楽天証券のiDeCoを検討している方の中には、どの銘柄を選ぼうか迷っている方もいるでしょう。
楽天証券のiDeCoには投資信託が35本と定期預金が1本で豊富なラインナップが用意されています。
特におすすめの銘柄は「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」や「楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド」です。
その他にも、楽天証券ではファンドアナリストにより低コストで良質な投資信託銘柄が厳選されています。
本記事では、楽天証券のiDeCoで運用できるおすすめ銘柄や選ぶときのポイントを紹介します。
年代別のおすすめ配分やiDeCoの申し込み方法も解説するので、楽天証券のiDeCoを検討している方は参考にしてください。

口座開設数 | 1,100万口座※1 |
---|---|
投資信託銘柄数 | 2,572銘柄※1 |
IPO実績 | 61社※2 |
取引手数料 | 0円〜 |
外国株 | 米国・中国など6か国 |
NISA/iDeCo | ○ |
クレカ積立 | ○(楽天カード) |
ポイント投資 | ○ |
ポイントサービス | 楽天ポイント |
- NISAをはじめてみたい方
- 頻繁に楽天サービスを利用する方
- 楽天ポイントで投資をしたい方
楽天証券でiDeCoを運用するときの銘柄選びのポイント3つ

楽天証券でiDeCoを運用するときには、次のポイントに注意して銘柄を選びましょう。
- 純資産総額の規模感が大きい
- 運用実績が安定している
- 信託報酬が低コストである
それぞれのポイントを解説します。
1.純資産総額の規模感が大きい
投資信託を選ぶときには、純資産総額の規模をよく確認し、最低でも50億円、できれば100億円以上の資産を運用している銘柄を選びましょう。
投資信託のメリットは、多くの方から投資資金を集めて大きな金額にして、複数の資産や銘柄に分散して投資をおこなうことでリスクを減らせる点です。
しかし、純資産総額が少ない投資信託の場合、資金不足から十分な分散投資ができない可能性があります。
また、純資産総額が少ない投資信託は、運用会社からみて利益の少ない銘柄になるため、運用を途中で打ち切る、繰り上げ償還となる可能性もあるため注意が必要です。
2.運用実績が安定している
投資信託を選ぶときには、運用実績が安定している銘柄を選びましょう。
投資信託は株式市場や債券市場などでリスクを取り運用する商品です。
そのため、短期的に見れば同じ銘柄でも好調で成績がいいときもあれば、成績が悪いときもあるのが普通です。
しかし採用するインデックスの優位性や運用会社の能力により、長期的に実績を評価すると、運用実績が安定して良好な投資信託と、成績の悪い投資信託に分かれてきます。
長期的に運用の実績があり、安定的によい成績を継続している銘柄を選ぶとよいでしょう。
3.信託報酬が低コストである
iDeCoの投資信託を選ぶときには、信託報酬が低い銘柄を選んでください。
信託報酬とは、主に投資信託を運用する運用会社と、資産を保管や管理する信託銀行に支払う手数料です。
運用資産から控除されるため、実際に保有者が支払作業をする必要はありませんが、投資信託の実績は信託報酬が控除された結果を受け取ります。
信託報酬は投資信託の銘柄ごとに異なり、同じ資産やインデックスに投資する銘柄でも、運用会社が異なれば信託報酬は異なります。
信託報酬は運用するうえでのコストであり、運用実績のマイナス要因です。
同じ運用内容であれば、できる限り信託報酬が安い銘柄を選ぶことで、運用の成績を向上させることができます。
楽天証券のiDeCo(イデコ)のおすすめ銘柄5選!

