~システム管理者に聞いた世代間協働に関する意識調査~ 8割のエンジニアが世代間協働を経験 若手の24.4%はシニアに「経験知」を、シニアの28.4%は若手に「最新技術」を学びたいと回答
株式会社マイスター60

IT人材不足時代の解決策は「世代間の学び合い」にあり
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高齢者の就労支援を行う株式会社マイスター60(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山脇雅彦)は、7月25日の「システム管理者感謝の日」に向けて、運用・保守などのシステム管理者500名(若手エンジニア250名:25~34歳、シニアエンジニア250名:55~69歳)を対象に、仕事と世代間協働に関する実態調査を実施いたしました。
「システム管理者感謝の日」は、企業の”縁の下の力持ち”として24時間365日システムの安定稼働を支えるシステム管理者の功績を称える日です。当社はIT分野でもシニアエンジニアの派遣実績があり、現場から寄せられる 「世代間協働」の実態やその可能性を探り、IT人材不足解決の新たな道筋を探る一助になれたらと思っています。
<結果概要>
■仕事のやりがい1位は「ユーザーから感謝された時(22.8%)」、2位「トラブルを素早く解決できた時(22.0%)」
■79.6%が世代混合チーム経験あり、「コミュニケーションの大切さ」(38.4%)を学んだと回答
■若手の24.4%はシニアに「トラブル時の冷静な判断」を、シニアの28.4%は若手に「効率的な監視ツール」を学びたい
■生成AI活用率は若手66.4%、シニア44.0%。活用に前向きな層は若手81.6%、シニア74.4%
■生成AIに期待すること、最多は「ベテラン知識の形式知化(29.8%)」、シニア自身では36.4%と高い傾向に
■何歳まで働きたいか「体力気力が続く限り」が23.0%、3人に1人(36.6%)が65歳以降も就労希望
8割が世代間協働経験あり 世代を超えた「学び合い」が生む相乗効果
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今回の調査の結果、79.6%のエンジニアが世代混合の運用チームで働いた経験があると回答。その経験から「コミュニケーションの大切さ」(38.4%)を学んだとする声が最も多い結果となりました。特に注目すべきは、若手エンジニアの24.4%が「トラブル時の冷静な判断方法」をシニアから学びたいと回答し、一方でシニアエンジニアの28.4%が「効率的な監視・ 運用ツールの使い方」を若手から学びたいと回答した点です。
両世代が互いに不足を補い合える関係にあることが浮き彫りになりました。
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約8割が世代混合チームの経験あり、協働の基盤は既に存在
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世代混合の運用チームでの勤務経験があると回答した398名に、その経験から得た最大の学びを聞いたところ、「コミュニケーションの大切さ」(38.4%)が最多となり、次いで「多様な視点からの問題解決」(21.4%)、 「お互いの強みを活かす方法」(15.8%) 、「経験と新技術の融合の重要性」(15.6%)と続きました。
世代間協働の課題としては、「コミュニケーションスタイルの違い」(20.6%)が挙げられました。
システム管理者の仕事のやりがいは「ユーザーからの感謝」
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システム管理者として最もやりがいを感じる瞬間は「ユーザーから感謝された時」(22.8%)がトップ。僅差で「トラブルを素早く解決できた時」(22.0%)、「システムが安定稼働している時」(21.2%)が続きました。
「縁の下の力持ち」として表に出ることの少ない仕事でありながら、利用者からの感謝を最大のやりがいとする姿勢に、システム管理者の高い職業意識が表れています。
シニアの7割以上が生成AI活用に前向き
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生成AIの業務活用について、若手エンジニアの66.4%、シニアエンジニアの44.0%が「既に活用している」と回答。「まだ活用していないが興味がある」を含めると、若手81.6%、シニア74.4%が前向きな姿勢を示しました。
