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レノボが世界的なテック・ワールド・カンファレンスで、コネクテッドデバイスのエコシステムの将来像を示す

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2015年06月03日

新製品を披露し、未来の技術コンセプトを実演するとともに、業界トップのCEOが鋭い見解を共有

北京

（ビジネスワイヤ）-- レノボ（HKSE：0992）（ADR：LNVGY）は本日、当社初の世界的技術イベントのレノボ・テック・ワールドで多数の新製品を発表するとともに、人々が技術とやり取りする方法を変える画期的製品コンセプトについて、幾つか実演しました。またインテル、マイクロソフト、百度（バイドゥ）の最高経営責任者（CEO）が、業界の今後について、鋭い見解を共有しました。

このSmart News Release（スマート・ニュース・リリース）にはマルチメディアのコンテンツが含まれています。リリース全文はこちらから： http://www.businesswire.com/news/home/20150602006746/ja/

レノボ会長兼CEOの楊元慶（ヤン・ユァンチン）は、次のように述べています。「レノボ・テック・ワールドは、業界の最も偉大な技術リーダー数名、当社のパートナー、サプライヤー、そして何よりも大切な当社のファンやお客さまと共に、革新を祝うイベントです。レノボが業界で独自の立場にあるのは、当社が素晴らしいユーザー体験を創出し、ユーザーの真のニーズを満たす上で必要なデバイス、スマートな接続性、インフラを提供できるためです。さらに当社のファンと、どのように共に革新できるのか、日々対話を重ねています。ファンの皆さまは、技術の未来を形作るパートナーです。本日紹介したように、課題を解決し、お客さまの痛点に対応するための革新成果をお届けしていきます。ハードウエア、ソフトウエア、サービスを総動員して、ユーザー体験を変革します。これが当社のビジョンです。本日ここで、レノボの革新の次なる波を少しだけご紹介しました。」

基調講演のハイライト：インターネットの変革が3-1デバイス戦略をけん引

レノボの楊元慶会長兼CEOは基調講演で、次のように、人々による技術の利用方法を変え続けている進展中のテーマ5件を取り上げました。

人々とデバイスを繋ぐ方法としてより自然な方法を創出 信頼性・シームレス性・ユビキタス性のある機器とネットワーク接続を構築 充実したやり取りができるようにデバイスを相互接続 ビッグデータと専用パーソナルクラウドが持つ力を顧客に提供 顧客が必要なサービスを選択し、独自の体験を創出できるようにスマート接続を活用

楊会長は、レノボが4モードのYOGAコンバーチブルによって、2012年にコンバーチブルという分野を生み出したことに触れました。これはハードウエアの革新が顧客の特定の痛点を解決し、機器とやり取りする一層パーソナルな新方法を提供した一例です。

力強い未来を描くコンセプトデバイス

レノボは今年提供する製品のほか、間もなく開始する研究・技術プロジェクト3件の内実を紹介しました。これらのコンセプトは、現在の革新的な思考が、今後の技術の様相を変える点で期待できることを実証するものです。

スマートウオッチは、その驚異的な利便性ゆえに魅力的ですが、小型で腕時計サイズのフォームファクターのため、その時々で提供されるアップデート以外の情報を表示するのは困難です。レノボはマジック・ビューというスマートウオッチのコンセプトモデルでこの課題に取り組み、スマートウオッチの使い勝手を向上させる長い活動の第一歩を踏み出しています。マジック・ビューは2スクリーンを備える初のスマートウオッチです。2つ目のスクリーンにより、メインスクリーンの物理的サイズから生じる制約を排除できます。光学反射を利用してバーチャル画像を映し出し、ユーザーが時計盤面の20倍以上の大きさのバーチャルディスプレーを見ることができるようにしています。例えば、地図に従って進んだり、写真を見たりできるほか、ビデオさえ楽しめます。現在のスマートウオッチとは違い、十分な大きさのビジュアルと没入型体験をユーザーに提供できます。レノボは重要な技術パートナーと協力したほか、独自のシリコンチップを設計したことで、性能を犠牲にすることなく部品を小型化しました。