ここからは、楽天証券のiDeCoのおすすめ銘柄を5本紹介します。
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド
- たわらノーロード先進国株式
- セゾン・グローバルバランスファンド
ぜひこの中から選んでください。
1.楽天・全世界株式インデックス・ファンド
楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、楽天投信投資顧問株式会社が運用する投資信託で、全世界の株式と同様の動きをするよう運用する投資信託です。
運用の対象となるインデックスは、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算)で、純資産は5,808億円、基準価額は26,281円、信託報酬は実質0.191%程度です。(2025年2月21日現在)
投資対象は、米国や欧州、および日本などの先進国の企業の株式に加えて、中国やインドなどの新興国の企業の株式を含むため、手軽に世界経済へ投資したい方には非常に適した銘柄といえます。
2.楽天・全米株式インデックス・ファンド
楽天・全米株式インデックス・ファンドは、楽天投信投資顧問株式会社が運用する投資信託で、アメリカ企業全体の株式推移と同様の動きをするよう運用する投資信託です。
運用の対象となるインデックスは、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)で、純資産は1兆8,558億円、基準価額は34,119円、信託報酬は実質0.162%です。(2025年2月21日現在)
投資対象は、アメリカの大型株から小型株までのすべてを網羅しているため、大型銘柄や有名な銘柄のみならず、アメリカ経済全体へ投資したい方に向いています。
3.楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド
楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンドも、楽天投信投資顧問株式会社が運用する投資信託で、アメリカの優良企業500社の株式と同様の動きをするよう運用する投資信託です。
以前は「楽天・S&P500インデックス・ファンド」という名称でしたが、2024年10月に変更されました。
運用の対象となるインデックスは、S&P500インデックス(円換算ベース)で、純資産は4,872億円、基準価額14,789円、信託報酬は0.077%です。(2025年2月21日現在)
投資対象は、アメリカの上場企業のなかから時価総額や流動性を勘案して選ばれた優良企業500社で、世界的に強さが際立つアメリカの成熟した大型企業を中心に投資したい方に向いています。
4.たわらノーロード先進国株式
たわらノーロード先進国株式は、アセットマネジメントOne株式会社が運用する投資信託で、日本を除く世界の主要先進国の企業の株式に投資をおこないます。
運用の対象となるインデックスは、MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース)で、純資産は7,625億円、基準価額35,975円、信託報酬は0.09889%です。(2025年2月21日現在)
新興国への投資にはリスクを感じ、安定的に成長する主要先進国の企業への投資をおこないたい方や、すでに日本株式を保有しており日本以外の先進国の株式に投資をしたい方に向いている投資信託です。
5.セゾン・グローバルバランスファンド
セゾン・グローバルバランスファンドは、セゾン投信株式会社が運用する投資信託です。
運用の対象は、アメリカやヨーロッパなどを対象とした複数の株式と債券のインデックスで、純資産は5,182億円、基準価額26,250円、信託報酬は実質的に0.58%です。(2025年2月21日現在)
セゾン・グローバルバランスファンドは、これまで紹介してきた投資信託とは異なり、株式に資産の50%を投資し、債券に残りの50%を投資するバランスファンドになります。
株式と債券に同時に投資するため、リスクを分散して運用でき、株式のみの投資はリスクが大きいと感じる方に向いています。
また、株式へ投資する投資信託と債券に投資する投資信託を同時に保有したい方には、一つの銘柄で両方保有できるため便利です。
【年代別】楽天証券iDeCo(イデコ)のおすすめ配分

