新NISAを検討している方のなかには、「新NISAはやめたほうがいいのではないか」と考える方もいるかもしれません。
たとえば、2024年の7月末から8月初めにかけて日本株価が大暴落した件で、新NISAの損切りについてが話題になりました。
結論、新NISAは投資初心者の方や長期的に運用・投資ができる方、少額から投資をはじめてみたい方にとってはメリットが多い制度です。
一方で、短期間で利益を出したい方や、一時的にでも損失が出ることに耐えられない方は新NISAの利用についてはやめたほうがいい可能性があります。
本記事では、新NISAに向いている人ややめたほうがいい人の特徴、メリットやデメリットについて詳しく解説します。
新NISAを活用する際の注意点やおすすめな方の特徴についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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新NISAとは?旧NISAとの違いをわかりやすく紹介
新NISAについて解説します。
旧NISA(つみたてNISA)と異なる点も解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
2024年に開始した投資非課税制度
新NISAは、2024年から導入された投資非課税制度です。
旧NISAから変化した点は、非課税期間の無期限化と年間投資枠の拡大です。
新NISAでは、年間の投資上限が360万円に引き上げられ、より長期的な資産運用がしやすくなりました。
新NISAには、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の二つがあり、つみたて投資枠は安定した積立型投資信託に、成長投資枠は株式やETFへの投資に対応しています。
非課税保有限度額が1,800万円に設定されており、非課税保有限度額の枠に収まるのであれば、一生涯非課税での運用が可能です。
新NISAは、投資初心者から経験豊富な投資家まで、幅広い層にとって魅力的な制度といえるでしょう。
旧NISA(つみたてNISA)と異なる点
新NISAと旧NISA(つみたてNISA)を比較すると、次の表のとおりです。
新NISA | 旧NISA | |
---|---|---|
対象年齢 | 18歳以上 | 18歳以上 |
年間投資枠 | ・つみたて投資枠:120万円 ・成長投資枠:240万円 | ・つみたてNISA:40万円 ・一般NISA:120万円 |
非課税保有期間 | 無期限化 | ・つみたてNISA:20年間 ・一般NISA:5年間 |
非課税保有限度額 | 1,800万円 ※うち、成長投資枠は1,200万円 | ・つみたてNISA:800万円 ・一般NISA:600万円 |
制度の併用 | 可 | 不可 |
口座開設期間 | 恒久化 | 2023年末まで |
投資対象商品 | 【つみたて投資枠】 長期の積立・分散投資に 適した一定の投資信託 【成長投資枠】 上場株式・投資信託等 | 【つみたてNISA】 長期の積立・分散投資に 適した一定の投資信託 【一般NISA】 上場株式・投資信託等 |
新NISAと旧NISAでは、年間投資枠や非課税保有期間、非課税保有限度額などが異なります。
旧NISAの年間投資枠は一般NISAで120万円、つみたてNISAで40万円でしたが、新NISAでは大幅に拡大され、合計で年間360万円まで投資可能です。
また、旧NISAでは、一般NISAとつみたてNISAの併用ができませんでした。
新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠を同時に利用できるため、投資家は自身のニーズにあわせて、リスクの低い積立型の投資とリターンを追求する成長投資を組み合わせられます。
新NISAの導入により。投資家はより長期にわたる柔軟な資産形成の機会を得られるようになったといえるでしょう。
新NISAはやめたほうがいい?デメリットしかないと言われている理由4選
新NISAは非課税で運用できますが、デメリットも一部存在します。
NISAはやらないほうがいいのではないかと考える方は、デメリットを把握したうえで検討してみるとよいでしょう。
新NISAを運用するデメリットは、次のとおりです。
- 元本割れのリスクがある
- 損益通算と繰越控除ができない
- スイッチングができない
- 米国株・米国ETFでは税金10%がかかる
