SD export 2025年BtoB越境ECランキング発表 広がる推し活「ぬい活」は世界で流行、少額輸出はトランプ関税の影響も
ラクーンホールディングス

~2026年トレンド予測は抹茶・スタンプ・エシカル~
株式会社ラクーンコマース(本社:東京都中央区、代表取締役社長:和久井 岳)が運営するBtoB向け海外卸販売サイト「SD export」は、「2025年BtoB越境ECランキング」 を発表しました。
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/3091/1491/3091-1491-1cf618530ccff3c0d8753bd93f85c800-1280x670.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■背景と目的
SD exportは、海外展開においてネックとなる集客、翻訳、輸出手続き、代金回収、アフターサポートまでのすべてを代行する輸出販売サービスです。アパレルや雑貨を中心に、家具、生活家電、食品など幅広いジャンルの商品が約86万点掲載されています。
2025年は、米国の関税政策変更が世界の貿易構造に大きな影響を与えた一年となりました。中国製品への追加関税やデミニミス制度(少額輸入免税)の見直しなど、越境ECを取り巻く外部環境は変動しており、特に輸入規制・関税対応は事業戦略にとって重要な要因になりつつあります。「SD export」の取引データを基に、政策変動や為替の動向を踏まえた2025年の越境EC市場を総括し、2026年に向けた成長分野と市場展望について発表いたします。
■「国別流通額 伸び率ランキング」はイギリスがトップ
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/3091/1491/3091-1491-de283b3b60456aa63c2aaa98e7b10645-1297x729.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■人気商品ランキング(国別)では、各国共通で「食器」と「筆記具」が上位ランクイン
2025年の越境EC市場では、昨年に引き続き「食器」と「筆記具」が多くの国で上位にランクインし、日本製品の定番カテゴリとしての地位を確立しました。特に筆記具は、消せるボールペンや多機能ペンなど、日本ならではの高機能設計が高く評価され、国を問わず安定した需要を維持しています。また、今年は「ぬいぐるみ」が各国で売れ筋となっており、アニメやキャラクター文化を背景に、推し活関連商品への関心の高まりが顕著に見られました。
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/3091/1491/3091-1491-5aa96a5ebe65172b5d212119c916672c-1299x728.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像4:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/3091/1491/3091-1491-4fbaa07e8808b2de6ca545850e818c89-1299x728.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■2025年の売れ筋カテゴリ
SD exportでは、「ステーショナリー」「手芸クラフト」「推し活などカルチャー系商品」の3つのジャンルに注目が集まりました。ステーショナリーでは、高機能な筆記具に加え、「シール」「マスキングテープ」など手帳やノートを彩るデザイン性の高いアイテムの需要が拡大しました。手芸クラフトは、購入会員数が前年比13.6%増、売上が7.6%増と堅調に成長。デニムリペアをきっかけとした日本の「刺し子(SASHIKO)」ブームや、SNS発の「ブーケブランケット」の流行により、「糸・毛糸」カテゴリは前年比52.4%増を記録しました。SNSトレンドが実売に直結していることがデータで示されています。
また、日本のアニメやアイドルカルチャーの浸透を背景に、『Oshikatsu(推し活)』という概念の広がりとともに推し活関連商品への需要も世界的に拡大。アクリルスタンドを持ち運ぶ専用ケースや、缶バッジを飾る「痛バッグ」「ぬいポーチ」など、日本発のカルチャーが新たな輸出カテゴリとして定着しつつあります。2026年は、こうした日本らしい技術と文化が融合した商品群が、越境EC市場のさらなる成長を牽引すると見込まれます。
[画像5:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/3091/1491/3091-1491-afb9c7fb0ab0ebede6bc50fcb7a626be-1297x727.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■2026年注目カテゴリ
2026年は「抹茶」「スタンプ」「エシカル・サステナブル」の3つが注目のジャンルです。
抹茶は、SNSやインバウンド観光を背景に海外人気が加速し、特に欧米ではラテで楽しむ新スタイルが定着。茶器の受注額は1年で2.20倍に急増し、特にアメリカでは2.48倍を記録しました。ラテ用の「片口抹茶椀」が人気を集めるなど、一過性のブームにとどまらず2026年以降も継続的な成長が見込まれます。
スタンプは、海外の一部地域で人気が拡大しており、売上ランキングにもランクイン。日本では実印文化に由来する「はんこ」ですが、海外ではギフトカードのアクセントやキャラクターグッズとして親しまれています。
[画像6:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/3091/1491/3091-1491-b7e759599ad5a6bb60f2386fcc9dc5b9-481x317.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
また、台湾をはじめ世界的にサステナビリティ意識が高まり、環境や社会に配慮した消費が新たな価値観として定着しています。世代を超えて使える耐久性、天然素材の使用、職人による小ロット生産など、日本のものづくりは現代の「責任ある消費」に合致しています。実際に、11月13日から出展する台湾展示会「POPUP ASIA」では、陶器の再資源化(やまに)やCO2排出の少ない電気窯(マスターズクラフト)など、持続可能な製造に挑む企業も登場。こうした「責任あるものづくり」を世界に届けることで、グローバルなサステナブル消費の拡大を期待しています。
■米国市場の変化と今後の対応
2025年8月に米国で施行された「デミニミス制度(800ドル以下の免税)」の廃止により、通関や配送の負担が増すなど、市場環境には変化が見られます。こうした状況下でも、SD exportは日本メーカーが安心して海外展開を続けられるよう、様々な地域での現地バイヤーとの接点拡大・ローカライズ戦略の強化等を進めています。今後は、国や文化を越えて信頼できるパートナーとして寄り添いながら、リアルとオンラインを融合したグローバル取引基盤の構築を目指してまいります。
■参照
SD export
https://www.superdelivery.com/en/
「スーパーデリバリー」の越境EC版として2015年に開始。輸出作業や手続き、代金回収はすべてSD exportが代行するため、出展企業は国内販売方法と変わらない作業で手間やリスクなく海外への販売が行えます。世界134か国を対象に、マッチングから受注、決済、貿易事務、物流のすべてをオールインワンで提供しています。
スーパーデリバリー
https://www.superdelivery.com
メーカーと小売店やサービス業などの事業者が取引する卸・仕入れサイトです。商品掲載数は約199万点。メーカーにとっては、地域を超えた47万店舗への販路拡大ツールとして効果を発揮し、小売店にとっては3,200社を超える出展企業とインターネットを通して取引でき、仕入先を大幅に拡大することが可能です。またコストや手間、リスク等を解消し効率的な取引を実現します。第1回日本サービス大賞にて地方創生大臣賞を受賞。(数字は全て2025年7月末時点)
■会社概要
株式会社ラクーンコマース
https://www.raccoon.ne.jp/commerce
代表者:代表取締役社長 和久井 岳
所在地:東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目14番14号
設立:2018年11月
資本金:300,000千円
株主:株式会社ラクーンホールディングス100%
(東京証券取引所プライム市場上場 証券コード3031)
■本件に関するお問合せ先
株式会社ラクーンホールディングス
広報 大久保
pr@raccoon.ne.jp
■サービスに関するお問合せ先
スーパーデリバリーサポートデスク
https://www.superdelivery.com/p/contents/guide/help/help_form.jspプレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes