株式会社タスキホールディングス、日本円ステーブルコイン『JPYC』を活用した不動産価値流通の取り組みを本格化
タスキホールディングス

~ Web3技術による二次流通を促進する仕組み作りで不動産クラウドファンディング市場の課題解決を目指す ~
株式会社タスキホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役社長:柏村 雄、以下:当社)は、Web3技術の社会実装を推進する一環として、日本円ステーブルコイン『JPYC』を活用した新たな不動産クラウドファンディング出資サービスの検討を開始いたしました。本取り組みは、ブロックチェーン技術を基盤とした透明性の高い資金管理と、投資家の利便性向上を目的としています。
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◆ ステーブルコインの市場環境について
国内のステーブルコイン市場は、2023年の改正資金決済法施行により制度が整備され、2025年現在、急速な成長フェーズにあります。グローバル市場では時価総額が約45兆円に達し、日本市場も今後数兆円規模への拡大が見込まれています。特にJPYCは2025年10月に日本初の資金移動業型ステーブルコインとして発行され、国内外で注目を集めています。ステーブルコインは即時決済や低コスト送金を可能にし、国際取引や企業間決済の効率化に加え、Web3やトークン化金融の基盤として重要な役割を担います。また、金融包摂の観点からも注目されており、銀行口座を持たない層や地方・海外の利用者がスマートフォンとインターネットを通じて安全な金融サービスにアクセスできる環境を提供します。こうした特性は、地域経済の活性化や新興市場への参入を促進し、国内外の投資機会を広げる可能性を秘めています。今後、ステーブルコインは決済手段を超え、企業の資金管理やデジタル資産取引の中核を担う存在として、日本の金融・産業構造に大きな変革をもたらすことが期待されています。
◆ 不動産クラウドファンディング市場の成長課題
一方で、日本の不動産クラウドファンディング市場は、少額から投資可能な仕組みやオンライン完結型の利便性などにより個人投資家層を取り込み、法改正やデジタル化の進展を背景に急成長を遂げてきました。しかし、近年は事業者の急増や競争激化による案件の質のばらつきや、人気案件への過剰応募や抽選方式などへの不満も見られます。また、市場は急成長期を過ぎて安定成長フェーズへ移行しつつあり、差別化戦略や投資家保護の強化が不可欠です。今後は、地方再開発やデータセンター、物流施設など多様なアセットへの資金流入が期待されるほか、テクノロジーを活用した透明性・流動性の向上が更なる市場拡大の鍵となります。
こうした中、現状ではファンド持分の二次流通を可能にするマーケットが存在せず、投資家は償還まで持分を保有するしかなく、クラウドファンディング本来の『少額かつ柔軟な投資機会』が十分に発揮されているとは言えません。二次流通の仕組みが整備されることで、投資家は途中売却や資金再配分が可能となり、投資商品の魅力が大幅に向上します。今後、投資家層の拡大や市場の健全な成長を実現するためには、ブロックチェーン技術を活用したトークン化や二次流通の仕組み整備が不可欠です。これにより、流動性の向上と投資機会の多様化が進み、日本の不動産クラウドファンディング市場はさらなる発展が期待されます。
◆ 不動産クラウドファンディングへのJPYC活用
このような背景を踏まえ、当社は投資家がJPYCを用いて不動産クラウドファンディングに出資できる仕組みを構築し、従来の銀行振込に加えてブロックチェーンベースの決済手段を提供することで、以下の投資家の利便性と満足度の向上を期待しております。
1.即時かつ低コスト送金による決済の効率化
2.スマートコントラクトとの組み合わせによる透明性と信頼性向上
3.円建てでの安定した資産運用
加えて、ブロックチェーン技術を活用した二次流通を促進する仕組みを検討するとともに、二次流通における決済についてもJPYCによる対応を目指し、当社グループ独自のオンチェーン経済圏の構築を志向してまいります。
こうしたWeb3技術を活用した新たな資金調達・運用モデルの確立を通じて、持続可能な不動産投資環境の構築を目指すとともに、Web3ネイティブ世代へのリーチを拡大することで不動産小口投資ビジネスの活性化や、より広範な経済循環モデルの構築にも取り組むとともに、当社グループが展開するIoTレジデンス等を含めた不動産賃貸管理分野においても、家賃決済へのステーブルコイン導入などWeb3関連技術の積極的活用を推進していく方針です。
当社は、Web3時代における革新的な資産運用の在り方を模索し、投資家の皆様にとって魅力的な選択肢を提供することで、日本の不動産市場の活性化と新たな価値創出に貢献してまいります。
◆ JPYC株式会社の会社概要
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JPYC 株式会社は、2025年10月に国内初となる日本円建てステーブルコイン「JPYC」の発行を開始したフィンテック企業です。日本円と1:1で交換でき、円建て価値を維持したまま即時に送付・受領が可能であるなど、ブロックチェーン技術を活用したオープンな金融インフラの構築を通じて、金融・決済分野におけるイノベーション創出に取り組んでいます。
社名 :JPYC株式会社
代表者:代表取締役 岡部 典孝
URL :
https://corporate.jpyc.co.jp/
本社 :東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル4F FINOLAB内
設立 :2019年11月20日
◆ 株式会社タスキホールディングスの会社概要
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『人を起点に。空間をデジタルに。未来を変える仕組みをつくる。』をミッションとして、2024年4月1日に株式会社タスキと株式会社新日本建物の経営統合により設立いたしました。デジタル技術の活用により、不動産価値流通において業界を問わない価値の提供と、その基盤となるプラットフォーム構築を実現いたします。
社名 :株式会社タスキホールディングス
代表者:代表取締役社長 柏村 雄
URL :
https://tasuki-holdings.co.jp/
本社 :東京都港区北青山2-7-9 日昭ビル7F
設立 :2024年4月1日
プレスリリース提供:PR TIMES


記事提供:PRTimes