続いて楽天証券のiDeCoで運用するときの、年代別おすすめ配分の考え方を解説します。
年齢に応じた適切なポートフォリオの考え方を見てみましょう。
20代~30代向け:株式100%
20代~30代の方は、株式の長期投資が報われる特性を活かして、株式に100%投資する投資信託を中心にした配分がおすすめです。
まだ若い20代~30代の方は、定年退職まで運用できる期間が十分に長く、働いて得られる収入も今後長く続くため、比較的リスクを取った運用ができると考えられます。
株式への投資は、短期的には上下に価格が変動し損失を被ることも多くありますが、長期的には上昇する傾向が強く、20年や30年の期間で見ると、長期投資を続けた方が報われている実績があります。
なお、短期的な株価の下落で運用をやめてしまう方が多いですが、株価下落時には同じ金額で多くの株式が購入できるチャンスと考え、積立投資を継続させることが長期投資を成功させる鍵です。
ただし、株式を投資対象にしたときも、特定の国やテーマに偏った投資は避けて、国や企業の分散を心がけるようにしましょう。
40代向け:バランス重視
40代の方はそろそろポートフォリオのリスクについて、バランスを考えはじめるとよいでしょう。
株式市場は何年かに一度大きな下落を経験する場合があります。
すでに運用で利益を出している方は、利益分を債券ファンドに配分するなど今までで得たものを一度に失わないよう工夫してみてください。
働き盛りの40代の方は、運用に避けられる時間が少ない可能性もあります。
ポートフォリオの一部に株式と債券の両方に投資をするバランスファンドを組み入れるなどして、手間を省きながら分散投資する方法も考えられます。
50代向け:資産維持を優先
50代の方は守りの運用を意識し始めましょう。ポートフォリオを考える場合には、増やすことよりも維持を優先させる配分が望ましいです。
50代の方は、通常定年退職が近づいてくる年齢で、今後働いて得られる収入がある期間が短くなるため、投資で大きな損失を被ると挽回できる余力と時間が少ないと考えられます。
ポートフォリオ内の株式配分が50%を超えている場合は、保有するリスクが妥当かよく検討します。
株式投資の比率を減らして、債券投資の比率を増やすことで、ポートフォリオのリスクをコントロールしましょう。
60代向け:低リスク運用
60代の方は守りを重視した低リスクの運用がおすすめです。
60歳で定年退職となる企業も多く、60歳以降に収入を得るためには再就職をする必要がある方もいることでしょう。
60代での運用で、株式市場の大きな下落に直面すると、取り返す期間が足りなくなる恐れがあります。
株式の配分比率は極力抑えて、預金を中心とした運用が一般的なセオリーです。
iDeCo以外の資産や今後の収入とバランスを取りながら、リスクテイクしすぎないポートフォリオを実現しましょう。
iDeCo(イデコ)の制度について

あらためて、iDeCoの制度についておさらいしましょう。
基本情報とNISAとのちがいを解説します。
iDeCoは自分で積み立てる私的年金
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、自身で資金を積立て、老後資金を準備できる制度です。私的年金や個人年金とも呼ばれます。
毎月拠出金として積立てたお金を、自身で選んだ投資信託や定期預金で運用し、将来の年金もしくは一時金として受け取り可能です。
iDeCoのメリットは税制面で優遇されている点で、掛金は全額所得控除の対象となり、所得税と住民税が軽減されます。
運用中の利益も非課税で、受け取り時も税制優遇があります。
iDeCoの加入は、原則20歳以上65歳未満の国民年金被保険者が対象で、会社員や公務員、自営業者など、職業により掛金の上限額が変わる点も特徴です。
iDeCoとNISAとの違い
同じく投資に関する優遇税制として、NISAがあります。
NISAは、年間の投資上限金額内で運用した株式や投資信託の運用益や配当金が、非課税となる制度です。
NISAは2024年から新NISAと呼ばれる新しい制度が開始しており、つみたて投資枠と成長投資枠の2種類が設定され、それぞれ対象となる投資信託や投資期間が異なります。
主なiDeCoとNISAの違いは次の通りです。
iDeCo | NISA | |
---|---|---|
目的 | 老後のための資産形成 | 資産形成(老後も含む) |
非課税期間 | 運用期間中(75歳まで) | 無期限 |
所得控除 | ⚪︎ | × |
資金の引き出し | 原則60歳まで不可 | いつでも可 |
掛金上限 | 自営業者:年間81.6万円 会社員、公務員、専業主婦(夫):年間24~27.6万円 | 成長投資枠:年間240万円 つみたて投資枠:年間120万円 ※累計投資上限1,800万円 (うち成長投資枠1,200万円) |
NISAは資金をいつでも引き出せるため、急にお金が必要になったときにも対応できます。
NISAについて詳しくは「【楽天証券】NISAの始め方を解説|特徴・NISAの注意点も紹介」で解説しています。参考にしてください。
楽天証券のiDeCo(イデコ)に関する基本情報と特徴