レノボはウエアラブル以外にも、コンセプト製品のスマート・キャストを披露し、スマートフォンの使い勝手を向上させて、よりPCに近づけるためのソリューションについて説明しました。現在のスマートフォンは、その用途がコンテンツ消費に限られていますが、スマート・キャストは内蔵レーザープロジェクター、赤外線動作感知器、高性能アルゴリズムを搭載したスマートフォンをユーザーに提供して、そのパラダイムを覆します。これらの技術を初めて組み合わせることで、インタラクションの新しい世界が開かれます。ユーザーは大型の仮想タッチスクリーンをテーブルに映し出し、仮想キーボードで入力して、特定の生産性アプリで作業できます（計算機、描画、メモ取り、さらにはマイクロソフトのパワーポイント編集まで）。単にプロジェクターだけを使う場合でも、ユーザーは壁を映画館のスクリーンに変身させてビデオを見たり、プレゼンテーションを行ったりできます。さらに、ハンドジェスチャーをテーブルや壁に投影して、フルーツ・ニンジャのようなゲームも楽しめます。また壁にコンテンツを映すと同時に、スマートフォンのスクリーンには別のコンテンツを表示させ、ビデオチャットを変革できます。

テック・ワールドでは、著名なピアニストのラン・ラン氏がスマートフォンのプロジェクターで映し出したフルサイズの楽譜を使い、仮想キーボードで「ジ・エンターテイナー」のアレンジを演奏して、スマート・キャストの可能性を実際に示しました。

レノボはさらにスマート・シューズのコンセプトを実演しました。これは当社のモノのインターネット（IoT）製品の1つで、クラウドを活用してハードウエア、ソフトウエア、アプリケーションを新しい方法で結びつけています。スマート・シューズは、ユーザーの気分をスクリーンに表示するほか、心拍数や消費カロリーなどのフィットネスデータを追跡・分析し、さらには地図や道順も提供します。レノボはIoTクラウド戦略として、オープンなSDKプラットフォーム、さまざまな分野のプロフェッショナルが支援する革新的なインキュベーター、スマート機器、サプライチェーン、強力なバックエンドのクラウドインフラを含むエコシステムの構築に取り組んでいますが、スマート・シューズのコンセプトは、この戦略に合致するものです。

新製品が今日のパーソナル体験をさらに促進

個人の嗜好に合わせたモバイル機器と購入体験

モトローラ・モビリティは、デバイスのパーソナライズが進んでいることを受けて、同社の独占的なオンライン設計スタジオのモト・メーカーを中国でも利用できるようにしたと発表しました。モト・メーカーはカスタムスマートフォンを作ることができるものです。本日より中国の消費者はMotomaker.comにログインし、この世にたった1台のMoto Xを作ることができます。この発表は、顧客が自分専用のデバイスを作るためにブランドとやり取りする方法が、新しいビジネスモデルによって変わっていることを実際に表しています。

レノボは2014年に別会社となる神奇の設立を発表し、インターネットベースのビジネスモデルの下、4月から中国で営業を開始しました。神奇は、ソフトウエアとハードウエアの統合による独自のユーザー体験の提供と、スマートホームのエコシステムを支えるIoT製品の開発に傾注しています。IoTデバイスでは特に、ウエアラブル、スマート交通製品、スマートオフィス製品を開発していきます。

神奇はテック・ワールドで、超薄型の新パワーバンク、例えばチョコレートなどで食品を印刷できる3Dプリンター、高精度オブジェクト、最小のデュアルトラック屋外サウンドボックス、WiFiベースのスマートホーム制御センターなど、他製品をリードするデバイスを幾つか紹介しました。神奇は、ロボットや無人航空機などの新登場の分野も追求しています。

より専門的なデバイスが登場しているため、レノボは特にビジネスユーザー独自のニーズに対応するためのツールも開発しています。レノボは、モバイルプロフェッショナルのためにコンピューティングを高めたタブレットとして、新しいThinkPad 10を発表しました。このタブレットは、精度を向上させる新ThinkPad Pen Proと、データ保護を改善できるビジネスクラスのセキュリティーを備えています。

同時に、レノボと提携企業はハードウエア強化を推進し、音声・タッチスクリーン技術・ペンなど、特に代替入力法の分野でユーザー中心型ソフトウエアソリューションを改善しています。

