大手消費者金融のプロミスの利用を検討する際、最低返済額が気になる方は多いでしょう。
プロミスでは残高スライド元利定額返済方式が採用されており、最終借入残高に一定の割合をかけて毎月の返済額を算出します。
プロミスの最低返済額は借入残高により変わり、1,000円~10万円です。
本記事では、プロミスの最低返済額の決まり方や借入額別の返済シミュレーション、お得に返済するためのポイントなどを解説します。
プロミスの利用を検討している方、毎月の返済額を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
審査時間 | 最短3分※5 |
融資時間 | 最短3分※6 |
金利 | 年4.5~17.8% |
借入限度額 | 1~500万円 |
新規成約率 | 36.9%~42.3%※7 |
無利息期間 | 最大30日間(初回借入の翌日から) |
※4.年金以外のその他収入がない人という意味です。年金の他、収入があり借入可能な場合→△で表記※5.6.お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
※7.2024年2月~2024年4月の新規貸付率
プロミスの最低返済額は借入残高により決まる
プロミスの最低返済額は、1,000円から借入残高別に設定されています。借入残高により最低返済額は変わるため、予定している借入額に応じてチェックしておきましょう。
ここでは借入金額別の最低返済額、最低返済額の決まり方を解説します。
借入金額別の最低返済額一覧表
借入金額別の最低返済額は、次のとおりです。
借入後残高 | 最低返済額 |
---|---|
1万円 | 1,000円 |
5万円 | 2,000円 |
10万円 | 4,000円 |
15万円 | 6,000円 |
20万円 | 8,000円 |
30万円 | 11,000円 |
40万円 | 11,000円 |
50万円 | 13,000円 |
100万円 | 26,000円 |
200万円 | 40,000円 |
300万円 | 60,000円 |
400万円 | 80,000円 |
500万円 | 100,000円 |
返済が進み借入残高が変動すると、最低返済額も変わります。毎月の返済額をできる限り減らしたい方は、こまめに借入残高と最低返済額を確認してみてください。
プロミスの最低返済額の決まり方
プロミスでは返済方式に「残高スライド元利定額返済方式」を採用しています。
残高スライド元利定額返済方式とは最終借入残高に一定の割合をかけ、毎月の最低返済額を算出する方法です。
借入残高に応じて返済額は変動するため、返済を進めたり追加の借り入れをしたりすると返済額が変わる可能性があります。
借入残高別の最低返済額の算出方法は、次のとおりです。
借入残高 | 返済額算出方法(1,000円未満切り上げ) | 返済回数 |
---|---|---|
30万円以下 | 借入残高×3.61% | ~36回 |
30万円超~100万円以下 | 借入残高×2.53% | ~60回 |
100万円超 | 借入残高×1.99% | ~80回 |
残高スライド元利定額返済方式では、毎月の返済額を増やして早めに返済するほど金利の負担が少なくなります。
プロミスの最低返済額を他社と比較したい方は、それぞれ別の記事もチェックしてみてください。
プロミスの最低返済額を確認する方法
プロミスでは最終借入残高で最低返済額が変わるため、こまめに借入残高を確認しましょう。
ここでは、プロミスで借入残高、最低返済額を確認する方法を2つ解説します。
会員サイト
プロミスの会員サイトでは、借入残高や返済額、金利の状況が確認できます。Web-ID、パスワードを入力し、ログインしてみてください。
未登録の場合、新しくWeb-IDとパスワードを登録する必要があります。
なお、会員サイトに記載されている情報は、プロミス公式アプリでも確認可能です。
コールセンター
プロミスのコールセンターでも、借入残高や返済額の確認ができます。コールセンターの番号、受付時間は、次のとおりです。
電話番号 | 0120-24-0365 |
---|---|
受付時間 | 平日9:00~18:00 |
受付時間を確認したうえで、連絡してみてください。
借入金額別の返済シミュレーション
プロミスでの返済額は、借入金額により大きく変動します。ここでは借入金額別に返済金額や利息、返済総額を紹介します。
