精成舎「uzra(うづら)」がグッドデザイン賞・グッドフォーカス賞[技術・伝承デザイン]に選ばれました
肥前吉田焼産地再生チャレンジ推進協議会

『SAGA DESIGN AWARD 大賞』に続き、2つ目の受賞
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佐賀県嬉野市の吉田エリアでは、400年の伝統を持つ肥前吉田焼の次の100年に向かって様々な取組にチャレンジしています。
脱炭素による持続可能なものづくりシステム構築に関する取組では、二酸化炭素排出を大幅に削減する陶土の開発や焼成方法の構築、また、商品開発を推進してきました。
この度、この取組により生まれた精成舎の「uzra(うづら)」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2025年グッドデザイン賞・ グッドフォーカス賞[技術・伝承デザイン]を受賞しました。
■「uzra」シリーズとは?
「uzra」シリーズは、二酸化炭素排出量の削減と良品率の向上を目指して開発した新素材「晟土(せいど)」を用いた、初のプロダクトです。
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その名には、「これからの吉田焼を明るく照らしてほしい」という願いが込められています。
デザイナーは安積伸さん。晟土の持つやわらかな質感と、使う人の暮らしに自然と溶け込むフォルムが評価され、今回の受賞につながりました。
■受賞コメント(株式会社224(精成舎) 代表 辻 諭)
名誉ある賞に選んでいただき、心より嬉しく思います。この受賞をきっかけに、吉田焼の新しい可能性がさらに多くの方へ広がっていくことを願っています。
■審査員の評価コメント
(審査委員:石橋 忠人氏、北川 大輔氏、辰野 しずか氏、安西 葉子氏、Jian Zhang氏)
陶磁器産業は高温焼成や資源消費により環境負荷が大きいとされるが、本製品は釉薬を必要としない新素材「晟土」を用い、鉄粉による斑点を意匠として受け入れることで、工程や製造ロスを削減し、CO2排出量を従来比で約40%抑えた点が革新的である。通常は不良とされる要素をあえて素材段階から肯定し、良品率99%を実現したことも大きな成果といえる。
器の静かで凛とした佇まいには、この製法ならではの偶発的な表情が感じられ、暮らしに自然と馴染む実用性と美しさを両立している。さらに吉田焼の他窯元への展開を視野に入れ、環境に配慮したものづくりを産地全体に広げようとする姿勢も、未来への大きな可能性を示しており、高く評価できる。
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【参考】グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨のしくみです。 60年以上にわたり「Gマーク」とともに広く親しまれながら、 デザインによって、暮らしや社会をよりよくしていくための活動をされています。
~ 「くらしを、社会を、豊かにしうるのか」という視点 ~
グッドデザイン賞は、単にデザインの優劣や巧拙を競うデザインコンペティションやコンクールではなく、限られた人が享受できる一握りのエリートデザインを選ぶことも目的にされていません。そのデザインが「くらしを、社会を、豊かにしうるのか」という視点、デザインとしての創造性が十分に発揮され、今後のモデルとなりうる内容を備えているのか、という視点から評価をおこない、その結果「よいデザインである」とされたものごとを顕彰されています。
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そして、グッドフォーカス賞[技術・伝承デザイン]とは、2025年度に選ばれた中小企業のグッドデザイン賞受賞対象の中で、高度な技術や技能によって実現された、特に優れたデザインと認めるもので、今回この賞に「uzra」を選んでいただきました。
(グッドデザイン賞WEBサイトから一部文言を引用・抜粋)
■肥前吉田地区の取組について
400年の伝統を持つ、知る人ぞ知る磁器産地、嬉野市『肥前吉田地区』。新しいプロジェクトがスタートして3年目の年となりました。年を重ねるごとに、全国&世界からの関係人口爆増中です。
アーティストinレジデンスで海外からアーティストが滞在して作品を作ったり、九州大学の学生とのコラボプロダクトが生まれたり、その一方で産地独自のマーケティング部を立ち上げたり、『磁器x3Dプリンティング』の世界初のデザインコンペティションを開催したりと、さまざまな取組が同時多発的にスタートしています。
そんな肥前吉田の最新情報は、WEBサイト「よしださんち」からぜひご覧ください。コラボレーション希望や産地見学のご依頼もお待ちしております。
(URL)
yoshidasanchi.comプレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes