2014年06月16日
上海
(ビジネスワイヤ)-- GSMAは本日、スリランカ有数の事業者であるダイアログ・アシアタとモビテルがGSMAモバイル・コネクト・サービスのベータ運用を開始すると発表しました。このサービスは、消費者がスマートフォンやフィーチャーフォンを認証用機器として使い、多様なデジタルサービスを便利かつ安全に、一貫して利用できるようにするものです。本サービスはKapruka、マイディール、WoWなど、スリランカの選りすぐりのオンラインサービスプロバイダーと共同で、参加を希望する加入者を対象に6月末より提供します。GSMAは、モバイル・コネクト・サービスの広範な導入を加速させるために、一流のSIM技術プロバイダーであるジェムアルト、ギーゼッケ アンド デブリエント、モルフォ、オベルチュール・テクノロジーズ、VALIDがGSMAやモバイル通信事業者と協力し、認証用アプレットを開発することも発表しました。
GSMAのアン・ブーベロ事務局長は、次のように述べています。「消費者のデジタルアイデンティティーに対する懸念がますます高まっています。モバイル通信事業者は、消費者がプライベートかつ信頼できる安全な方法でやり取りをしたり、サービスを利用したりできるように保証することで、消費者がデジタルアイデンティティーを管理できるようにする理想的な立場にあります。業界は、デジタル認証とデジタルアイデンティティーを全世界で管理できるように、一貫性のある標準化されたサービスセットの加速と確立に取り組んでおり、この試験運用とSIM技術の大手プロバイダーからのサポートは重要なステップとなります。」
ダイアログ・アシアタ・スリランカとアシアタ・グループ・デジタル・サービスのグループ・チーフ・エグゼクティブを務めるHans Wijayasuriya博士は、次のように語っています。「ダイアログ・アシアタは、GSMAモバイルコネクトの初のベータ運用に、モビテルやスリランカのデジタルサービスのエコシステムで指折りのサービスプロバイダーと共にパートナーとして参加でき、光栄に思います。私たちはこの試験運用を通じて、携帯電話を中心に据えた信頼されるデジタル認証手法が持つ力と利便性を積極的に示したいと考えています。ダイアログとアシアタ・グループは共に、モバイル・デジタル・アイデンティティーの革新を進めることに全力を傾けています。私たちはこの包括的で消費者が簡単に利用できる手法を、ウェブベースの認証技術の代替として進化させるために、主導的な役割を果たすことを心待ちにしています。」
モビテルのKapila Chandrasena最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「モビテルは、GSMAがまたもや実現する世界初の取り組みに、ダイアログや著名なサービスプロバイダーと協力できることをうれしく思います。モビテルとダイアログのサービス運用で、モバイル・コネクトを世界中で初めて導入し、さまざまな通信事業者間におけるサービスの相互運用性を実証することができます。現代の消費者は、無数のサービスプロバイダーのオンラインサービスやオンデマンドサービスを以前に増して求めるようになっていますが、多数の異なるログイン認証を管理する必要があり、ユーザーの利便性やシームレスな利用の妨げになることがあります。当社は、GSMAモバイル・コネクトが容易に入手できる普遍的なモバイル技術を活用して、豊かなユーザー体験を提供しつつ、便利かつ安全に取引を行なうためのセキュリティーを消費者とサービスプロバイダーに保証できると確信しています。」
技術プロバイダーがモバイル・コネクトを支持
世界有数のSIM技術プロバイダーであるジェムアルト、ギーゼッケ アンド デブリエント、モルフォ、オベルチュール・テクノロジーズ、VALIDなどが、通信事業者やGSMAと協力して認証用アプレットを開発します。このアプレットはSMSを使って無線でダウンロードできるため、モバイル・コネクト・サービスの迅速な導入を世界規模で促進できます。SIMアプレットは、ユーザーがモバイル・コネクト・サービスとやり取りを行なう際に使用するチャレンジ/レスポンス認証メカニズムを提供します。SIMのセキュリティーを利用し、安全なモバイルチャネルと組み合わせることで、通信事業者は認証とアイデンティティーアサーションのサービスで、高水準の保証を提供できます。さらにSIMを安全なリポジトリおよび検証エンジンとして利用するので、ユーザーのPINを集中管理したり、モバイル通信事業者を含む第三者がアクセスしたりすることも一切なく、ユーザーのプライバシー保護を支援できます。SIM技術プロバイダーは、このアプレットをモバイルネットワーク通信事業者に提供するSIMの標準機能として含め、2014年末までの提供を目指しています。
スリランカでの運用はモバイル・コネクトの世界初の導入であり、さまざまな通信事業者の間でサービスの相互運用性を実証することができます。そしてSIM技術の大手プロバイダーから支援を得たことで、今後1年間にモバイル・コネクト・サービスをさらに展開する道筋がつきました。またエティサラート・グループがモバイル・コネクト・サービスを2014年第3四半期に開始する予定のほか、オレンジが可能な限り最高レベルのセキュリティーを顧客に提供する取り組みに則り、モバイル・コネクトに基づいたソリューションを欧州・アフリカ・中東全域で、2015年までに提供する意向です。Ooredooも同じ頃までに、東南アジアで同種のサービスを提供することを目指しています。
モバイル・コネクトに関する詳細情報は、www.gsmamobileconnect.comをご覧ください。
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編集者への注記:
Kapruka、マイディール、WoWはスリランカ最大手のオンライン小売サイトです。Kaprukaは1万点を超える製品と、30以上の特徴的なサービスを提供する電子商取引サイトです。マイディールは、コロンボとスリランカの大規模な日替わり割引情報サイトで、ユーザーは商品の大幅割引のメリットを受けています。WoWは60社以上の3000点を超える製品を抱えるオンラインモールで、消費者にオンラインの日替わり割引情報を提供しています。
GSMAについて
GSMAは世界のモバイル通信事業者を代表する団体です。GSMAは220カ国以上にわたり、モバイル事業者800社近く、そして携帯電話機メーカー、ソフトウエア企業、機器プロバイダー、インターネット企業など、広範なモバイルエコシステムを構成する250社以上、さらに金融サービス、医療、メディア、運輸、公益事業などの業界分野における諸組織を結集しています。GSMAはまた、モバイル・ワールド・コングレスやモバイル・アジア・エキスポなど業界有数のイベントを開催しています。
詳しい情報については、GSMAのウェブサイト(www.gsma.com)をご覧ください。ツイッター(@GSMA)でGSMAのフォローをお願いします。
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