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テックドクター、第22回日本うつ病学会総会にて双極性障害におけるデジタルバイオマーカーの探索研究成果を発表

株式会社テックドクター

テックドクター、第22回日本うつ病学会総会にて双極性

ウェアラブルデバイスの心拍変動指標が、抑うつ気分の悪化に先行して変化する可能性を示唆


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71267/58/71267-58-956a98fc092c00e3b490101d730c618b-2500x1313.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


株式会社テックドクター(代表取締役:湊 和修、本社:東京都中央区、以下、テックドクター)は、2025年7月11日(金)・12日(土)に開催された第22回日本うつ病学会総会において、双極性障害患者を対象としたウェアラブルデバイスを用いたデジタルバイオマーカー*の探索研究成果を発表しました(一般演題・ポスター発表)。

本研究は、双極性障害におけるうつ状態や躁状態のモニタリングを目的として、日常的に取得可能な生体データの活用可能性を検討したものです。今回は、双極性障害と診断された1名の症例において、睡眠中の心拍変動(HRV)指標のひとつであるRMSSD(Root Mean Square of Successive Differences)が、抑うつ気分(depressed mood:DM)のスコア上昇に先立って低下する傾向が確認されました。この結果は、ウェアラブルデバイスによる気分状態の変化予測に関する探索的な知見を提供するものです。

■背景と研究概要

双極性障害は、うつ状態と躁状態を繰り返す精神疾患であり、その症状管理には継続的な状態把握が求められます。しかし、臨床現場では本人の主観的な評価に依存していることが多く、客観的かつリアルタイムでのモニタリング手法の確立が課題となっています。

こうした背景のもと、本研究では、Google Fitbit Charge6により取得した心拍数・睡眠・活動量などの生体データと、症状記録アプリeMoodsによる主観的な気分評価を組み合わせ、両者の関連を検討しました。

<研究概要>
- タイトル:双極性障害患者におけるウェアラブルデバイスを用いたデジタルバイオマーカーの探索- 実施機関:株式会社テックドクター- 研究期間:2024年2月~11月- 対象者:双極性障害と診断された40代男性1名- 客観データ:Google Fitbit Charge6から取得される心拍数、睡眠、活動量- 主観評価:eMoodsアプリによるスコア次の4つの気分状態について、1(なし)~4(重度)の4段階で日々の自己評価を記録:
depressed mood(DM) 抑うつ気分
elevated mood 気分高揚
irritability 易刺激性
anxiety 不安


■研究成果

本研究では、これらの主観スコアとウェアラブルデバイスから得られた生体データとの時系列的な関係を分析しました。その結果、双極性障害における気分変動の予測可能性を示唆する知見が得られました。

具体的には、睡眠中のHRV指標のひとつであるRMSSDについて、対象者の観察期間全体の平均値と比べて、明らかに低い日が14日間ありました**。そのうち12日では、その後1週間以内に抑うつ気分(DM)の自己評価が上昇していました。なお、観察期間中、対象者はHRV指標の結果を知らずに気分状態を記録しました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71267/58/71267-58-ee6918bd1a63f35854bc77db8eb98587-1321x525.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


**各日のRMSSDについて、観察期間における個人平均値と標準偏差を算出。平均値から1.5標準偏差以上の逸脱を「異常値」として抽出した。

■社会的意義と今後の展望

本研究はN=1での探索的な検討であるものの、日常的に取得されるウェアラブルデータから得られるHRV指標が、主観的な気分評価と関連しうる可能性を示しました。
今後は、より多くの症例を対象とした検証を行い、抑うつ気分(DM)以外の症状指標との関連性についても探索を進めていく予定です。

テックドクターは引き続き、双極性障害をはじめとする精神疾患領域において、客観的なモニタリングや疾患予測に資するデジタルバイオマーカーの開発を進め、個別化医療の実現に向けた研究に取り組んでまいります。

なお、本研究は倫理審査委員会の承認を受け、対象者の同意を取得して実施しています。

【参考情報】
・大会名:第22回日本うつ病学会総会
・会期:2025年7月11日(金)~12日(土)
・開催地:浜松町コンベンションホール
・公式サイト:https://www.c-linkage.co.jp/jsmd22/

■双極性障害について

双極性障害は、うつ状態と躁状態の間を周期的に行き来する精神疾患であり、気分・意欲・行動に大きな変動をもたらします。症状の出現や重症度には個人差が大きく、再発の予防や日常生活の中での状態把握が重要な課題とされています。


■テックドクターについて

テックドクターは「データで調子をよくする時代へ」をビジョンに掲げ、ウェアラブルデバイスをはじめとした日常のセンシングデータから健康に関するインサイトを導く「デジタルバイオマーカー」の開発と、その社会実装を進めています。医療・製薬・食品関連企業や研究機関と連携し、データに基づくAI医療の実現を目指しています。


会社名 :株式会社テックドクター
WEB  :https://www.technology-doctor.com/
設立日 :2019年6月21日
所在地 :東京都中央区京橋二丁目2番1号 京橋エドグラン4階
代表取締役:湊 和修
代表医師:泉 啓介
事業内容:デジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase」の開発および運用、デジタル医療ソリューションの提供


※デジタルバイオマーカーとは
デジタルバイオマーカーとは、スマートフォンやウェアラブルデバイスなどから取得される日常的な生体データをもとに、疾患の有無や病状の変化、治療の効果を連続的かつ客観的に評価する指標です。
従来のバイオマーカーは、医療機関で一時的に測定される「点のデータ」でしたが、デジタルバイオマーカーは日常生活の「線のデータ」を継続的に取得できる点が特徴です。運動、睡眠、心拍などの指標をもとに、病気の早期発見や治療モニタリング、さらには薬剤開発における新たなエンドポイントとしても期待されています。
海外では2019年頃から開発が進み、国内でも注目が高まっています。

プレスリリース提供:PR TIMES

テックドクター、第22回日本うつ病学会総会にて双極性

記事提供:PRTimes

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