それぞれNISAのデメリットについて、わかりやすく解説します。
デメリット1:元本割れのリスクがある
新NISAを通じた投資は、元本割れのリスクがあります。
株式や投資信託は市場の動向で価格が左右されるため、市場の急激な変動や経済の不安定化により、投資元本を下回る可能性があります。
ただし、新NISAは分散投資かつ長期的な運用を前提としているため、元本割れのリスクを抑えた運用を続けやすいでしょう。
デメリット2:損益通算と繰越控除ができない
新NISAでは、損益通算と繰越控除が認められていません。
損益通算は異なる投資での利益と損失を相殺し税金を減らす仕組み、繰越控除は翌年以降に損失を繰り越してほかの年の利益と相殺する仕組みです。
新NISA口座で損失が出ても、ほかの利益と相殺できず、税制上の救済措置が受けられない点はデメリットとなります。
デメリット3:スイッチングができない
新NISAではむやみにスイッチングができないデメリットがあります。
スイッチングとは保有している投資商品を売却後、新しい商品に切り替えることを指します。
新NISAで一度売却した枠は年内には復活しないため、投資先を見直したくても、年間投資上限の枠が余っていなければ入れ替えはできません。
売却した分のNISA枠は年内再利用できないため、NISA枠を超過した分は特定口座や一般口座での購入になります。
デメリット4:米国株・米国ETFでは税金10%がかかる
新NISAを利用すると、日本国内の株式や投資信託から得られる配当金や分配金に対しては、税金がかかりません。
しかし、米国株や米国ETFから得られる配当金や分配金には、米国の税率である10%の税金がかかります。
新NISAを利用せず、一般の口座で取引する場合には、日本の税率20.315%が適用される代わりに外国税額控除が適用され、確定申告を通じて所得税額から控除できます。
新NISAをやめたほうがいい方の特徴2つ
新NISAをやめたほうがいい方の特徴は次の2つです。
- 短期間で利益を出したい方
- 一時的にでも損失が出ることに耐えられない方
それぞれの特徴について詳しく解説します。
1:短期間で利益を出したい方
新NISAは長期的な資産形成を目的とした制度であり、短期間で大きな利益を狙う方には向いていません。
短期間で利益を出そうとすると、市場の一時的な変動に大きく左右されやすくなり、損失を被るリスクも高まります。
そのため、新NISAで短期売買を繰り返すと、非課税の恩恵を十分に活かせない可能性があります。
2:一時的にでも損失が出ることに耐えられない方
新NISAに限りませんが投資にはリスクが伴うため、一時的な損失が出ることに耐えられない方はやめたほうがよい可能性があります。
株式や投資信託は市場の動向によっては一時的に評価額が下がる場合があります。
一時的な損失に耐えられなくなり、損失が出た際に焦って売却をすると、長期的に見れば回復する可能性のある投資が失敗に終わってしまう場合もあります。
新NISAのメリットを活かすためには、短期的な損失に耐え、長期保有を前提に考える必要があるでしょう。
新NISAのメリット・やるべき理由5選
新NISAのメリットは、次のとおりです。
- 一生涯にわたり運用益が非課税
- 投資初心者でもはじめやすい
- 少額から投資をはじめられる
- 売却枠の再利用が可能
- 対象商品が厳選されているので選びやすい
それぞれ詳しく解説します。
メリット1:一生涯にわたり運用益が非課税
非課税保有期間は旧制度のつみたてNISAで20年、一般NISAで5年でしたが、新NISAでは非課税で保有できる期限がなくなったため、投資で得られた運用益に対して一生涯税金がかかりません。
たとえば、毎月5万円を積み立てて想定利回り5%で20年間運用した場合、新NISAを利用して運用した場合、運用総額は20,372,889円になります。
もしも新NISAを利用せずに投資した場合、運用益に対して20.315%の税金がかかるため、1,674,578円の税金を支払う必要があります。
特に長期的な資産形成においては、非課税かどうかで自分の資産になる金額に大きな差が生まれます。
新NISAを利用すれば税金がかからない分、お金を効率よく増やせるでしょう。
メリット2:投資初心者でもはじめやすい
新NISAは、投資初心者でもはじめやすい特徴があります。
新NISAの対象金融商品は、金融庁が長期の積立と分散投資に最適と判断した商品のみです。
原則として販売手数料が無料であるほか、信託報酬も一定水準以下であるなど、はじめての投資で不安な方も安心して活用できます。