5万円を借りた場合
プロミスの上限金利17.8%で、5万円を借りた場合のシミュレーションは次のとおりです。
毎月の返済金額 | 返済期間 | 利息 | 返済総額 |
---|---|---|---|
2,000円 | 32か月 | 12,923円 | 62,923円 |
3,000円 | 20か月 | 7,856円 | 57,856円 |
5,000円 | 11か月 | 4,521円 | 54,521円 |
7,000円 | 8か月 | 3,250円 | 53,250円 |
10,000円 | 6か月 | 2,345円 | 52,345円 |
15,000円 | 4か月 | 1,683円 | 51,683円 |
プロミスから5万円借りたときの最低返済額2,000円で返済をする場合、32か月かかります。
毎月の返済額を増やすと返済総額を減額できるため、無理のない範囲で早めの完済を目指しましょう。
10万円を借りた場合
プロミスの上限金利17.8%で、10万円を借りた場合のシミュレーションは次のとおりです。
毎月の返済金額 | 返済期間 | 利息 | 返済総額 |
---|---|---|---|
4,000円 | 32か月 | 25,864円 | 125,864円 |
7,000円 | 17か月 | 13,209円 | 113,209円 |
10,000円 | 11か月 | 9,043円 | 109,043円 |
15,000円 | 8か月 | 6,078円 | 106,078円 |
20,000円 | 6か月 | 4,694円 | 104,694円 |
30,000円 | 4か月 | 3,369円 | 103,369円 |
10万円をプロミスから借りた場合、最低返済額4,000円で返済を続けると完済まで32か月かかります。
半年で完済したい場合は毎月20,000円ずつ返済する必要があり、支払う利息は4,694円です。
20万円を借りた場合
プロミスの上限金利17.8%で、20万円を借りた場合のシミュレーションは次のとおりです。
毎月の返済金額 | 返済期間 | 利息 | 返済総額 |
---|---|---|---|
8,000円 | 32か月 | 51,743円 | 251,743円 |
12,000円 | 20か月 | 31,446円 | 231,446円 |
20,000円 | 11か月 | 18,094円 | 218,094円 |
27,000円 | 8か月 | 13,446円 | 213,446円 |
40,000円 | 6か月 | 9,392円 | 209,392円 |
60,000円 | 4か月 | 6,738円 | 206,738円 |
20万円を借りた場合の最低返済額は8,000円であり、完済までに32か月かかります。
返済額を12,000円に上げれば返済期間を大きく短縮できるため、無理なく毎月の返済額を増やすことが大切です。
30万円を借りた場合
5万円や10万円の場合と同様に、17.8%の金利で30万円借りた場合のシミュレーションは、次のとおりです。
毎月の返済金額 | 返済期間 | 利息 | 返済総額 |
---|---|---|---|
11,000円 | 36か月 | 87,289円 | 387,289円 |
15,000円 | 24か月 | 58,508円 | 358,508円 |
20,000円 | 18か月 | 41,844円 | 341,844円 |
30,000円 | 11か月 | 27,145円 | 327,145円 |
50,000円 | 7か月 | 16,601円 | 316,601円 |
70,000円 | 5か月 | 12,379円 | 312,379円 |
30万円借り入れたときの最低返済額は、11,000円です。最低返済額で返済を続けた場合、完済までに36か月かかります。
プロミスの公式サイトでは返済回数でのシミュレーションもできるため、希望する返済期間がある方は活用しましょう。
40万円を借りた場合
プロミスの上限金利17.8%で、40万円を借りた場合のシミュレーションは次のとおりです。
毎月の返済金額 | 返済期間 | 利息 | 返済総額 |
---|---|---|---|
11,000円 | 58か月 | 179,111円 | 579,111円 |
15,000円 | 35か月 | 112,860円 | 512,860円 |
