- アコムの返済額は最低1,000円から
- 最低返済額は、借入残高が減ると減額可能で、繰り上げ返済も自由
- 返済方法が多数(インターネット返済、ATM、銀行振込など)
- 返済が困難な場合は、返済額の減額や返済日の変更にも対応
アコムはテレビコマーシャルの影響もあり、知名度が高いことからアコムでの借り入れを考えている方も多いでしょう。
しかし「1か月の返済額はいくらだろう」「月々の返済額を減らす方法はあるのかな」など、申し込みの前に確認したい疑問を解消したい方もいるのではないでしょうか。
アコムの1か月の最低返済額は1,000円です。しかし月々の最低返済額は借入残高に応じて変動します。
今回はアコムの最低返済額について詳細に解説します。
1か月の最低返済額の計算方法や返済額を減らす方法まで解説するので、アコムで借り入れを考えている方はぜひ参考にしてみてください。
- 新規貸付率が他社より高め
- 2ステップで申込み可能
- 借り入れまでスマホ1つでOK
審査時間 | 最短20分※5 |
融資時間 | 最短20分※6 |
金利 | 年3.0~18.0% |
借入限度額 | 1~800万円 |
新規成約率 | 39.4〜44.7%※7 |
無利息期間 | 最大30日間 |
アコムの最低返済額の計算方法
まずはアコムの最低返済額(約定返済額)の計算方法について、次の5点を中心に解説します。
- 最低返済額は利用限度額と借入残高で決まる
- 借入残高が同じ場合は利用限度額により変わる
- 借入残高が減ると約定返済額を減額できる
- 最低返済額以上の返済もできる
- 早期完済や利息総額を増やさないためのポイント
借入残高と最低返済額の関係を詳細に解説します。
最低返済額は利用限度額と借入残高で決まる
1か月の最低返済額は利用限度額と借入残高で決まります。
具体的な最低返済額の計算方法は「借入残高×一定の割合=最低返済額」です。
一定の割合は借入限度額を基準に、次のように決められています。
契約極度額 | 一定の割合 |
---|---|
30万円以下 | 借入金額の4.2% |
30万円超~100万円以下 | 借入金額の3.0% |
100万円超 | 借入金額の1.5%、2.0%、2.5%、3.0% |
たとえば借入残高が1万円と10万円、一定の割合が4.2%の場合で1か月の最低返済額を計算してみましょう。
- 1万円×0.0042(4.2%)=420円:最低返済額1,000円
- 10万円×0.0042(4.2%)=4,200円:最低返済額5,000円
アコムでは1,000円未満の端数は切り上げられるため、1か月の最低返済額はそれぞれ1,000円、5,000円になります。
借入残高が同じ場合は利用限度額により変わる
借入残高が同じ場合でも、利用限度額が異なると1か月の最低返済額は変化します。
最低返済額が変化する原因は計算式にある一定の割合が、利用限度額によって設定されているためです。
10万円の利用の場合、借入限度額が異なると1か月の最低返済額がどのように変化するのかを確認してみましょう。
借入限度額 | 利用限度額 | 最低返済額 |
---|---|---|
30万円の場合 | 10万円×4.2%=4,200円 | 5,000円 |
50万円の場合 | 10万円×3.0%=3,000円 | 3,000円 |
100万円超の場合 | 10万円×2.5%=2,500円 10万円×2.0%=2,000円 10万円×1.5%=1,500円 | 3,000円 2,000円 2,000円 |
同じ10万円の利用でも、借入限度額により1か月の最低返済額に2,000円~5,000円の差が生じることがわかります。
借入残高が減ると約定返済額を減額できる
アコムの最低返済額(約定返済額)は借入残高が減ると減額できます。
しかし月々の返済額は利用の際に決まるため、返済を続けても約定返済額が自動的に変更されるわけではありません。
月々の返済額を減らす手続きは公式サイトのマイページ、ATM、電話のいずれかでおこないます。
マイページにログインし、メニューを開くと、「返済額の変更」が表示されるため、画面の案内に従って手続きをしましょう。
ただし画面に「返済額の変更」が表示されない方は、約定返済額の変更ができません。
なお、最低返済額を減額すると毎月の返済が楽になりますが、完済までの時間が長くなります。
完済が長引くと支払う総利息も多くなるため、返済額変更は慎重におこないましょう。
最低返済額以上の返済もできる
アコムでは最低返済額以上であれば、多めに返済しても構いません。
多めに返済することを一般的に繰り上げ返済や、追加返済と呼びます。
多めに返済すると早く完済でき、支払う利息も少なくなるため、総じて負担が軽くなります。
アコムで繰り上げ返済する場合は、とくに事前の手続きは必要ありません。