資産運用をはじめてやる方も、ぜひ新NISAをはじめてみてください。
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メリット3:少額から投資をはじめられる
新NISAは100円、1,000円、1万円など少額の積立額ではじめられます。
たとえば、ネット証券大手の楽天証券、SBI証券、マネックス証券などでは、100円から新NISAで投資信託が購入できます。
まとまった大きな金額の投資に抵抗がある方や、投資が毎月の負担にならないか不安な方にもおすすめです。
メリット4:売却枠の再利用が可能
旧NISAでは利用した投資枠の再利用はできませんでした。
新NISAの場合は、たとえば今年の投資枠で株式を購入し、価格が上昇したタイミングで売却して利益を確定させた場合、売却分の非課税枠は翌年に復活します。
そのため、売却益を手元に置きながら、翌年も新たな投資機会を非課税で活用できます。
メリット5:対象商品が厳選されているので選びやすい
新NISAのつみたて投資枠で対象となる商品は、金融庁が選定した一定基準を満たす投資信託に限定されています。
運用コストの低いものや、安定した運用実績を持つ商品が多く含まれるため、過度なリスクを避けつつ長期的に資産を増やすことが期待できます。
投資対象が厳選されていると初心者でも商品を選びやすく、スムーズに投資をはじめやすいでしょう。
新NISAがおすすめな方の特徴3つ
新NISAは次のような特徴にあてはまる方におすすめです。
- 投資初心者の方
- 長期的に運用や投資ができる方
- 少額から投資をはじめてみたい方
それぞれ詳しく解説します。
1:投資初心者の方
新NISAは、投資初心者の方におすすめです。
新NISAの対象となる金融商品は手数料が安く低リスク、長期、積立、分散投資に適した公募株式投資信託とETFのみになります。
投資信託を通じて株式や債券などの複数の投資先に分散投資が可能なため、リスクを抑えた資産運用ができます。
2:長期的に運用・投資ができる方
新NISAは、長期運用ができる方に向いています。
長期運用はリスクを抑えられるうえに、複利効果を利用して効率的に資産を増やすための運用できます。
将来や老後の資金の形成をしたい方は、ぜひ利用してみてください。
3:少額から投資をはじめてみたい方
新NISAは、少額から投資をはじめたい方におすすめです。
金融機関によって最低積立投資金額は異なりますが、100円から投資できるものも存在します。
また、新NISAは金融庁により購入時手数料が無料で信託報酬が一定水準以下の商品が選ばれているため、低コストでの運用が可能です。
資金面に心配のある方でも新NISAであれば、無理のない範囲で資産運用ができます。
新NISAの注意点・ポイント
新NISAをおこなう場合は、次の注意点やポイントについて理解しましょう。
- 必ず儲かるわけではない
- 長期的に運用する必要がある
- NISA口座は1つのみ所持できる
それぞれ詳しく解説します。
必ず儲かるわけではない
新NISAは税制上のメリットが大きく、長期的な資産形成に有利な制度ですが、必ずしも利益が保証されているわけではありません。
投資する商品によっては、市場の動向や経済の状況によって一時的に損失が出る可能性もあります。
特に、株式やリートは比較的価格変動が激しいため、一時的に評価額が下がることがあるでしょう。
リスクを十分に理解した上で、慎重に投資商品を選び、自分のリスク許容度に合わせた運用を心がけることが重要です。
長期的に運用する必要がある
新NISAは、長期運用に向いている制度です。
短期間での売買を繰り返すと、非課税の恩恵を十分に活かせない可能性が高くなります。
長期的に保有すると複利効果で、資産を効率的に増やしやすくなります。
短期的な利益を求めるのではなく、長期的な目線での資産形成の取り組みが求められます。
NISA口座は1つしか所持できない
NISA口座は複数持つことはできず、1人につき1つの口座しか開設できません。
また、1度開設した口座は、基本的に同じ金融機関で運用を続ける必要があります。
他の金融機関に口座を変更したい場合、口座の移管手続きを行う必要がありますが、その際には一定の手続きや期間が必要になります。
複数の投資商品を運用したい場合は、1つのNISA口座内でうまく組み合わせる工夫が必要です。
新NISAで損失が発生したときの対処法
新NISAで損失が発生したときの対処法は次のとおりです。
- 長期投資を前提として保有し続ける
