2015年03月14日
ルクセンブルク
(ビジネスワイヤ) -- SES(NYSE Paris:SESG)(LuxX:SESG)は本日、アリアンスペースから全電気式の新しいSES-15衛星の打ち上げサービスを受注したと発表しました。これはSESがアリアンスペースと締結した41番目の打ち上げサービス契約です。またSESは、当社の新しいSES-14衛星に関する正式契約をエアバス・ディフェンス・アンド・スペースと締結しました。この発注は既に2月16日に発表されています。
この2つの契約の署名式典はルクセンブルク・ベッツドルフのSES本社にて、フランス共和国フランソワ・オランド大統領、アンリ・ルクセンブルク大公、ルクセンブルクのグザヴィエ・ベッテル首相のご臨席を得て行われました。契約の署名は、それぞれSESのマーティン・ハリウェル最高技術責任者(CTO)、アリアンスペースのステファン・イズラエル会長兼最高経営責任者(CEO)、エアバス・ディフェンス・アンド・スペースのFrançois Auque宇宙システム責任者が行いました。
SES-15は、フランス領ギアナにある欧州の発射基地、ギアナ宇宙センターから、2017年第2四半期にアリアン5で打ち上げられる予定です。SES-15は西経129度の新しい軌道位置で北米向けに運用されます。
SES-14は2017年第4四半期に打ち上げが予定され、西経47.5/48度で運用され、米大陸と北大西洋地域におけるダイナミックな市場、急増する商用分野、活況を呈する動画サービスの伸びに対応します。
SESのマーティン・ハリウェルCTOは、次のように語っています。「アリアンスペースとSESは25年以上にわたり、並外れた協力関係を発展させてきました。SES-15はアリアンスペースとの41番目の打ち上げサービス契約であるのみならず、2015年1月に締結されたSES-12の打ち上げ契約の発表に続き、アリアンスペースが打ち上げる2番目の全電気式衛星でもあります。アリアンスペース、そしてエアバス・ディフェンス・アンド・スペースとの今回の契約は、あらゆる市場、あらゆる分野で当社が戦略実現や成長目標達成に向けて進む上で、欧州の宇宙航空産業とフランス産業界がいかに重要な役割を果たしているかを実証するものです。」
ステファン・イズラエル氏は、次のように語っています。「2015年初めから2回にわたり、SESは自社の衛星フリートの更新と拡大の両方で、つまりSES-12とSES-15で、打ち上げにアリアンスペースを選択しました。この2基の衛星はSESのフリートでは初の全電気式であり、通信衛星分野での技術発展を示しています。アリアンスペースに対するSESの信頼の証として、アリアン5はすべてのニーズを満たしています。この41番目の契約により、25年以上にわたる2社の一致した協力関係に新たな刺激をもたらしたSESに対し、深く感謝いたします。また、この契約を両国最高の地位の方々が出席される中で発表できたことを、特に誇りに思います。」
エアバス・ディフェンス・アンド・スペースのFrançois Auque宇宙システム責任者は、次のように語っています。「SES-14は特に画期的な衛星であり、SESが1年を待たずに当社に発注した2番目の全電気式衛星です。このことからも、常に進化を続ける市場での、この衛星の柔軟性の高さが分かります。ペイロードレベルとプラットフォームレベルの両方で、当社の技術革新を最大限に提供できることを喜ばしく思っています。昨年7月に発注されたSES-12と同様、SES-14は電気推進を使用して重量を減らしています。これはつまり、従来は2基の衛星を必要としていた2つの重要な役割を、1基の衛星で担えるということです。SES-14はSESがエアバス・ディフェンス・アンド・スペースに発注する12番目のユーロスター衛星であり、そのうち9基は既に運用され、2基は現在、製造段階にあります。」
SES-14について
SES-14はハイブリッド衛星であり、米大陸および北大西洋地域を対象に、広範囲のビームでCバンドとKuバンドを、またHTS(ハイ・スループット衛星)でKuバンドとKaバンドをカバーします。この衛星は完全に電気推進で運用され、プラズマ電気推進システムを装備することで軌道投入と軌道マヌーバーを行います。電気推進システムによって衛星重量は大幅に軽減されるため、より重量のあるペイロードを搭載することができます。また、この新しい衛星はデジタル・トランスペアレント・プロセッサー(DTP)も搭載してペイロードの柔軟性を高め、カスタマイズした帯域幅ソリューションをSESの顧客に提供することができます。