返済のときに多めの金額を入金すると、自動的に繰り上げ返済になります。
経済的に少し余裕があれば、1か月に1,000円でも2,000円でもよいため、追加入金をして早めの完済を目指しましょう。
ただし口座振替では繰り上げ返済ができないため、口座振替で返済する方はATMや振り込みで臨時返済をするとよいでしょう。
早期完済や利息総額を増やさないためのポイント
早期完済や利息総額を増やさないためのポイントは、次のとおりです。
- 毎月の返済額を多めに設定する
- 繰り上げ返済を積極的におこなう
- 無利息期間に完済する
早期完済を目指すのであれば、繰り上げ返済が近道です。
借入額によっても異なりますが、たとえば最低返済額を毎月1,000円増やすと5,000円前後の利息分を節約できます。
またボーナスや臨時収入が入ったときに多めに追加返済する方法もおすすめです。
無理をして多めの返済額を設定すると、返済できなくなる可能性もあるため、余裕のあるときに無理なく返済するとよいでしょう。
なお、アコムをはじめて利用する方には、借り入れから30日間の無利息期間を与えられます。
一括で返済しても、数回に分けて返済しても、30日間で完済できれば一切利息はかからないため、利息分を節約できます。
アコムの最低返済額の確認方法
アコムの最低返済額(約定返済額)の確認方法は次のとおりです。
- 会員ページ
- 一部の提携ATM
- 公式サイトの早見表
- 毎月の返済額の確認は返済シミュレーションでできる
確実に完済するためには、最低返済額の確認は欠かせません。
最低返済額がわからない方や、返済額を変更したいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
会員ページ
最低返済額の確認は会員ページからおこなうと簡単です。
会員ページでは最低返済額のほか、借入残高や次回返済日など、契約者の借り入れ状況を確認できます。
なお、会員ページへのログインには会員番号とWebパスワードが必要です。
会員ページにはじめてログインする場合は、Webパスワードの欄に4桁の暗証番号を入力してWebパスワードを設定しましょう。
返済額の変更や返済方法の変更(口座振替の登録)も会員ページで手続きできます。
一部の提携ATM
セブン銀行をはじめとする提携ATMを利用した際は、利用明細書で最低返済額を確認できます。
利用明細書に記載される内容は最低返済額のほか、次の項目が表示されます。
- 取引内容:融資または返済
- 取引金額
- 入金金額
- 元金充当額
- 利息充当額
- 遅延損害金
- その他充当金
- 借り入れ残高
- 利用可能額
- 次回返済日
- 最低返済額
- 最新貸付日
- 最新貸付後残高
- 無利息残高
- ATM手数料
計画的に返済するためにも、最低返済額以外の項目もよく確認しておきましょう。
なお、提携先AMTの利用には手数料が発生しますが、アコムのATMには手数料がかかりません。
また、ATMでは硬貨の取り扱いもないため、完済時にはインターネット返済を利用しましょう。
公式サイトの早見表
アコムの公式サイトには、最低返済額が一目でわかる返済額の早見表が用意されています。
アコムでは35日ごとの返済または毎月指定日の返済があります。
返済早見表では2つの返済方法それぞれに、借入金額ごとに生じる返済期間、返済回数、返済額、返済総額を確認できます。
借入残高は10万円から50万円まで10万円ごとに表示され、金利も3.0%、4.7%、7.7%、15.0%、18.0%の5種類に分かれて確認できるため非常に便利です。
返済早見表を確認すると契約前におおよその返済額がわかるため、無理のない返済計画をたてられます。
なお、口座振替を選択した方は自動的に毎月払いになり、支払日は翌月6日の固定です。
毎月の返済額の確認は返済シミュレーションでできる
アコムの公式サイトには返済早見表とは別に、返済シミュレーションも用意されています。
返済シミュレーションでは、各項目を入力すると、自動的に返済金額や返済期間が表示される仕組みです。
返済シミュレーションは何度試しても問題ありません。
借入希望額を変えたり、返済回数を変えたり、いろいろなパターンを試すと、自然と自身に最適な返済計画が浮かび上がるでしょう。
無理に多く返済する必要はありませんが、いつまでに完済したいと目標を決めて返済計画を立てておくのもおすすめです。
アコムの最低返済額を一時的に減額する方法
アコムで最低返済額を一時的に減額する方法について、次の3点を中心に解説します。
- アコムに電話で減額申請をする
- 最終手段に「利息のみ返済」も利用可能
- 返済総額や返済期間が増える点に注意する
通常、返済には最低返済額(約定返済額)以上の入金が必要であり、原則として毎月の最低返済額の減額はできません。
