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コンサルト・ハイペリオンとGSMAが、NFC決済でHCEとSIMセキュアエレメントを使ったアプローチを対比したレポートを公表

2014年06月12日

バランスの取れた分析で金融機関に重要な指針を提供

上海

(ビジネスワイヤ) -- デジタル決済のエキスパートであるコンサルト・ハイペリオンは本日、銀行とモバイル通信事業者がNFC決済におけるホスト・カード・エミュレーション(HCE)とSIMセキュアエレメントのアプローチを理解できるように手助けするガイドを、GSMAと共同で公表しました。「HCEとSIMセキュアエレメント:二者択一ではない選択肢(HCE and SIM Secure Element: It's not Black and White)」と題された本ガイドは、最近アンドロイド4.4(キットカット)にHCEが導入されたことに続くもので、NFC決済に対するSIMセキュアエレメントとHCEの両アプローチは、金融機関にそれぞれ重要なメリットを提供できるという結論に達しています。さらに両アプローチを相互排他的と見なすべきではなく、用途や市場によっては、両方を組み合わせたアプローチが適切な場合もあります。

GSMAのアレックス・シンクレア最高技術責任者(CTO)は、次のように述べています。「本書は、既存のSIMを用いたアプローチに加え、HCEをNFC決済での代替案として挙げており、金融機関にバランスの取れた分析を提供しています。最近アンドロイドにHCEが導入されたことで、SIMセキュアエレメントなしにNFC決済を行なえる可能性が開かれました。また、HCEはSIMベースのNFC決済に関連した複雑性を排除できる可能性もあります。その一方で、SIMベースのNFCは現在市場で商用展開されている実証済みの安全なソリューションを提供できます。モバイル通信事業者コミュニティーの課題はプロビジョニングプロセスを簡素化し、SIMベースNFCの導入を世界規模でさらに加速させることです。」

マスターカードのエマージング・ペイメント担当バイスプレジデントのジェイムズ・アンダーソン氏は、次のように語っています。「マスターカードは技術にとらわれず、消費者が好きな電子機器を使い、シームレスかつ安全に現在のカード口座を利用できるモバイル決済を提供してきました。当社はモバイルネットワーク事業者、OSプロバイダー、携帯電話メーカーと提携して、SIMとセキュアエレメントを基盤とするソリューションを導入しつつ、最近はクラウドベース決済のサポートも追加しています。本書はモバイル・決済業界の企業が各アプローチの強みを理解し、自社のビジネス戦略に調和した選択肢を選べるようにする上で役立つでしょう。」

コンサルト・ハイペリオンのデリバリー担当ヘッドでレポートの共同執筆者であるスティーブ・パニファーは、次のように語っています。「アンドロイドのHCE導入は大きな期待を集めており、NFC決済によい影響を与えるはずです。そしてこれが、多数の市場で顕著になっているSIMセキュアエレメントに基づいたNFC決済を簡素化しようとする取り組みと相まって、新たな勢いを得たNFC決済製品が展開されるようになるでしょう。私たちは本書がきっかけとなり、銀行とモバイル通信事業者が協力関係を強化し、NFC決済を市場に広めてくれることを願っています。当社はモバイル通信事業者が果たす役割は重要だと考えていますが、あらゆる決済サービスで最優先されるべきモバイルセキュリティーや認証のサービス提供などが特にそうです。」

本ガイドでは、HCEによってSIMセキュアエレメントなしでモバイルNFC決済が行なえるようになるため、NFCエコシステムのいくつかの側面を実際に簡素化できる一方、それは全体像の一部に過ぎないことを示しています。HCEはエコシステムへの統合、リスク管理、認証プロセスの点で、セキュリティーへの新しいアプローチが必要になるからです。それに対して、SIMセキュアエレメントを使ったプロセスは明確に定義されており、モバイル通信事業者はさらに簡素化すべく、エコシステムと共に積極的に取り組んでいます。

レポートはSIMベースNFCによって明らかになった課題、つまり最初の導入から得た教訓や、サービスプロバイダーが安全で安定した実証済みのモバイル決済サービスを、大規模導入できるように講じた措置などについて分析しています。本ガイドは、HCEが大きな関心を集めている一方、モバイル決済ではSIMセキュアエレメントを使ったアプローチにも多数の補完的なメリットがあり、結局は銀行が業務を行なっている各市場のニーズを慎重に検討する必要があるとしています。

中国銀聯、モバイル決済部門のゼネラルマネジャー代理のJiang Haijian氏は、次のように述べています。「中国人民銀行(PBOC)と中国銀聯はいずれも、モバイル決済仕様を発表していますが、安全で信頼性に優れた決済サービスを提供するために、NFCモバイル決済対応のセキュアエレメントが必要です。中国銀聯は中国の通信事業者と緊密に連携して、セキュアエレメントを実装したSIMベースの商用NFCサービスを大規模に展開しています。また中国銀聯はそれと並行して、HCEを含む新技術の実行可能性について、積極的に調査しています。」