20,000円 | 24か月 | 78,013円 | 478,013円 |
40,000円 | 11か月 | 36,194円 | 436,194円 |
60,000円 | 8か月 | 24,329円 | 424,329円 |
80,000円 | 6か月 | 18,787円 | 418,787円 |
最低返済額11,000円だと、返済期間が53か月となります。毎月の返済額を1,000円上げると47か月に短縮されるため、毎月できる限り返済額を増やすことがポイントです。
50万円を借りた場合
プロミスの上限金利17.8%で、50万円を借りた場合のシミュレーションは次のとおりです。
毎月の返済金額 | 返済期間 | 利息 | 返済総額 |
---|---|---|---|
13,000円 | 58か月 | 246,160円 | 746,160円 |
20,000円 | 32か月 | 129,392円 | 629,392円 |
30,000円 | 20か月 | 78,635円 | 578,635円 |
50,000円 | 11か月 | 45,245円 | 545,245円 |
70,000円 | 8か月 | 32,551円 | 532,551円 |
100,000円 | 6か月 | 23,485円 | 523,485円 |
プロミスから50万円借りた場合の最低返済額13,000円で返済すると、完済までに58か月かかります。
経済的に余裕が出てきた際は、無理のない範囲で多めに返済するとよいでしょう。
プロミスの返済額は変更できる?
ここからは、返済額を多めにしたいときと少なくしたいときに分けて、返済額の変更方法を解説します。
多めにしたい場合
返済額を増やしたいときは、次の返済方法のうちどれかで追加返済をおこないましょう。
- インターネット返済
- 銀行振込
- 口座振替
- ATM
追加返済の場合、特別な連絡は不要です。日時の指定もないため、無理のないタイミングで返済を進めてみてください。
なお、まとまったお金がある場合は一括返済も可能です。一括返済について確認したいときは、プロミスコールに連絡しましょう。
少なくしたい場合
すでに毎月の返済額を最低返済額に設定している場合、さらに返済額を減らすことはできません。経済的に厳しい場合でも、最低返済額は減らせないため注意しましょう。
どうしても返済が難しいときは、まず返済日の見直しをしてみてください。
会員サービスにログインし、「お客さま情報の管理」から「今回のご返済期日についてのご相談」を選択しましょう。
そのほか、コールセンターに相談すれば、返済金額を調整してもらえることがあります。困った場合は、電話してみてください。
プロミスの返済額がおかしい?減らないのはなぜ?
毎月プロミスに返済しているはずなのに、借入残高が減らないと悩む方は少なくありません。
ここからはプロミスの返済額がおかしいと感じたとき、考えられる原因について解説します。
最低返済額しか払っていない
毎月最低返済額しか払っていない状態では、なかなか元本が減らず、返済できていないと感じることも少なくありません。
たとえば50万円を借りている場合、最低返済額で完済までに58か月もの時間がかかります。完済までに1〜2年以上かかりそうなときは、毎月の返済額を見直してみてください。
無計画な借り入れをしている
プロミスの返済額は借入残高に応じて決まるため、追加で借り入れをすると返済額が変動します。
想定より返済額が増えている、と感じるときは追加で借り入れをしていないか確認してみてください。
無計画な借り入れを繰り返すと、毎月の返済額が増え返済期日に間に合わなくなる可能性もあります。
利息の返済しかしていない
毎月の返済額が少ない場合、利息分のみの返済となる可能性もあります。利息の返済のみでは元本が減らず、完済までの道のりは遠くなります。
プロミスの返済シミュレーションで、元本の返済ができているかどうか確認してみてください。
遅延損害金を支払っている
返済期日に遅れると、20.0%(実質年率)の遅延損害金が発生します。たとえば50万円の借り入れをしている場合、支払いが1か月遅れれば8,219円もの支払いが必要です。
返済に遅れた経験がある方は、すぐに会員サービスで返済の状況をチェックしてみてください。
返済額が減らないと感じる場合の対処法
返済額がなかなか減らす負担に感じるときは、借り入れの方法や返済額を見直しましょう。