しかし「どうしても今月お金が足りない」「今月は出費が重なってきつい」のような状況の場合、一時的に返済額を減額できるので、ぜひ参考にしてみてください。
アコムに電話で減額申請をする
アコムの最低返済額を減額するためには、アコム総合カードローンデスク(0120-629-215)に電話で返済の相談をします。
アコム総合カードローンデスクの受付時間は平日 9:00~18:00です。
土日や夜間は相談できないため、返済が難しいと感じたときは早めに相談しましょう。
なお、返済額の減額はあくまで一時的なものです。月々の最低返済額そのものの減額はできません。
また、アコムでは返済額の減額以外にも、返済日を延ばしてもらう相談も可能です。
相談なく延滞すると督促電話や督促通知が届きます。
延滞して督促される前に、まずは返済についてアコムに相談することが大切です。
最終手段に「利息のみ返済」も利用可能
返済が困難な場合、アコムでは利息のみの返済も可能です。
返済を利息のみにしたい場合も、アコム総合カードローンデスクで相談を受け付けます。
延滞の記録が残るよりも、返済額を減らして確実に入金するほうが信用情報の観点からも好ましいでしょう。
ただし利息のみを返済しても元金は減りません。利息のみの返済はあくまで一時的な救済策です。
最終手段として相談するのは問題ありませんが、いつまでも完済できず、利息ばかりを支払うことになりかねないため注意しましょう。
返済総額や返済期間が増える点に注意する
最低返済額を減額すると、返済総額や返済期間が増える点に注意が必要です。
返済額を減額すると、当然ながら元金に充当される金額も減ります。
また、完済までの期間が伸びると、その分支払う利息も増えるため、結果的に経済的負担は重くなります。
返済額の減額が一度のみであれば大きな影響はありませんが、減額返済が続くと負担が大きくなるため、あまり返済額の減額はおすすめできません。
最低返済額を減額するときは、必ずマイページや取引明細書で借入残高を確認し、計画的に完済できるよう努めましょう。
アコムの返済期日に遅れてしまった場合
アコムの返済期日に遅れてしまった場合にできることは、次のとおりです。
- すぐにアコムに連絡する
- 遅延損害金が発生し信用情報にも傷がつく
- 連絡が来たらすぐに対応する
- 返済日の変更も可能
返済日を守ることが大前提ですが、難しい場合は放置しないことが重要です。
すぐにアコムに連絡する
返済期日に遅れてしまった場合は、すぐアコムに延滞したことを連絡します。
返済期日に遅れそうになる前にアコムに連絡するほうが好ましいとはいえ、忙しくて返済日をうっかり忘れてしまうこともあるでしょう。
アコムに延滞の連絡する場合はアコム総合カードローンデスク(0120-629-215)に電話をします。
すぐに返済できるようであれば、返済予定日をオペレーターに伝えましょう。
返済の予定を立てられないのであれば、返済する意志があることを伝えてからオペレーターに相談します。
ただし再設定された返済日をさらに延滞してはいけません。
アコムの信用を失うと、一括返済や強制解約を求められる可能性があるため注意が必要です。
遅延損害金が発生し信用情報にも傷がつく
返済期日に遅れてしまうと遅延損害金が発生します。
アコムの金利は3.0%~18.0%ですが、延滞した場合の遅延損害金は20.0%です。
延滞すると、延滞した日数分が20.0%の利率で利息が計算するため、支払い負担が大幅に増える恐れがあります。
また、信用情報にも延滞情報が登録されます。延滞記録は一度記録されると一定期間登録は消えません。
信用情報機関の延滞情報はクレジットカードの新規作成やカードローンの審査に影響します。
長期の延滞はリスクが高いため、注意しましょう。
連絡が来たらすぐに対応する
延滞中にアコムから連絡がきたらすぐに対応しましょう。
延滞すると、督促通知や督促電話がかかってきます。
督促電話は契約の際に申告した携帯電話にかかるため、無視せず真摯に対応しましょう。
アコムからの連絡を無視すると、はじめは携帯電話だった督促電話が自宅の固定電話や勤務先への電話への督促へと広がります。
勤務先へ迷惑がかかる恐れもあるため、返済予定がなくても必ず話し合うことが大切です。
また、督促通知が届くこともあります。再三の連絡にもかかわらず返済されない場合は、借入残高の一括返済や強制解約を求められるため注意が必要です。
なお、督促通知はハガキで届くため、借金を秘密にしている場合は家族に発覚するリスクもあります。
返済日の変更も可能
アコムでは返済日の変更も可能です。
たとえば短期アルバイトや不用品の買い取りなどでお金の都合がつく場合は、入金日まで返済を待ってもらえます。
返済日を変更する場合は、具体的な返済日をオペレーターに伝えなければいけません。
返済日を変更しても延滞扱いにはなりますが、事前に連絡しているため督促をせずに待ってもらえます。
