に男性が発症し、西洋人では55歳以上で患者が増える傾向にあります。感受性集団のおよそ0.6%が罹患し、男性患者のうち4%は何らかの処置が必要となります。アメリカでは尿道狭窄の治療に年間2億ドルが費やされていますが、この中には薬剤の経費は含まれていません。アメリカは世界の尿道狭窄市場で最大の割合を占めており、ヨーロッパとアジア太平洋がそれに続いています。株式会社JBMはアメリカ、EU、イギリスを含む世界各国で特許を出願しており、技術のライセンスアウトに向けてパートナーを探しています。また、バイオマテリアルラボを東京に設立し、インプラントや医療デバイス用の足場材の開発にも力を入れています。

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