ここでは、返済の負担を減らしたいときの対処法を3つ解説します。
最低返済額以上の支払いをする
プロミスでは毎月無理なく返済できるよう最低返済額をおさえていますが、完済までの期間は伸びてしまいます。
借入残高を減らしたいときは、毎月1,000円でも返済額を増やしましょう。
借りている金額が大きいほど、毎月の返済額を増やしたときの影響は大きくなります。
ボーナスが入ったとき、臨時収入があったときに追加で返済する習慣をつけておくとよいでしょう。
金利の低いカードローンで借り換える
プロミスの金利が高いと感じる場合、より金利の低いカードローンでの借り換えがおすすめです。
プロミスの金利は4.5%~17.8%であり、はじめて利用する方には基本的に17.8%の金利が適用されます。
一方、銀行カードローンでは14.0%~15.0%で借りられる可能性もあるため、返済負担を減らせます。
ただし借り換えには審査が必要です。安定した収入を確保してから、申し込んでみてください。
カードローンの借り換えや銀行カードローンについて知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。
借り入れが複数ならばおまとめローンを利用する
プロミス以外にも複数の借り入れがある場合、おまとめローンの利用がおすすめです。おまとめローンとは、借り入れを1社のみに絞るローン商品です。
借り入れを一本化することで返済管理がしやすくなるうえ、まとめて借りることで金利をおさえられる可能性もあります。
プロミスにはおまとめローンのサービスがあるため、気になる方は詳細を確認してみてください。おまとめローンにちては、次の記事でも解説しています。
プロミスの返済方法
返済方法をあらかじめ理解しておけば、返済の手間を大きく減らせます。
ここからはプロミスの基本的な返済方法を4つ解説するので、それぞれのメリットを確認してみてください。
インターネット返済
プロミスでは、手数料0円のインターネット返済に対応しています。インターネット返済の手順は、次のとおりです。
- プロミス会員サービスにログインする
- インターネット返済手続を選択する
- 返済金額を決める
- 利用している金融機関を選ぶ
- 金融機関のページにログインする
- インターネット返済を完了させる
インターネット返済は、土日祝日を含めて時間を問わず利用できます。
ただし利用している金融機関で事前にインターネットバンキングの手続きをおこなう必要があるため、注意しましょう。
銀行振込
インターネットバンキングが利用できない場合、振り込みでも返済ができます。
振込先は一般に公開されていないため、プロミスコールまたは会員サービス内のページで振込先を確認しておきましょう。
なお、銀行振込の場合は金額や振込をした時間、利用する金融機関に応じた手数料負担が発生します。
口座振替
返済方法を口座振替に指定しておけば、手数料無料で毎月自動返済がおこなわれます。口座振替申し込みの手順は、次のとおりです。
- プロミス会員サービスにログインする
- 口座振替の手続を選択する
- 必要事項を記載して申し込む
- 金融機関へログインする
- 申し込みを完了させる
返済日を忘れてしまいそうな方は、口座振替の申し込みをしておきましょう。
ATM
プロミスでは、次のATMで返済が可能です。
- プロミスATM
- スマホATM(セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM)
- コンビニATM
- 提携ATM
プロミスATMであれば手数料無料で利用できるため、まずはプロミスATMが近くにないか探してみてください。
一方、提携ATMでは取引額1万円以下で110円(税込)、1万円超で220円(税込)の手数料が発生します。
ATMの場所は、プロミス公式サイトの店舗・ATM検索で確認可能です。
まとめ
今回はプロミスの最低返済額の決め方や借入額別の返済シミュレーション、返済する際のポイントなどを解説しました。
大手消費者金融のプロミスでは、残高スライド元利定額返済方式が採用されており、借入残高に応じて最低返済額が決まります。
まずは借入残高を確認し、無理のない返済が可能かどうか確認しましょう。
返済額の合計を減らしたいときは、毎月の返済額を増やすかおまとめローンを利用してみてください。
<参考>
プロミス公式サイト