ただし再設定した返済日は延滞してはいけません。
確実に返済できる日をアコムのオペレーターと相談して決めましょう。
どうしても返済日にお金の都合がつかない場合は、督促電話や督促通知を回避するためにも事前の連絡をおすすめします。
アコムの返済方法
アコムで返済するときには、次の4通りの方法から選べます。
- インターネットでの返済
- アコム自動契約機ATMや提携ATMでの返済
- 口座振替での返済
- 銀行振込での返済
4通りそれぞれの返済のやり方と、発生する手数料の違いについて詳細に解説します。
インターネットでの返済
4通りの返済方法のうち、もっとも手軽におこなえるのがインターネット返済です。
インターネット返済は24時間アコム公式サイトのマイページからおこないます。
インターネット返済の詳細な流れは次のとおりです。
- マイページにログインし、「インターネットで返す」を選ぶ
- 返済金額ををはじめとする必要項目を入力する
- 「金融機関でお手続きを進める」をクリックする
- 口座を保有する金融機関を選び、ログインする
- 決済口座を選び支払いを実行する
インターネットバンキングが可能な銀行口座を保有していれば、場所を問わずどこからでも返済ができるため非常に便利です。
しかしアコムのインターネット返済が可能な金融機関の口座を保有していなければ、インターネット返済を利用できません。
ゆうちょ銀行やみずほ銀行など、大手でも利用できない金融機関があるため注意しましょう。
アコム自動契約機ATMや提携ATMでの返済
アコム自動契約機ATMや提携ATMでも24時間返済が可能です。
アコム自動契約機ATMではカードで返済するため、アコムのカードを発行していない方は利用できません。
カードを持っていない方は、QRカードで返済できるセブン銀行ATMを利用しましょう。
カードで返済する流れ | QRコードで返済する流れ |
---|---|
1.ローンカードを入れ4桁の暗証番号を入力する 2.返済を選択し、現金を投入する 3.金額に間違いがないことを確認し確認を押す 4.取引明細書を受け取る | 1.ATMで「スマートフォンでの取り引き」を選ぶ 2.ATMに表示されるQRコードをスマートフォンで読み取る 3.スマートフォンアプリに表示される企業番号をATMに入力する 4.ATMの案内に従って返済する |
口座振替での返済
アコムでは口座振替での自動返済も可能です。
契約の際に口座振替を選べますが、途中から口座振替に変更することもできます。
口座振替に変更する方法は次のとおりです。
- 公式サイトのマイページにログインする
- 「口座振替(自動引き落とし)のお申し込み」を選ぶ
- 口座振替の口座を登録する
- 「金融機関サイトへ」を押して次に進む
- 利用する金融機関サイトで手続きをする
- アコムのページに戻って手続きが完了したことを確認する
口座振替では毎月6日に引き落とされます。
ただし口座振替に対応しない金融機関もあるため、よく確認しておきましょう。
銀行振込での返済
アコムの銀行口座に直接振り込みで返済する方法もあります。
会員ごとに振込口座番号が異なるため、わからない方はアコムの振込口座は公式サイトのマイページから確認しましょう。
振込口座の確認方法は次のとおりです。
- マイページにログインする
- 「振り込みで返す」選択する
- 振り込み口座を確認する
振込返済をするときは宛先をアコム(株)と指定し、振り込み依頼人は自身の氏名のあとにアコム会員番号の入力が必要です。
返済方法による手数料の違い
アコムのカードローンを返済する場合、気を付けなければいけないのが返済方法による手数料の違いです。
次の返済方法は手数料がかからないため、手数料を払いたくない方におすすめします。
- インターネット返済
- アコムATM
- 口座振替
アコムのATMを利用すると手数料はかかりませんが、提携ATMでは手数料が発生するため注意が必要です。
提携ATMでは1万円以下なら110円、10,001円以上は220円の手数料がかかります。
振込返済の手数料は、口座を保有する金融機関によって異なるため、わからない場合は金融機関に問い合わせましょう。
手数料は毎月かかるため、数百円の手数料を完済まで支払うとすると大きな金額になります。
長期的に見ると大きな負担になるため、できれば手数料のかからない返済方法を選ぶとよいでしょう。
まとめ
アコムの最低返済額(約定返済額)は借入残高や借入限度額によって変わります。
最低返済額は「借入残高×一定の割合=最低返済額」で求められますが、マイページや取引明細書で確認可能です。
なお、借入前に返済計画を立てておきたい方は、アコム公式サイトの返済シミュレーションを利用するとよいでしょう。
ワンクリックで借入希望額に応じた最低返済額が表示されるため非常に参考になります。
<参考>
アコム