世界で最も扱いにくい言語の1つにWRITEitで対応

レノボはハードウエア、ソフトウエア、エコシステムに取り組む長い活動の一環として、次のステップとなる新しいソフトウエア機能を発表しました。この新機能は、音声と筆記技術を結び付け、標準中国語向けAnyPen技術を搭載した8インチのアンドロイド版YOGAタブレット2のユーザー体験を改善します。これまで中国人名の音声入力は、非常に困難な作業でした。よく使用される漢字が7000字近くあり、そのうち同音異義でないものはわずか50字しかないためです。中国語の下の名前は、通常1字もしくは2字から成り、これら7000字かそれ以上の漢字から自由に選ばれます。例えばYing（平声）という名前を例に挙げると、どの漢字を選ぶかによって、桜、英雄、鷲、鳴き鳥など、幾つかの意味があります。このため音声認識には特に困難が伴い、標準中国語向けWRITEitが特に役立つのは、そうした理由からです。レノボのWRITEitとFusion Input技術により、ユーザーはジェスチャーとコンテクストを使って、音声認識された文字をスクリーンで簡単に定義・修正できます。

CortanaとREACHitを披露

レノボは、CortanaとREACHitの発表とデモを行いました。これはマイクロソフトとの緊密な協業によって実現した新しい体験です。Cortanaは、Windows 10を搭載したすべてのPC、タブレット、携帯電話で利用できるパーソナルデジタルアシスタントです。ユーザーは自然に話しかけたり入力したりすることで、物事を処理できます。REACHitは、マイクロソフト以外のサービスにもCortanaの検索機能を拡張します。ユーザーはREACHitアカウントを作成すれば、グーグル・ドライブ、ドロップボックス、ボックス、ワンドライブ、そして離れた場所にあるPCやタブレットなど、すべて1カ所で検索できます。この深いレベルでの独占的なプラットフォーム統合により、Cortanaはより大量の情報を検索できるようになります。まったく新しいレベルのコンテクスト検索を切り開くため、ユーザーはパーソナルデジタルコンテンツを最も包括的でシームレスかつ自然な方法で見つけることができます。

マイクロソフトのサティア・ナデラCEOが楊CEOに加わり、Windows 10で提供する新機能や、顧客がいかにしてウィンドウズ・アズ・ア・サービスとあらゆるデバイスで利用可能なユニバーサルアプリケーションの恩恵を受けられるのか、そして開発者にもたらされる機会について、詳細を語りました。

レノボの製品発表とデモは、ハードウエアとソフトウエアの緊密な統合がどのようにユーザー体験を改善できるかを示していますが、そうした強力な技術が持つ真の可能性を実現するには、クラウドとビッグデータの力を解き放つ必要があります。このコンセプトを実地に表す一例として、NBAのシェーン・バティエ元選手が登場し、ビッグデータに加え、サーバーを利用した個人用パーソナルクラウドを使って、いかにして対戦相手を徹底的に分析し、コートで出し抜いたのかを説明しました。バティエ元選手はビッグデータによって対戦相手の弱みを把握して、より賢いプレーをすることができました。それによって的を絞った形で目に見えるディフェンス戦略につながり、これにより全得点が重要な試合で実際の得点につながりました。

レノボは企業顧客向けのストレージサービスを強化するために、新しいストレージアレイのS2200とS3200も発表しました。これらの多機能アレイは簡素性・スピード・拡張性・可用性に配慮して設計されており、ネットワーク環境に容易に統合できるほか、ストレージで実証済みの革新技術を低いエントリー価格で搭載しています。

Intel® RealSense技術がリアリティーのあり方を塗り替える

レノボは、インテルなどの業界リーダーと強固で長期的な提携関係を築き、新しい技術ソリューションを見極めて開発しています。人間の自然な表現方法であるジェスチャー、音声、顔の表情などは、ますます現実的な入力方法となっており、インテルはIntel RealSenseのカメラとソフトウエアで、この分野の重要な取り組みを率先しています。

ラップトップやAIO（オールインワン）デスクトップなど、レノボの幾つかのデバイスでIntel RealSenseカメラをオプション機能として提供し、Windows 10のWindows Helloでパスワードが不要なログインを可能にしたり、ゲーム、エンターテインメント、ビデオ会議、コンテンツ作成などを含む用途で、インタラクションの新たな方法を実現しています。インテルCEOのブライアン・クルザニッチ氏が楊CEOと共に、タブレットとモバイル機器のフォームファクター向けに特別設計された次世代Intel RealSenseカメラのデモを行いました。このカメラは消費者向けの価格帯で3Dスキャニング機能を提供するほか、被写界深度を強化した写真や映像、拡張現実、ゲームなど、その他の用途でも活躍します。クルザニッチ氏は、Intel RealSense技術をロボット、ドローン、ウエアラブル、モノのインターネットなど、新登場のデバイスで活用するインテルの意向についても語りました。