- 商品の買い増しをする
- 銘柄によっては損切りをする
それぞれの対処法について詳しく解説します。
長期投資を前提として保有し続ける
新NISAは長期的な資産形成を目的とした制度なため、損失が発生してもすぐに売却せずに保有し続ける戦略も一つの選択肢です。
株式や投資信託は一時的に価格が下がっても、市場全体が成長し損失が回復する可能性もあります。
価格の上下に一喜一憂せずに、長期投資を前提として運用するとよいでしょう。
商品の買い増しをする
損失が発生しているタイミングは購入時よりも価格が下がっているため、追加での買い増しも一つの戦略です。
市場が下落している際に追加購入すると、将来価格が回復した際の利益をより大きくできます。
ただし、買い増しは長期的に市場が回復することを前提としているため、リスクを理解し、将来の市場成長可能性を十分に検討することも大切です。
銘柄によっては損切りをする
銘柄によっては、損切りの検討も必要です。
特に成長投資枠で購入した個別株の場合などは、投資先企業の業績が悪化していると、さらに損失が拡大するリスクがあります。
投資先の企業の決算報告や業績予測を定期的に確認し、回復が見込めない場合には売却を検討しましょう。
なお、長期投資を前提とした投資信託は、複数の銘柄に分散投資することでリスクを低減しており、長期的な成長を期待する商品です。
そのため、一時的な損失が発生しても、焦らずに長期保有を続けることが推奨されます。
新NISAは途中でやめられる?解約方法を紹介
新NISAは、途中でもやめられます。
新NISAの解約は大きく分けて「積立設定の解除」「金融商品の売却」「NISA口座の廃止」の3種類があります。
それぞれの方法について詳しく解説します。
積立設定を解除する
新NISAで積立設定を解除すると、今後の投資をストップできます。
積立設定を解除したい場合、金融機関のWebページやアプリから操作をおこないましょう。
積立設定を解除してもNISA口座自体や購入した金融商品はそのまま維持されます。
詳細な手続き方法は、利用している金融機関に確認しておきましょう。
保有している金融商品を売却する
NISA口座で保有している金融商品をすべて売却する方法もあります。
売却の手続きは、金融機関の「店頭解約」「電話解約」「Web解約」のいずれかの方法を利用しましょう。
一般的に、商品を売却をしてから口座にお金が振り込まれるまでは、1週間程度かかります。
また、解約手数料や信託財産留保額など、コストかかる点にも注意しましょう。
NISA口座を廃止する
新NISA自体をやめたい場合は、新NISAの口座を廃止しましょう。
手続き方法は、NISA口座のある金融機関に申し出て「非課税口座廃止届出書」を取得し、必要事項を記入して本人確認書類とともに提出します。
手続きが完了すると、金融機関から「非課税口座廃止通知書」や「管理勘定廃止通知書」が送られてきます。
送られてきた書類は、あとで新しいNISA口座を開設する際に必要となるため、大切に保管しておきましょう。
新NISAにおすすめの証券会社5選
新NISAにおすすめの証券会社は次の5つです。
それぞれの特徴を詳しく解説します。
1:SBI証券
口座開設数 | 1,300万口座※1 |
---|---|
投資信託銘柄数 | 2,569銘柄※1 |
IPO実績 | 91社※2 |
取引手数料 | 0円〜 |
外国株 | 米国・中国など9か国 |
NISA/iDeCo | ○ |
クレカ積立 | ○(三井住友カードなど) |
ポイント投資 | ○ |
ポイントサービス | Vポイントなど5種類 |
- NISAを始めてみたい
- クレカ積立でお得に投資したい
- 取扱銘柄が多い証券を選びたい
SBI証券は、投資初心者から経験豊富なトレーダーまで幅広く支持されている証券会社です。
投資信託の取扱数は2,638本、つみたてNISA取扱本数193本と、国内でも最大級の取り扱い本数を誇ります。
また、インターネットコースの場合、原則すべて買付手数料0円な点もメリットです。
投資信託購入時の手数料が原則かからないため、新NISAの非課税と組み合わせると、低コストで資産運用ができます。
また、クレカ積立にも対応しており、SBI証券が提携しているクレジットカードなら投資信託の購入でお得にポイントが貯められます。
多くの銘柄から選びたい方やお得に資産運用したい方は、SBI証券を利用するとよいでしょう。
2:楽天証券
口座開設数 | 1,100万口座※1 |
---|---|
投資信託銘柄数 | 2,572銘柄※1 |
