英国陸上風力発電事業への参画について
東京センチュリー株式会社
～ 欧州における再生可能エネルギー事業基盤を強化 ～
東京センチュリー株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：藤原 弘治、以下「当社」）は、英国の大手インフラファンドのEquitixが保有する英国の陸上風力発電所（以下、本事業）を運営する特別目的会社の一部株式を取得したことをお知らせいたします。本件は、当社として英国で取り組む初の陸上風力発電事業であり、本事業を通じて得られる事業運営の知見やネットワークを生かし、海外における再生可能エネルギー事業のさらなる拡大を目指してまいります。
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写真：本事業用地
本事業は、英国のイングランドおよびウェールズに所在する稼働済みの計４ヶ所の風力発電所で構成されています。計44基の風車による総発電容量は約122.5MWと、英国の一般家庭67,000世帯以上の年間電力消費量に相当する発電能力を有しています。各発電所は、2013年～2015年に商業運転を開始しており、長期の電力購入契約ならびにRenewable Obligation Certificates（ROC：再生可能エネルギー義務証書）制度※1に基づく売電により、長期にわたる安定した収益が見込まれています。
事業地である英国は、政府が2050年のネットゼロ達成に向け、2030年までに陸上風力発電の導入量を最大29GWまで拡大する目標を掲げており、当社は英国を再生可能エネルギー事業拡大における重要な市場と位置づけています。今回の出資は、2024年2月には英国太陽光発電所※2、同年12月のイタリア太陽光発電プロジェクト※3への参画に続くもので、欧州での事業基盤をさらに強固にするものです。
また、本事業の運営パートナーであるEquitixは、英国を中心に豊富な資産運用実績を誇り、再生可能エネルギー分野で高い専門性と知見を有しています。同社との協業は、本事業の安定な運営に取り組むうえでの強みとなっています。
当社は「中期経営計画2027」における成長戦略の一つとして、海外での太陽光や風力発電事業への取り組みを積極的に推進しています。欧州・北米を中心に再生可能エネルギー事業を一層拡大し、クリーンエネルギーの普及と脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
※1 Renewable Obligation Certificates（ROC：再生可能エネルギー義務証書）制度とは、英国の再生可能エネルギー導入促進政策の一つ（2017年に新規受付は終了）。電力供給業者に対し、供給電力の一定割合を再生可能エネルギー由来とすることを義務付け、それを証明する「証書」を市場で取引させる制度。認定を受けた発電事業者は、発電量に応じてROCを受け取り、電力供給事業者に売却することで追加の収入を得られ、供給事業者はROCを購入することで義務を履行します。
※2 英国太陽光発電所ポートフォリオの持分取得について（2024年1月30日付プレスリリース）
https://ssl4.eir-parts.net/doc/8439/tdnet/2384480/00.pdf
※3 イタリアにおける太陽光発電事業への出資について（2024年12月26日付プレスリリース）
https://ssl4.eir-parts.net/doc/8439/tdnet/2544133/00.pdf
■ 本事業概要
[表:
https://prtimes.jp/data/corp/76147/table/210_1_2a0c3262f7013852bb19a0cae75d44e8.jpg?v=202511120216 ]
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東京センチュリーは、リースを祖業とし、国内外のパートナー企業との共創による「金融×サービス×事業」を融合したビジネスモデルを展開する業界トップクラスの金融・サービス企業です。
広範な顧客基盤を有する「国内リース事業分野」、法人・個人向けオートリースにレンタカーを擁する「オートモビリティ事業分野」、航空機や不動産を中心に成長を牽引する「スペシャルティ事業分野」、世界30以上の国と地域に拠点網を有する「国際事業分野」、太陽光発電や蓄電池等の再生可能エネルギー関連事業を展開する「環境インフラ事業分野」の5つの分野で事業を展開。幅広い事業領域で社会課題の解決に貢献する独自の金融・サービスを提供しております。
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