コンサルト・ハイペリオンは、銀行がモバイルNFC決済の計画を立てる場合、以下のような多数の要点を考慮するように提案しています。

地域環境を理解する:現地の条件が最善のアプローチを決定する上で、重要な役割を果たします。 ターゲットとなる取引を理解する:特定の取引タイプ(例:オフライン、高価値)では、SIMセキュアエレメントと比べてHCEが不向きな場合があります。 SIMセキュアエレメントとHCEは相互排他的ではない:中期的に最も効果的なソリューションは、例えばHCEのセキュリティーと認証の格差対応にSIMを用いるなど、両者のハイブリッドモデルであることが考えられます。 戦略に柔軟性を盛り込む:SIMセキュアエレメントとHCEは、システムや機能などの要件が、大きく重複している可能性があります。 業界と協業する:ある程度HCEが標準化されるまで、銀行にとって柔軟性が不充分なソリューションや、銀行をロックインしてしまうソリューションを採用するリスクがあります。

英国カード協会、カード革新決済担当ヘッドのデイビッド・ベイカー氏は、次のように述べています。「ホスト・カード・エミュレーションは、カードベースの近接型NFC決済を一変させる可能性があるとして歓迎されましたが、このレポートは業界が対処せねばならない課題について、貴重なアドバイスと指針を提供しています。またモバイル決済サービスのより広範な普及には、エコシステムのパートナー同士の協業が真に求められていることを浮き彫りにしています。」

レポート全文はこちらでご覧いただけます。

編集者への注記:

アンドロイドに最近追加されたHCE機能により、アンドロイド・アプリケーションは携帯電話のNFCインターフェースを介して、非接触カードをエミュレートできるようになりました。これまでは、セキュアなチップもしくはセキュアエレメント(通常はSIMカード)に格納されたアプリケーションが、こうした機能を担い、チップとPINを使ったプラスチックカードと同種のセキュリティー機能を備えていました。HCEはセキュアエレメントを使用しない決済アプリケーションの可能性を広げますが、そのようなアプリケーションは満足のいくセキュリティー水準を満たす必要があります。その実現に向けて、カード・スキームは“トークン化”アプローチを開発中です。それは決済カードの識別子の代わりに、1回だけ使用可能、または使用回数を限定した“トークン”で置き換えるアプローチです。“トークン”のセキュリティが侵害された場合、その価値は限定されるか、価値を全く有さないため、データ侵害の影響を大幅に削減できます。

このガイドは、GSMA(5 New Street Square, London, EC4A 3BF, United Kingdom)によって委託されました。本書で表現されているすべての意見、所見、結論、推薦などはすべて執筆者のもので、GSMAやその会員の考えを反映しているとは限りません。

コンサルト・ハイペリオンについて

コンサルト・ハイペリオンは情報技術に関する独立したコンサルティング企業として、20年以上にわたり世界各地の一流組織に助言をしてきました。コンサルト・ハイペリオンは、これらの組織が小売決済やモバイルウォレットから乗車券の非接触発券まで、セキュアな電子取引分野の技術的変化から真の恩恵を受けられるように支援しています。コンサルト・ハイペリオンは、素晴らしいビジネスアイディアを顧客に役立つ実用的なシステムへと変貌させ、新しいビジネスコンセプトを評価し、仕様書を基に新しい製品・サービスを開発して顧客による展開までをサポートし、複雑なシステムをテスト・認証できる独自の能力を備えています。

当社が業務を行なっている4つの主要分野は、カードスキーム、銀行、小売企業やその他の企業を含む金融サービス分野、世界の一流企業に助言をしている電気通信・メディア分野、最大規模のIT企業を支援しているテクノロジー分野、交通機関、政府機関、法執行機関のプロジェクトを手掛けている公共機関・交通分野です。

詳細情報については、コンサルト・ハイペリオンのウェブサイトをご覧になるか、ツイッターで@chyppingsフォローしてください。またTomorrow's Transactionsブログで最新の議論をご覧いただけます。

GSMAについて

GSMAは世界のモバイル通信事業者を代表する団体です。GSMAは220カ国以上にわたり、モバイル事業者800社近く、そして携帯電話機メーカー、ソフトウエア企業、機器プロバイダー、インターネット企業など、広範なモバイルエコシステムを構成する250社以上、さらに金融サービス、医療、メディア、運輸、公益事業などの業界分野における諸組織を結集しています。GSMAはまた、モバイル・ワールド・コングレスやモバイル・アジア・エキスポなど業界有数のイベントを開催しています。

詳しい情報については、GSMAのウェブサイト(www.gsma.com)をご覧ください。ツイッター(@GSMA)でGSMAのフォローをお願いします。

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