楽天証券のiDeCoに関する基本情報と特徴を説明します。
楽天証券はiDeCoの商品ラインナップ数が豊富です。
楽天証券の基本情報

楽天証券は、国内最大手ECサイトを運営する楽天グループに属するネット証券です。
比較的人件費がかかりにくいネット証券の特性を活かして、資産形成に利用できる運用商品を低手数料で豊富に取り扱いしています。
とくに国内株式の売買は手数料なしで取引ができ、国内のネット証券では最低水準の手数料体系です。
取扱商品には国内株式や投資信託のほか、海外の株式やFXなど幅広く取りそろえています。
また、楽天グループにおける連携にも特徴があり、楽天証券での取引で楽天ポイントをもらえ、貯まったポイントを投資に利用することも可能です。
楽天証券のiDeCo商品ラインナップ数は36本
楽天証券のiDeCoの商品ラインナップは、投資信託35本と定期預金が1本の合計36本(2025年2月時点)です。
次のように、多くの方が自身の目的に合致する運用ができる、豊富なカテゴリーの商品を用意しています。
投資カテゴリー | 投資信託銘柄数 |
---|---|
国内株式 | 6本 |
国内債券 | 2本 |
国内REIT | 2本 |
外国株式 | 7本 |
海外債券 | 4本 |
海外REIT | 1本 |
国内外株式 | 4本 |
コモディティ | 1本 |
バランス型 | 5本 |
ターゲットイヤー型 | 3本 |
なお、コモディティとは石油や大豆などの先物で取引される商品のことで、楽天証券のiDeCoでは金を投資対象とした銘柄がラインナップされています。
また、ターゲットイヤー型とは、運用期間中に株式の比率が徐々に減り、債券の比率が徐々に高くなる運用をおこなうバランスファンドです。
申し込み手続きはWEBで完結
楽天証券のiDeCoは、申し込み手続きがWebで完結できる点も大きな特徴です。
楽天証券は、ネット証券でありインターネットユーザーに使いやすい証券会社です。
iDeCoの申し込みも公式Webサイトから可能で、必要書類のアップロードもできるため、自身で郵送手続きをおこなう必要もありません。
ただし、楽天証券のiDeCoの申し込みでは、申し込み完了時に受け取る郵送物は発生します。
Webからの詳しい申し込み方法は後述するため、参考にしてください。
楽天証券のiDeCo(イデコ)がおすすめの理由5つ

次に楽天証券のiDeCoをおすすめする理由を紹介します。
- 手数料が安くコストを抑えられる
- 低コスト・良質な投資信託が豊富にそろっている
- 資産状況を管理しやすい
- 充実した投資情報が充実している
- 心強いサポート体制がある
おすすめの理由は上記5点です。
1.手数料が安くコストを抑えられる

楽天証券のiDeCoは、手数料が安価である点が長所の一つです。
iDeCoの手数料は、加入時や移管時に国民年金基金連合会に支払う手数料が2,829円です。
毎月発生する口座管理料のうち、国民年金連合会に支払う分が105円、信託銀行に支払う手数料が66円で、楽天証券に支払う口座管理手数料はありません。
国民年金連合会や信託銀行に支払う手数料は、ほかの金融機関でiDeCoを申し込みしても必要となる手数料です。
楽天証券のiDeCoは、楽天証券に支払う口座管理料が無料であるため、口座管理料を徴収する金融機関のiDeCoと比較して手数料が安く、業界最低水準です。
2.低コスト・良質な投資信託が豊富にそろっている
楽天証券のiDeCoには35本の投資信託が用意されていますが、投資信託はファンドアナリストが厳選した低コストで良質な銘柄が豊富です。
投資信託は国内に数多くの種類があり、同じ日本株式に投資をする投資信託でも運用会社や運用者の能力によりパフォーマンスは大きく異なります。
優れた投資信託を選ぶためには、専門的な知識と経験が必要になるため、普段投資に接する機会が少ない方には難しい作業です。
しかし、楽天証券のiDeCoでは楽天証券のファンドアナリストが商品選定をしており、コストやパフォーマンス、運用能力を比較したうえで、iDeCoに適した投資信託が選別されています。
利用者は用意された35本の銘柄から選べば、自動的に優れた投資信託に投資可能です。
3.資産状況を管理しやすい
楽天証券のiDeCoは運用画面が使いやすく、資産状況を管理しやすい点もメリットです。
保有する資産は、楽天証券の総合口座のIDで、他の保有資産と同様に管理や閲覧が可能です。