百度と共に人工知能の力を活用

ヒューマン・マシン・インタラクションが発展し続ける中、百度CEOのロビン・リー氏は人工知能（AI）の研究で自社を最先端の地位に押し上げています。リー氏はレノボ・テック・ワールドで、深層学習とビッグデータ技術の発展がユーザー体験をどのように改善できるのか、デモを実施しました。百度のAIにおける最新の成果では、コンピューターが意思決定を行い、写真の認識や質問への理解を基に、言葉で回答できるようにすることに着眼しています。

またリー氏は、バイドゥ・トランスレーターの新機能も実演しました。このアプリは、ユーザーが携帯電話でメニューの写真を撮った後、メニューをすべて中国語に翻訳して、フルスクリーンに表示します。もう1つの「会話」機能は、異なる言語を話す人々が自由に会話できるように支援します。

さらにリー氏は、AIベースの画像・音声認識技術を今日の日常生活で幅広く応用する方法を2つの例で紹介しました。例えば、他の人が着ている服の写真を基に、購入したい衣服を見つけられます。また、地震で被災する前に撮影されたネパール観光地の写真をデジタル的にマッシュアップして、そうした人気スポットの元の様子をデジタル処理で復元できます。

新生レノボの新しいロゴ

テック・ワールドはレノボの今後の製品・事業・顧客関係のビジョンを定めるイベントであった以外に、当社の10年にわたる多面的な変革の集大成でもありました。PCのみを手掛ける企業として出発した当社は大きな変貌を遂げ、IBMのPC部門の買収から10周年を迎える今日に至っています。この最初の買収が契機となり、レノボは460億ドル規模の技術リーダー、そして世界一流の消費者向け電子機器企業の1社に登りつめました。そうした勢いに押され、スマートフォンやサーバーなど、新しい事業やデバイス分野での成長も促進されています。サーバー事業は、2014年にモトローラ・モビリティとIBMのX86サーバー事業を買収したことで弾みがついています。

レノボはこの戦略的転換を記念して、テック・ワールドで新しいロゴをお披露目しました。新しいロゴは、レノボのパーソナリティーを反映し、買収で積み上げた豊かな伝統と本来の革新のDNAを具現化したもので、よりパーソナルで消費者中心の魅力的な体験を表現しています。

関係者の声

インテル

「当社は、レノボや広範な技術エコシステムとの長期にわたる協業により、これらが一体となってテクノロジーの未来を消費者、開発者、企業にもたらしています。深度センサー、3Dスキャニング、モーション追跡、拡張現実の機能を備えたIntel RealSense技術などの新しい製品革新は、これまで不可能だと思われていた体験を実現する取り組みのほんの始まりに過ぎません。」（インテルCEOのブライアン・クルザニッチ氏）

マイクロソフト

「マイクロソフトとレノボは、両社共通の顧客に喜びと力をもたらすべく、ソフトウエアとハードウエアの妙味を融合した技術革新で協力してきた長い歴史があります。私たちは今後も、革新的な新しい機器とWindows 10が実現する豊かな経験を併せて提供し、お客さまがよりパーソナルで、モバイル性に優れ、自然かつ信頼できる方法で、大切にしている人々や情報と繋がることができるよう、力を合わせていきます。」（マイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏）

百度

「中国は最近、人工知能で世界有数のレベルに達しています。さらに中国は、音声認識技術、画像認識技術、ビッグデータなど、さまざまなAI分野でまさに爆発的な成長を遂げようとしています。百度は今後、機器とインフラで密接な協力関係をレノボと築いていきます。当社の技術革新の能力を基に、よりスマートで自由な生活をユーザーに提供することを目指しています。」（百度の創立者でCEOのロビン・リー氏）

レノボについて

レノボ（HKSE：992）（ADR：LNVGY）はフォーチュン・グローバル500社に選ばれている460億ドル規模のリーダー企業として、消費者、商用、エンターテインメント向けの革新的技術を提供しています。 当社の高品質でセキュアな製品とサービスのポートフォリオには、PC（名高いThinkブランドやマルチモードのYOGAブランド他）、ワークステーション、サーバー、ストレージ、スマートTV、そしてスマートフォン（モトローラ・ブランドを含む）、タブレット、アプリを含むモバイル製品ファミリーを網羅しています。 リンクトイン、フェイスブック、ツイッター（@Lenovo）で当社をフォローするか、 www.lenovo.comをご覧ください。

businesswire.comのソースバージョン： http://www.businesswire.com/cgi-bin/mmg.cgi?eid=51109855&lang=en

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