IPO実績 | 61社※2 |
取引手数料 | 0円〜 |
外国株 | 米国・中国など6か国 |
NISA/iDeCo | ○ |
クレカ積立 | ○(楽天カード) |
ポイント投資 | ○ |
ポイントサービス | 楽天ポイント |
- 頻繁に楽天サービスを利用する方
- 楽天ポイントで投資をしたい方
- .投資信託の銘柄数が豊富な会社を選びたい方
楽天証券はNISA口座が500万口座を超えている証券会社です。
楽天ポイントを投資に活用なため、手軽に投資をはじめたい方や、余ったポイントの有効活用したい方にもおすすめです。
また、楽天証券では口座を開設するのみで、ビジネス情報を豊富に取り揃えた「日経テレコン」を無料で利用できる特典があります。
最新の経済ニュースや企業情報を簡単に入手できて投資判断の助けになるため、初心者から上級者まで、多くの投資家にとってメリットとなるでしょう。
日頃から楽天のサービスを利用している方は、ぜひ楽天証券でNISA口座を開設してみてください。
3:松井証券
口座開設数 | 約150万口座※1 |
---|---|
投資信託銘柄数 | 1,800銘柄以上※1 |
IPO実績 | 70社※2 |
取引手数料 | 0円〜 |
外国株 | 米国 |
NISA/iDeCo | ○ |
クレカ積立 | – |
ポイント投資 | ○ |
ポイントサービス | 松井証券ポイント |
- 取引手数料を抑えたい方
- 25歳以下の方
- 少額から投資を始めたい方
松井証券は創業100年以上の歴史を誇る会社で、シンプルで利用しやすいツールが豊富なため、取引に慣れていない方方でも利用しやすい証券会社です。
1日の約定代金が50万円以下の方や25歳以下の方は、現物取引や信用取引にかかる手数料が無料となっており、コストを抑えて取引をはじめられます。
商品の詳細から取引の操作方法、さらにはパソコントラブルに至るまで、専門スタッフによる電話サポートが利用可能で、投資初心者でも安心して利用できる環境が整っています。
投資経験がない方や低コストで長期運用をおこないたい方は、松井証券でNISA口座を開設してみましょう。
4:マネックス証券
口座開設数 | 260万口座※1 |
---|---|
投資信託銘柄数 | 1,700銘柄以上※2 |
IPO実績 | 53社※3 |
取引手数料 | 55円〜 |
外国株 | 米国・中国 |
NISA/iDeCo | ○ |
クレカ積立 | ○(dカードなど) |
ポイント投資 | ○ |
ポイントサービス | マネックスポイント |
- 米国株・中国株に投資したい方
- クレカ積立でポイント貯めたい方
- 1株単位で取引したい方
マネックス証券は、投資信託の積立額をマネックスカードで決済するとマネックスポイントが貯まります。
最大1.1%のポイント還元が受けられるため、投資を通じてお得にポイントを貯められます。
米国株や中国株の取り扱い銘柄が非常に豊富な点も特徴です。
とくに中国株については、2,000以上の銘柄を提供しており、新NISAの成長投資枠で中国株を積極的に売買したい方には最適です。
また、マネックス証券では100円からの少額で投資信託の積立が可能なため、初心者や資金が限られている方でも気軽に投資をはじめられます。
ポイントをお得に貯めたい方や、外国株に投資したい方は、ぜひチェックしてみてください。
5:auカブコム証券
口座開設数 | 175万口座※1 |
---|---|
投資信託銘柄数 | 1,800銘柄※2 |
IPO実績 | 24社※3 |
取引手数料 | 0円〜 |
外国株 | 米国 |
NISA/iDeCo | ○ |
クレカ積立 | ○(au PAY カード) |
ポイント投資 | ○ |
ポイントサービス | Pontaポイント |
- Pontaポイントを貯めたい方
- au PAY カードを利用している方
- スマホから手軽に資産形成したい方
auカブコム証券はauPAYカードと連携させると、NISA口座でも積立金額の1%がポイントとして還元されます。
また、投資信託の保有残高に応じてPontaポイントが貯まる仕組みがあり、長期的な資産運用をしながら自動的にポイントが蓄積されます。
さらに、auカブコム証券では投資信託購入時手数料は0円で利用できます。
auPAYカードを利用している方や投資信託をお得に利用したい方は、auカブコム証券を検討してみてください。
新NISAのよくある質問
新NISAのよくある質問について回答します。
- 新NISAの加入条件は?