通常、証券総合口座や投資信託口座の資産管理画面とiDeCoの資産管理画面は別々に提供されることが多く、ログインIDとパスワードも別に設定されます。
楽天証券の場合は、同一のIDとパスワードで総合口座とiDeCoの状況を確認できるため、IDとパスワードの入力における手間が省けます。
同じ投資に関する資産の状況は、なるべく手間なく同時に管理できた方が、状況の把握や投資の判断に便利でしょう。
4.投資情報が充実している
楽天証券のiDeCoは、投資情報も充実しています。
楽天証券では、iDeCoに関する基本的な知識から、銘柄の選び方や制度改正の説明などさまざまな情報をWebセミナーの形で提供しています。
セミナーの動画は楽天証券の公式サイトでも閲覧可能で、iDeCoの基礎や知識を学びたい方には非常に便利です。
また、制度の基礎や手続きの流れ、商品の選び方、全35本の投資信託と定期預金の特徴などをまとめたiDeCoのスタートガイドを提供しています。

5.心強いサポート体制がある
楽天証券のiDeCoには、心強いサポート体制があり安心して取引が可能です。
楽天証券のiDeCoには、次のとおり専用のコールセンターが設置されており、疑問や不明点があれば電話してオペレーターに直接相談できます。
- 固定電話の場合:0120-545-401(通話料無料)
- 携帯電話の場合:0120-000-401(通話料有料)
- 受付時間:【平日】8:30~17:00 【土日】9:00~17:00(祝日、年末年始を除く)
楽天証券のコールセンターは土日でも営業しているため、休みの日にiDeCoの申し込みをしようとしたときにわからないことがある場合も、コールセンターに問い合わせできます。
さらに、24時間利用可能なAIチャットも用意されており、チャットに質問を入力するとAIが回答します。
ネット証券は店舗がある金融機関と比較して、サポート体制に不安があると考える方もいますが、楽天証券のiDeCoでは、電話での相談やAIによるチャットの心強いサポートが受けられるでしょう。
楽天証券でiDeCoを始める方法と流れ

ここからは、楽天証券でiDeCoをはじめる手続きの流れについて説明します。
本記事では一番手軽な申し込み方法である公式サイトからのWeb申し込みを説明しますが、楽天証券のiDeCoでは郵送からの申し込みも可能です。
1:楽天証券のWEBサイトから口座を開設