活用シーンとしては「エラーメッセージやログの解析・調査」(23.2%)、「システム仕様の理解や技術的な相談」(21.4%)が上位を占め、日常的な運用業務での活用が進んでいます。
生成AIに期待すること最多は「自動化による工数削減(40.8%)」
シニア自身も「知識の形式知化」を重視
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生成AIに期待することとして、「定型作業の自動化による工数削減」(40.8%)がトップでしたが、注目すべきは「ベテランの知識・ノウハウの形式知化」が全体で29.8%、特にシニア自身は36.4%と高い値を示したことです。この結果は、シニア自身も長年の経験や暗黙知を明文化・体系化することの必要性を認識していることを示しており、知識の属人化解消や業務標準化への期待とも読み取れます。
レガシーシステム担当者の約6割が「技術仕様不明」と「人材確保」の課題に直面
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システム管理者の76.8%(384名)がレガシーシステムを担当していることが判明しました。これらの担当者が抱える課題として、「技術仕様が不明(ドキュメント不足、ソースコード解読困難)」が29.7%、「人材確保が困難(知っている人がいない・少ない)」が28.1%と、この2つで約6割を占めました。
また、「業務仕様が不明(なぜこの処理が必要か分からない)」(18.2%)、「変更リスクが高い(影響範囲が予測できない)」(14.1%)も挙げられ、レガシーシステムの維持・運用における知識継承の重要性が浮き彫りになりました。
7割以上が60歳以降も現役を希望
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「何歳まで運用・保守の現場で働きたいか」という質問に対し、「65歳まで」が34.2%で最多となり、次いで「60歳まで(26.6%)」 、「体力気力が続く限り(23.0%)」 、「70歳まで(12.8%)」と続きました。
注目すべきは、3人に1人(36.6%)が65歳以降も働きたいと回答し、特に「体力気力が続く限り」と回答した人が約4人に1人(23.0%)を占めたことです。
本調査では、IT人材不足が深刻化する中、世代を超えた協働が持つ3つの可能性が浮かび上がりました。
1.相互補完的な学習ニーズ - 若手は「経験知」シニアは「最新技術」
若手が「トラブル時の冷静な判断方法」(24.4%)を学びたいと回答する一方、シニアは「効率的な監視・運用ツールの使い方」(28.4%)を求めており、両世代の学習ニーズが相互に補完し合う関係にあることがわかりました。79.6%が世代混合チームでの勤務経験を持ち、その多くが「コミュニケーションの大切さ」を学んだと回答しています。
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2.生成AIがつなぐ世代の架け橋 - シニアの7割以上が前向き
シニアエンジニアの74.4%(活用中44.0%+前向きに検討30.4%)が生成AIに積極的な姿勢を示し、36.4%が「ベテラン知識の形式知化」に期待を寄せています。長年培った経験を次世代に伝えたいという思いがうかがえ、生成AIが世代間の知識継承を支援する可能性を秘めているといえるでしょう。
3.長期就労意欲の高さ - 半数以上が65歳以降も現役希望
7割以上が60歳以降も働き続けたいと回答し、3人に1人が65歳以降も現役を希望しています。一方で約8割がレガシーシステムを担当し、技術仕様不明(29.7%)や人材確保困難(28.1%)といった課題に直面しています。経験豊富なシニアの継続的な活躍は、若手の成長と技術継承の両面で重要な役割を果たすことが期待されます。
今回の調査結果から、世代間の「学び合い」による協働が、IT人材不足という社会課題に新たな解決の方向性を示していると言えるのではないでしょうか。
<調査概要>
有効回答数 運用・保守などのシステム管理者として働いている男女500名(若手250名、シニア250名)
※25~34歳を若手エンジニア、55~69歳をシニアエンジニアとして分類
調査期間 2025年7月4日~2025年7月6日
調査方法 インターネットリサーチ
※構成比の数値は小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は必ずしも100%とはならない場合があります。