SES-14衛星によるKuバンドの広いビームにより、衛星での直接受信(DTH)やケーブルネットワークでの間接受信(ダイレクト・ツー・ケーブル)で配信される米大陸の動画サービスに対する容量増加に対応することができます。最後に、この衛星により、2つのバンドで既存のVSATサービスをサポートすることができます。KuバンドとKaバンドの複数のスポットビームで高速の容量を追加できるため、バックホールモバイル、海洋、航空サービスなど、高トラフィックのデータアプリケーションにも理想的です。
SES-15について
打ち上げ質量2.3トンのSES-15は、西経129度の新しい軌道位置に投入され、北米にサービスを提供します。この新しい衛星はハイブリッドペイロードを搭載し、広いビームでKuバンドに追加容量を提供するほか、KuバンドとKaバンドでHTS(ハイ・スループット衛星)による容量を提供します。この衛星は電気推進システムを搭載することで軌道投入と軌道マヌーバーを行います。この15年の寿命を持つ多目的衛星は、新たな容量、アメリカ大陸全体をカバーする主要通信路、そして政府機関やVSATネットワーク、海洋分野に使用される他のアプリケーションを提供します。
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アリアンスペースについて
アリアンスペースは衛星打ち上げの世界的リーダーです。1980年に設立されたアリアンスペースは政府機関顧客や商用顧客に3種類の打ち上げ機(アリアン、ソユーズ、ベガ)を提供し、今や250回を越える打ち上げを行っています。20の株主と欧州宇宙機関による強力な支援を受けるアリアンスペースは、あらゆる種類のペイロードをあらゆるタイプの軌道へと、ギアナ宇宙センターから打ち上げできる世界唯一の企業です。2015年3月6日までに、221回のアリアン打ち上げ、36回のソユーズ打ち上げ、(ギアナ宇宙センターでの10回とStarsemによるバイコヌールでの26回)、4回のベガ打ち上げが行われました。エブリーに本社を置く当社は、クールー(ギアナ宇宙センターのクールー施設)、ワシントン、東京、シンガポールにも拠点を持っています。詳細については、http://www.arianespace.comとhttp://www.arianespace.tvをご覧ください。
エアバス・ディフェンス・アンド・スペースについて
エアバス・ディフェンス・アンド・スペースはエアバス・グループの事業部門として、カシディアン、アストリウム、エアバス・ミリタリーの事業活動を統合して設立された企業です。この新事業部門は、欧州の防衛・航空宇宙業界で1位、世界の航空宇宙産業界で第2位、世界の防衛産業分野で上位10社の1社となっています。当社は約3万8000人の従業員を擁し、年間売上高は約130億ユーロです。 詳細については、www.airbusdefenceandspace.comをご覧ください。
SESについて
SES(NYSE Paris:SESG)(LuxX:SESG)は世界をリードする衛星事業者として、50基以上の静止衛星を運用しています。世界中の放送局、コンテンツプロバイダー、インターネットサービスプロバイダー、移動体・固定通信ネットワーク事業者、企業・政府組織に衛星通信サービスを提供しています。SESは、放送業界において、長期にわたって継続できる業務関係、高品質のサービス、卓越さを目指して尽力しています。文化的多様性を持つチームを地域ごとに世界中に配し、顧客と密接に関わりながら業務を行うことで、衛星帯域幅やサービスに関する地域固有の要件に応えています。SESは、衛星のカバー範囲と光ファイバーの高速性を併せ持つ次世代の衛星ネットワーク、O3bネットワークスにも資本参加しています。詳細についてはwww.ses.comをご覧ください。
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