2014年05月21日
米カリフォルニア州レッドウッドシティ
(ビジネスワイヤ) -- 呼吸器インターベンションの新興リーダー企業Pulmonxは本日、Chartis肺評価システムとZephyr®気管支内バルブ(EBV)の診断・治療上の有用性を検討する複数の臨床論文アブストラクトが、サンディエゴで開催中の米国胸部学会国際会議で紹介されていると発表しました。Zephyr® EBVは欧州、その他の国際市場で市販され、米国では治験医療機器とされています。
特に興味深いのは、「気管支内カテーテルシステムにより評価した葉間側副換気の程度と分布に基づく新たなCOPDサブグループ」(New COPD subgroups according to prevalence and distribution of interlobar collateral ventilation assessed by an endobronchial catheter system)と題されたプレゼンテーションのシンポジウムで、Chartis肺評価システムが注目されたことです。
歴史的に見て、肺気腫における側副換気(CV)の程度と分布につき、説明や生理的条件下での気管支内の研究が十分にはなされていません。本研究は、大規模な患者集団で、肺葉ごとの側副換気の存在を初めて包括的に検討したものとなっています。この後ろ向き研究には、重度肺気腫を患ったCOPD患者125人に対して行われたChartis評価325件の分析が含まれます。
本研究の結果は、上葉優位な肺気腫患者の約70%がバルブ療法のターゲットとなるCV-(側副換気不在)で、下葉優位な肺気腫患者の約45%がターゲットとなるCV-であろうことを示しています。
Charité大学内科感染性疾患・呼吸器内科部門のRalf H. Hübner医師(M.D.)は、次のように述べています。「この広範なデータセットに基づけば、末期肺気腫患者の多くがEBV治療の候補患者である可能性があると考えられます。これらの研究結果は、私が臨床実務の場で一般的に経験していることを補強するものです。」
このデータセットは、Chartis肺評価システムを使用した後ろ向き分析として、これまでで最大規模のものです。著者らは、全患者の3分の2以上が、CV-の肺葉を少なくとも1つ持ち、Zephyr EBV治療に適した候補患者である可能性を持つと結論しています。
本研究およびその他のアブストラクトの詳細については、conference.thoracic.org/2014/をご覧ください。
Zephyr®について
Zephyr®気管支内バルブは、肺気腫患者の治療を目的とした低侵襲装置です。肺気腫の患者では過膨張、すなわち肺の疾患部分の容量増加が発生し、健康な領域が圧迫されます。Zephyr® EBV治療では、肺の疾患部の過膨張を減じるように設計した一方向弁を気管支鏡下で留置することで、肺の健康な領域が機能するための能力を改善します。Zephyr® EBVは2003年にCEマークを受けました。欧州と一部の国で市販されて以来、当社の推定で7500人以上の患者の治療に使用されました。
Chartisについて
PulmonxのChartis肺評価システムにより、呼吸器科医は、患者の肺に関して肺葉ごとの情報を得て、個々の患者における肺の解剖学的相違を考慮したバルブ療法を計画することができます。これらの相違は、バルブの有効性を左右するものです。PulmonxのChartis評価システムの投入で、治療を受ける患者は、そのかなり多くがEBV療法の恩恵を確実に受けることができるようになりました。Chartis肺評価システムおよびその付属品は、FDA510(K)承認を取得した機器です。
Pulmonxについて
米カリフォルニア州レッドウッドシティとスイス・ヌーシャテルを拠点とするPulmonxは、肺疾患の診断・治療用に低侵襲の医療機器・技術を開発・商品化することに専心しています。www.pulmonx.com
Zephyr® EBVは米国では治験医療機器であり、米国法によって治験での使用に限定されています。
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連絡先
Pulmonx
Martin Schneider, +41 79 455 591
Neuchâtel, Switzerland
mschneider@pulmonx.com
www.Pulmonx.com
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