※報道関係者におかれましては、本リリースを掲載・報道または引用する場合には、「マイスター60調べ」と付記のうえご使用くださいますようお願い申し上げます。
マイスター60の理念「年齢は背番号 人生に定年なし(R)」。スポーツチームの背番号のように、年齢は単なる識別番号に過ぎないという考え方です。野球やサッカーで、背番号10番の選手も99番の選手も、それぞれの強みを活かしてチームに貢献するように、IT現場でも25歳のエンジニアと65歳のエンジニアが、それぞれの得意分野でチームを支えているのではないでしょうか。
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年齢は背番号 人生に定年なし(R)
本調査で明らかになった「若手は経験知を、シニアは最新技術を学びたい」という結果は、理想的なチーム編成の可能性を示唆しているといえるのではないでしょうか。スポーツと同じく、世代の異なるメンバーがお互いの強みを認め合い、弱みを補完し合うことで、より強いチームが生まれるかもしれません。
マイスター60は、創業以来「年齢は背番号 人生に定年なし(R)」の理念のもと、9,200名以上のシニア人材の活躍を支援してまいりました。今回の調査結果のように、システム管理者という「縁の下の力持ち」の皆様が、年齢という背番号を超えて協力し、学び合う姿は、少子高齢化が進む日本社会における、新しい働き方のヒントになるのではないでしょうか。世代を超えた人材活用が、IT人材不足解決の一つの鍵になるかもしれません。25番も65番も、かけがえのないチームメンバー。当社ではその可能性を最大限に引き出すサポートを続けてまいります。
社長メッセージ
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取締役社長 山脇 雅彦
「志」をつないで高年齢者に活躍の場を提供、社会に貢献します。
マイスター60は1990年の設立以来の経営理念をベースに、「年齢は背番号 人生に定年なし(R)」を共通の価値観として事業を展開、これまでに建設・施設管理をはじめとする技術部門を中心に9,200人を超える高年齢求職者と企業とのマッチング実績を積み上げてまいりました。
日本経済が長く続いたデフレ環境を脱却して再び成長期に入ろうという環境下、マイスター60は“社会インフラを支える技術サービス連邦を構築する”というマイスターグループのパーパスを共有して、これまでに蓄積した経験・ノウハウを活かして働く意欲のある高年齢者に寄り添いながら、働き甲斐のある職場をこれからも提供してまいります。
高年齢求職者と有為な人材を求める企業とを結び付けることは少子高齢化が進展する社会において非常に意義のある事業と認識しています。マイスター60自体が高いエンゲージメントを持った活力ある高齢者集団として、求職者様と企業様の様々なニーズにフレキシブルに対応して、建設・施設管理にとどまらず事務部門を含めた幅広い分野での雇用創出にチャレンジしていきます。これからも皆様の変わらぬご支援ご指導を宜しくお願い申し上げます。
マイスター60では設備管理者などのエンジニアをメインとしたシニア人材の派遣・紹介事業を展開しています
1.設備管理技術職(ビル管理所長/ビル設備管理/電気主任技術者/消防設備点検など)
2.建設技術職(建築工事施工管理(新築・改修)/建築設計/土木施工管理/土木設計など)
3.経営管理職(中小企業の次期社長候補・補佐/経営顧問/経理・人事・総務部長など)
4.専門技術職(機械・電気設計/化学/IT/工場生産管理/品質管理など)
マイスター60について
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【会社概要】
会社名 株式会社マイスター60
代表 取締役会長 平野 茂夫
取締役社長 山脇 雅彦
設立 1990年2月1日
所在地 〒101-0003東京都千代田区一ツ橋2丁目5番5号 岩波書店一ツ橋ビル6F
資本金 1,000万円
社員数 360名(2025年3月31日時点)
電話番号(代表) 03-5657-6360
FAX番号 03-3453-1666
URL
https://www.mystar60.co.jp/
事業内容 人材派遣、職業紹介等の人材サービス
[労働者派遣事業許可番号]派13-304122
[有料職業紹介事業許可番号]13-ユ-303702
※当リリースに記載されている会社名、商品名、サービス名等は、各社、各団体の商標または登録商標です。
プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes