養豚DXスタートアップのEco-Pork、経済産業省「グローバルサウス事業(ウクライナ支援)」に採択
株式会社Eco-Pork

UNIDO採択に続き、日本発DX豚舎でウクライナの未来型スマート養豚を実現
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株式会社Eco-Pork(東京都千代田区、代表取締役 神林 隆、以下「当社」)は、経済産業省の所轄する「令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(ウクライナ支援・中東欧諸国等連携強化)」( 以下「本事業」)に採択されました。
本事業では、当社が「農林水産省中小企業イノベーション創出推進事業(フェーズ3基金事業)」(以下「SBIR事業」)で国内実証を進めているDX豚舎をウクライナに展開し、人手に頼らず豚を飼養できる“完全自働型養豚場”を構築します。
戦禍により深刻な人手不足とサプライチェーン分断に直面するウクライナでは、食料生産の再建が急務となっています。当社は2025年、国際連合工業開発機関(UNIDO)が推進する「日本企業からの技術移転によるウクライナのグリーン産業復興プロジェクト」(以下「グリーン産業プロジェクト」)にも採択され、DXとカーボンクレジットの両軸で養豚産業の再建に取り組んでいます。本事業の採択はその延長線上にあり、UNIDOによる国際支援と日本政府による技術支援が連動する、官民協調の“二段構えの復興モデル”として位置づけられます。
今回展開するDX豚舎は、AIカメラやIoTセンサーが豚の健康状態や体重、環境データを常時モニタリングし、給餌・温度・換気・清掃までを自動制御する仕組みです。人手を最小限に抑えながら生産性を最大化できるこの完全自働型養豚場は、他の一次産業でいえば「植物工場」や「陸上養殖」に相当する、未来型のスマート畜産モデルです。
この取り組みは、ウクライナにおける労働力不足を補うだけでなく、環境負荷を抑えながら持続的に食料を生産できる基盤を築くものです。UNIDO事業で進めてきた「日本発のDXとGXによるスマート養豚の基盤づくり」を、今回のグローバルサウス事業によって“完全DX豚舎の実装”へと発展させ、産業復興を加速させます。
【グローバルサウス事業(ウクライナ支援)の概要】
「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(ウクライナ支援・中東欧諸国等連携強化)」は、経済産業省が令和6年度補正予算のもとで実施する取り組みです。
ウクライナの復旧・復興を支援するとともに、ポーランドやリトアニアなど中東欧諸国との連携を通じて、エネルギー、食料、医療、インフラなどの分野における日本企業の技術・ソリューションの展開を促進することを目的としています。
採択企業は、外部有識者による審査委員会の審査を経て選定され、今回の一次公募では25件の応募から9件のプロジェクトが採択されました。
本事業を通じ、ウクライナの復興に向けた官民連携を強化するとともに、日本企業によるグローバルサウス地域への技術移転と共創型経済の実現を目指します。
公式情報:
経済産業省 通商政策局 欧州課
「令和6年度補正 グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金 採択結果」
https://www.meti.go.jp/information/publicoffer/saitaku/2025/s251003001.html
【Eco-Pork 代表取締役 神林 隆 コメント】
このたび、UNIDOに続き経済産業省のグローバルサウス事業(ウクライナ支援)に採択いただき、大変光栄に思います。
当社は、DX(デジタルトランスフォーメーション)とGX(グリーントランスフォーメーション)の両輪で、ウクライナ養豚業の復興に取り組んでいます。今回のプロジェクトでは、国内で実証を進めているDX豚舎をウクライナに導入し、人手に頼らず豚を飼養できる“完全自働型養豚場”を実現します。これは、食料生産のあり方そのものを変える挑戦であり、ウクライナから世界へ広がる新しい一次産業のかたちです。
私たちは、データを用いて循環型の豚肉経済圏を共創し、畜産業の持続可能化を通じて「次世代に食肉文化をつなぐ」という使命を果たしてまいります。
こうした挑戦を共に推進する仲間を求めています。当社の取り組みに関心のある方は、ぜひホームページまたは採用ページからお問い合わせください。
https://eco-pork.career1129.com/
株式会社Eco-Pork
https://eco-pork.com/
”次世代に食肉文化をつなぐ”を企業理念に掲げ、世界40兆円市場である養豚の、データによる持続可能化を目指しています。養豚の全てをデータで可視化する養豚経営支援システム「Porker」および、関連するIoT機器を開発・販売しています。
経済産業省「グローバル・スタートアップ・エコシステム強化事業(2021年度)」「J-Startup Impact(2023年度)」、農林水産省「令和2年度・令和3年度/令和4年度・令和5年度 スマート農業実証プロジェクト」、「中小企業イノベーション創出推進事業(フェーズ3基金)第1回公募」、「NEDOディープテック支援基金/ディープテック支援事業」などにも選定・採択されています。
d47724-64-58b7ea92d7741500a82c982e727b73e7.pdfプレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes