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「読む」カルテから「使う」データへ。エニシア、地域医療連携の“カルテ読解の壁”を破る新技術で特許を取得

エニシア

「読む」カルテから「使う」データへ。エニシア、地域

2024年4月からの医師の働き方改革に対応。現場の「読む時間」を「患者と向き合う時間」に変える京大発ベンチャーの先端技術。


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81736/9/81736-9-dda92806938aa178669a62e55f19935a-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 医療向けAIソフトウェア開発を行うエニシア株式会社(本社:京都市左京区、代表取締役:小東茂夫、以下、エニシア)は、医療機関に蓄積される電子カルテの自由記述(非構造化データ)をAIが自動で解析・構造化し、利用者の目的に応じた最適な形で情報を提供する「AI医療サマリー利活用プラットフォーム」に関する特許を取得しました。本技術は、地域医療連携の際に生じる“カルテを読み解く負担”を大幅に軽減し、臨床現場における情報共有の質とスピードを向上させることが期待されます。

開発背景

 地域医療連携の現場では、患者の診療情報を引き継ぐ際、紹介状だけでは十分な情報が伝わらないことが少なくありません。また、電子カルテには詳細な経過が記録されていますが、医療機関によって記載形式が異なり、受け手の医師が全体像をつかむまでに多くの時間と労力を要するという課題がありました。
 さらに、患者のケアには医師だけでなく、看護師、薬剤師、リハビリ職、介護職など、複数の専門職が関わります。しかし、これらの職種がカルテ情報を自由に活用できる環境は十分に整っておらず、必要な情報にたどり着くまで “読む・探す” という負担が大きい状態でした。
今回特許を取得した「AI医療サマリー利活用プラットフォーム」は、電子カルテ内の自由記述をAIが自動で解析し、病名・トピックや経過に沿って情報を整理・再構成します。これにより、医師だけでない様々な医療者が、必要な情報を最初から“わかりやすい形”で把握できる状態を実現します。

特許の特長

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81736/9/81736-9-ec5734d974b2fe5e0fe9243aef598044-1280x1134.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


特長1:AIによるカルテ(非構造化データ)の自動解析・構造化
 医師が自由記述形式で入力した電子カルテ内のテキストデータを、エニシアの医療言語処理AIが自動で解析します 。病名、薬剤、検査結果、症状といった重要な医療情報を時系列に沿って抽出・構造化します。

特長2:「病名・トピック別サマリー」の自動生成
 抽出した情報を、単に時系列で羅列するのではなく、「病名ごと」や「主要なトピックごと」に情報を自動で再構成した「診療関連情報(サマリー)」を生成します 。これにより、複数の疾患を持つ患者の複雑な病歴も瞬時に整理されます。

特長3:"サマリーファースト"による医療者の迅速な概要把握
 情報を受け取った医療者は、まずAIが生成したサマリーで全体像を把握したのち、必要に応じて原文(元の電子カルテ)を確認できます。これにより、情報把握のスピードが大幅に向上します。

技術の応用可能性

エニシアは「AI医療サマリー利活用プラットフォーム」を、臨床現場から研究開発まで、医療情報の価値を最大化する基盤技術と位置づけています。
可能性1:臨床現場のDXと働き方改革
地域医療連携や紹介診療において、医療者がカルテを読み解く時間を大幅に短縮します。これにより、医療者はより多くの時間を患者との対話や治療方針の検討に充てることが可能となり、医療の質の向上と働き方改革に貢献します。
可能性2:医療リアルワールドデータ(RWD)の構築・分析支援
電子カルテに眠る膨大な非構造化データを、AIが自動で高精度な構造化データに変換します。これにより、従来は困難だった大規模なデータ解析が可能となり、臨床研究、疫学研究、創薬開発におけるリアルワールドデータの利活用を強力に後押しします。
可能性3:次世代医療AIの開発基盤として活用可能
本技術で構造化されたデータは、新たな診断支援AIや予後予測モデルなどを開発するための高品質な教師データとしても活用できます。本プラットフォーム自体が、医療AI開発のエコシステムを支える基盤となることを目指します。

エニシア株式会社 代表コメント

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81736/9/81736-9-e59cd8c1b78c961e95f49542aec083c5-1025x1536.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
代表取締役 小東 茂夫
 医療現場には、診療の積み重ねの中で生まれる大切な「知」、すなわち活用に値する情報が数多く存在します。本来、これらの情報は、患者の治療にとどまらず、地域医療連携や多職種協働、さらには研究・製薬など、医療全体の発展に寄与する可能性を持っています。しかし、電子カルテに記録された情報は膨大で、必要な情報を“読み解く”ことに大きな労力が必要とされてきました。
私たちは、この「知」を安心して活用できるようにし、医療の現場や社会に循環させていくことを目指しています。前回取得した特許では、機密性の高い医療情報を安全に扱うための“信頼の基盤”を築きました。
 今回取得した特許は、その基盤のもとで、電子カルテの自由記述を役割や目的に応じて取り出しやすい形に整理し、必要な人が必要な情報にすぐアクセスできる状態をつくる技術です。



紹介診療や地域連携の場面で、医師、看護師、薬剤師、リハビリ職、介護職など、関わる専門職がそれぞれの視点から患者さんの状況を把握しやすくなり、共通理解に向かうまでの時間と手間を大幅に削減できます。医療者は「読むために時間を使う」のではなく、「患者さんのために時間を使える」ようになります。
 私たちは、現場で本当に使える形で技術を届けることにこだわっています。医療機関のみなさまとともに、運用しやすく、負担なく、そして効果が実感できるプラットフォームへと育てていきます。

エニシア株式会社について

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81736/9/81736-9-d89b76e07a9c65d110fc78b203b8aca9-465x493.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

 エニシア株式会社は、2017年に医療向けAIソフトウェア開発を軸に事業をスタートした京大発ベンチャー、J-Startup KANSAI選定企業です。医療情報の利活用を可能にする独自言語処理技術『SATOMI』を駆使し、診療情報提供書(紹介状)を作成するサービス『みんなの地域連携室』や、医療テキストを目的に応じて整理する『カルテ構造APIサービス』を提供しています。2020年には総務省・NICT主催の「NICT Entrepreneurs' Challenge 2Days 起業家万博」にて総務大臣賞および国連ITU特別賞を受賞しました。



 エニシアのビジョン「医療の知を、社会のちからに。」の実現に向けて、今後も言語処理技術を用いて医師の働き方改革や日本医療の発展に貢献します。詳しくは、公式WEBサイト(https://enishia-inc.co.jp/)をご覧ください。

本件に関するお問い合わせ

エニシア株式会社
 〒606-8501 京都市左京区吉田本町 京都大学国際科学イノベーション棟
 代表取締役:小東茂夫
 メール:pr@enishia-inc.co.jp

プレスリリース提供:PR TIMES

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