2013年11月07日
米イリノイ州ローリングメドーズ
(ビジネスワイヤ) -- アジア太平洋の企業の半分以上(59%)が、「モノのインターネット」として知られるネットワーク接続機器の増加を利用しようと計画しています。ISACAが実施した2013年ITリスク/リワード・バロメーターの調査対象となったIT専門家によれば、すでに39%の企業がこの動向の影響を受けています。
アジア太平洋地域で調査対象となったIT専門家のうち、35%がモノのインターネットのおかげでより多くの情報を利用できるようになったと述べ、32%がサービスを向上させ、24%が顧客の満足度と従業員の生産性を増加させたとしています。
ITリスク/リワード・バロメーターは、ITのセキュリティー・保証・ガバナンス・リスクに関する11万人の専門家からなる世界的団体ISACAによって実施されています。今回はアジア太平洋地域の343人を含むISACA会員2013人のIT専門家に主要動向のリスクとリワードについて尋ねました。
モノのインターネットには、端末、センサー、車、メーターなど、インターネットに接続し、相互に接続しているアイテムが含まれます。2020年までには、500億台の機器がインターネットに接続されるだろうと予想されています*。
アジア太平洋からの回答者は、モノのインターネットの大きな恩恵とリスクを認めました。38%のIT専門家にとって、「セキュリティー脅威の増大」が最大のガバナンスに関する懸念でした。32%のIT専門家にとってはデータの機密性が最大の懸念であり、8%の回答者にとってはIDとアクセスが最も厄介な問題でした。
アジア太平洋の回答者の半数(50%)は、インターネットの接続性の向上は消費者にとってリスクより恩恵の方が大きいと考えています。ただし、回答者は収集されている情報に誰がアクセスできるか分からない(40%)、その情報がどう使われているか分からない(28%)といったリスクが消費者にあるとも回答しています。
ISACAのインターナショナル・プレジデントのトニー・ヘイズ(CGEIT)は、次のように述べています。「モノのインターネットは成長するでしょう。企業は接続機器から確実に恩恵を受けられるよう戦略を開発する必要があります。しかし、接続性の拡大はセキュリティーのリスクも引き起こします。企業はデータを保護する方法も決める必要があります。」
機敏であるための5つの手段
ISACAは、モノのインターネットの時代で企業が機敏であるための5つの手段を推奨しています。
1. 素早く行動すること。企業は後手に回るわけにはいきません。
2. データを安全に保ち、リスクを管理するイニシアチブを統制すること。
3. 予想される恩恵とそれを測定する方法を特定すること。
4. 社内の技術運営員会を活用し、恩恵を取締役会に伝えること。
5. 創造性を尊重し、イノベーションを奨励すること。
調査結果については、http://www.isaca.org/risk-reward-barometerをご覧ください。
2013年ITリスク/リワード・バロメーターについて
バロメーターは、ITのセキュリティー・保証・ガバナンス・リスクに関する11万人の専門家からなる世界的団体ISACAによって実施されています。必要不可欠な技術と情報に関する人々の態度と行動、そしてリスクとリワードのバランスを取るために人々が行うトレードオフを明らかにすべく、世界各地の何千というビジネスとITの専門家や消費者に聞き取り調査をしています。今回の調査は、2013年9月に110カ国の2013人のISACAメンバーに対して実施したオンライン調査に基づいています。合計64人のオーストラリアとニュージーランドのIT専門家が調査に協力しました。1216人の米国の消費者、1001人のインドの消費者、1001人のメキシコの消費者を対象とした追加のオンライン調査が、M/A/R/Cリサーチによって実施されました。米国の調査は2013年9月16~18日、インドとメキシコの調査は2013年9月25日~10月5日に実施されました。信頼度90%での各国サンプルの誤差は+/- 2.8パーセントでした。英国の調査は1000人の就業中の消費者を対象とし、2013年10月2日にワンポールによって実施されました。信頼度95%での誤差は+/- 3.9パーセントでした。
ISACAについて
世界各地に11万人のメンバーを擁するISACA®(www.isaca.org)は、ビジネスとITのリーダーが情報と技術に関連した価値とリスクを管理できるよう支援します。
*シスコ:http://blogs.cisco.com/news/cisco-connections-counter/
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