- つみたて投資枠と成長投資枠は併用できる?
- 新NISAにおすすめの銘柄は?
- 銀行で新NISAを始めるメリットはある?
- 60代、70代でも新NISAを始めるべき?
- 新NISA以外におすすめの資産運用は?
それぞれ詳しく解説するので、参考にしてみてください。
新NISAの加入条件は?
新NISAの加入条件は、日本国内に住む満18歳以上であれば、誰でも加入可能です。
ただし、NISA口座の開設は、口座開設年の1月1日時点で18歳以上でなければならない点には注意しましょう。
たとえば、2024年に新規でNISA口座を開設したい場合は、2024年1月1日の時点で18歳以上である必要があります。
つみたて投資枠と成長投資枠は併用できる?
新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能です。
旧NISAでは、つみたてNISAと一般NISAの併用ができず、いずれかを選択する必要がありました。
新NISAでは一つの制度に統合されたため、目的にあわせて枠を使い分けることでより柔軟に運用できるようになりました。
新NISAにおすすめの銘柄は?
新NISAでおすすめの銘柄は、インデックスファンドのeMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)です。
日本のみでなく、先進国、新興国にバランスよく分散投資できる点が魅力です。
新NISAにおすすめの銘柄について詳しく知りたい方は、「NISAのおすすめ銘柄10選」をあわせて確認してください。
銀行で新NISAを始めるメリットはある?
銀行で新NISAをはじめる場合、主に次のメリットがあります。
- 窓口で相談しながら手続きできる
- ネットが不慣れな方でも口座を開設できる
ネット証券と違い、銀行の窓口で直接スタッフに相談しながら口座開設できる点が大きなメリットです。
店舗のスタッフに直接相談できるため、不安や疑問はすぐに解決できます。
ネットの扱いに慣れていない方も、実店舗に行けば口座開設がスムーズにできるでしょう。
ただし、銀行はネット証券と比べて、取り扱っている商品が少ない、手数料が高い傾向にあります。
お得さや手軽さを重視する方は、本記事で紹介したSBI証券や楽天証券などのネット証券からNISAを始めてみてください。
60代、70代でも新NISAを始めるべき?
60代、70代からでも、資産運用をはじめるのに遅くはありません。
年金だけでは不十分と感じる方も多いですが、新NISAは年金の補完手段としても適しています。
人生100年時代と言われるほど平均寿命が延びている現代では、仕事のリタイア後20年~30年程度は資金不足にならないような計画が大事です。
60代、70代の方もお得なNISA制度を利用して、ぜひ資産運用をはじめてみてください。
新NISA以外におすすめの資産運用は?
新NISA以外のおすすめの資産運用は次のとおりです。
- iDeCo
- 国債
- 社債
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、老後の資産形成を目的とした制度で掛金や運用益に税制上の優遇措置があります。
長期的な資産形成を目指す方には有利な制度ですが、60歳まで資金を引き出せない点には注意が必要です。
また、低リスクで安定した収益を求める方には国債、少し高い利回りを期待したい方には社債もおすすめです。
一方で、投資信託や株式投資、ETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)などの投資商品を運用する場合には、利益が非課税になる新NISA枠での運用が効果的です。
まとめ
新NISAがおすすめな方、または新NISAをやめた方がいい方を次のようにまとめました。
新NISAがおすすめな方の特徴 | ・投資初心者の方 ・長期的に運用・投資ができる方 ・少額から投資をはじめてみたい方 |
---|---|
新NISAをやめた方がいい方の特徴 | ・短期間で利益を出したい方 ・一時的にでも損失が出ることに耐えられない方 |
新NISAは対象商品が厳選されているため選びやすく、100円からでも投資可能なため、投資初心者でも安心してはじめられます。
長期運用に向いており、販売手数料が無料であるほか信託報酬も一定水準以下なため低コストで利用できます。
一方で、短期間で利益を出したい方や一時的にでも損失が出ることに耐えられない方には向いていないでしょう。
新NISAは年間360万円まで非課税で投資できるため、お得に投資をはじめてみたいと考えている方はぜひ利用してみてください。
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