スペースXのファルコン9に搭載されたSES-8衛星の打ち上げに成功

2013年12月04日

SESで55基目となる衛星はアジアにサービスを提供

米フロリダ州ケープカナベラル

（ビジネスワイヤ） -- SES（NYSE Paris:SESG）（LuxX:SESG）は、東部標準時 17時41分（中央欧州標準時23時41分）にケープカナベラルのケネディ宇宙センターからSES-8衛星が発射され、打ち上げが成功したことを発表します。スペースXのファルコン9ブースターにより、SES-8衛星は発射から31分後に無事に静止トランスファー軌道に投入されました。SESがスペースX製ファルコン9ロケットを使用したのは今回が初めてです。SESはさらに3基のスペースX製ファルコン9ブースターを使用する契約を締結しています。

SES-8はオービタル・サイエンス・コーポレーションが製造しました。この衛星はオランダの認可を受けており、Kuバンド（36MHzに相当）のトランスポンダーを最高で33台搭載します。NSS-6と共に東経95度の軌道位置に配置され、アジア太平洋地域に追加容量を提供します。この衛星の高性能ビームは、南アジアとインドシナ半島の急成長市場をサポートするとともに、DTH、VSAT、政府向けのアプリケーションに追加容量を提供します。

SESのロマン・バウシュ社長兼最高経営責任者（CEO）は、次のように語っています。「SESを初めてファルコン9ロケットで打ち上げたことは、商業宇宙産業の革新と進歩を掲げる当社の精神をさらに示す例です。困難な打ち上げ作業に成功したスペースXのチーム、そして当社に対する長年の供給業者として共に革新の道を歩んできたオービタルに祝意を表したいと思います。当社とオービタルは、新たな軌道パスを探りながら、まったく最先端の衛星をアジアに提供すべく革新に努めてきました。当社の顧客は今回の新たな容量に期待しており、スペースXとオービタルの協力により、SESが本日の打ち上げ成功に続いて今後の成功に向け、準備がすっかり整っていることは喜ばしい限りです。NSS-6と同じ東経95度に位置することで、SES-8は特にDTHサービスに対して高性能容量を追加するのみならず、顧客にとっての信頼性とセキュリティーを高めます。当社はアジア太平洋地域でプレゼンスを高めていますが、SES-8衛星はこれに大きく貢献するはずです。」

スペースXのイーロン・マスクCEO兼チーフデザイナーは、次のように語っています。「本日成功したSES-8衛星の投入はスペースXにとって初の静止軌道投入プロジェクトであり、ファルコン9打ち上げ機が業界最高の性能基準を満たしていることの証しでもあります。スペースXは常に一貫して、今日の市場で安全性と信頼性が最高の打ち上げ機を提供することに真摯な努力を傾けています。早くからスペースXを信頼してくださったSESに感謝し、今後もさらにSESの衛星を打ち上げていきたいと思います。」

編集者への注記：

次回のSES衛星打ち上げは来年上期に計画されており、仏領ギアナのクールーから欧州のアリアン5打ち上げ機によってアストラ5B衛星が軌道に投入される予定です。

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SESについて

SESは世界をリードする衛星事業者として、55基の静止衛星を運用しています。世界中の放送局、コンテンツプロバイダー、インターネットサービスプロバイダー、移動体・固定通信ネットワーク事業者、企業・政府組織に衛星通信サービスを提供しています。

SESは、放送業界において、長期にわたって継続できる業務関係、高品質のサービス、卓越さを目指して尽力しています。文化的多様性を持つチームを地域ごとに世界中に配し、顧客と密接に関わりながら業務を行うことで、衛星帯域幅やサービスに関する地域固有の要件に応えています。

SES（NYSE Paris：SESG、LuxX：SESG）は、カナダのシエルおよびメキシコのクウェッツサットに資本参加しているほか、衛星インフラの新興企業であるO3bネットワークスにも戦略的資本参加を行っています。詳細情報：www.ses.com