楽天証券のiDeCoは、楽天証券の公式サイトの「確定拠出年金(iDeCo)」のコーナーから申し込み可能です。
公式サイトの「確定拠出年金(iDeCo)」のコーナーには、「iDeCo加入・移管申込」ボタンが設置されており、クリックすると申し込み手続きを開始できます。
手続きのはじめには、申し込み者の氏名や住所、携帯電話番号を入力し、メールアドレスの登録もおこないます。
2:申し込み情報の入力・本人確認書類のアップロード
加入者情報の登録を終えると、登録したメールアドレスに申し込み画面のURLが送付されます。
送付されたURLにて、申し込み情報の入力をおこないましょう。
必要となる申し込み情報には、基礎年金番号や掛金の拠出方法があり、あわせて必要書類のアップロードをおこないます。
本人確認書類として利用できる書類は次の通りです。
- 運転免許証
- 住民票の写し、印鑑証明書
- 個人番号カード(表面のみ)
- パスポート
- 各種健康保険証
- 住民基本台帳カード
また、会社員や共済組合員の方は、事業主証明書を記入して提出する必要があります。
事業主証明書は申し込み者が記入する箇所のほかに事業主が記入する箇所があるため、総務部門や経理部門などの担当部署に依頼して、必要事項を記入してもらいましょう。
3:掛金引き落とし口座の登録
申し込み情報にあわせて、掛金の拠出方法と掛金の引き落とし口座の登録をおこないます。
掛金の拠出方法では、毎月定額で拠出する方法と、月ごとに金額を指定して拠出する方法が選択可能です。
掛金引き落とし口座の登録では、画面の指示に従い引き落としの対象とする金融機関を選択します。
金融機関を選択すると、楽天証券の公式サイトから一度離れて、選択した金融機関のサイトに遷移します。
金融機関のサイトで必要情報の入力をおこない完了すると、再度楽天証券の手続き画面に戻り、掛金引き落とし口座の登録が完了します。
4:口座開設審査開始
申し込み情報の入力と書類のアップロードを完了すると、口座開設審査が開始します。
iDeCoの申し込み手続きが完了すると、申し込み者の情報は国民年金連合会へ共有され、国民年金連合会では、申し込み者がiDeCoの加入資格を満たしているか審査をおこないます。
申し込みの被保険者種別や申し込み者情報に誤りがある場合、国民年金保険料の免除や納付猶予をしている場合などは、審査に通過できないため注意しましょう。
口座開設審査期間は通常1~2か月ほどかかります。
5:開設完了・運用開始
口座開設審査に通過すると、口座開設手続きは完了となり、次の書類が郵送されます。
- 個人型年金加入確認通知書(国民年金連合会から)
- 口座開設のお知らせ(JIS&T社から)
- コールセンター/インターネットパスワードの設定のお知らせ(JIS&T社から)
書類の説明を確認し、パスワードをはじめとする口座の初期設定をおこないましょう。
口座の設定が完了したら、続いて運用に関する設定をします。
運用に関する設定では、運用する商品を選択し、それぞれの商品にいくら配分するのかを指定します。
商品の選択と配分比率の設定を終えていれば、引き落とし日から指定通りの内容で、運用が開始されます。
なお、運用商品や配分比率を初回引き落とし日から約4か月指定しない状態が続くと、法令に定められた指定運用により、楽天・インデックス・バランス(DC年金)で運用されます。
楽天証券のiDeCo(イデコ)に関するよくある質問

最後に楽天証券のiDeCoに関するよくある質問と回答を紹介します。
- 楽天証券のiDeCoで楽天ポイントは貯まる?
- 楽天証券のiDeCoとふるさと納税の併用は可能?
- 転職先が決定していなくても楽天証券のiDeCoに加入できる?
楽天証券のiDeCo口座開設を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
楽天証券のiDeCoで楽天ポイントは貯まる?
楽天証券のiDeCoでは、毎月の掛金拠出で楽天ポイントを貯めることはできません。
楽天証券では投資信託の残高を対象にして楽天ポイントの付与がおこなわれますが、iDeCoで所有する投資信託は、ポイント付与の対象とはなりません。
また、投資信託の積立では楽天カードによる決済で楽天ポイントがもらえますが、楽天証券のiDeCoではクレジットカードでの決済はできず、ポイント付与の対象外になります。
また、家族や友達を紹介してiDeCoに加入すると、紹介プログラムが適用されて200ポイントもらえます。
楽天証券のiDeCoとふるさと納税の併用は可能?
楽天証券のiDeCoとふるさと納税の併用は、原則可能です。
ふるさと納税とは、自治体に寄付をすると、寄付金額のうち2,000円を超える部分について寄付者の収入に応じた上限額までは、所得税と住民税から控除される制度です。
税額控除を受けながら、寄付をした自治体が提供する返礼品を、寄付額に応じて受け取ることができます。
ただし、iDeCoへ拠出をおこないながら、ふるさと納税を併用した際には、ふるさと納税で税金が控除される上限金額が少なくなることがある点には注意しましょう。
転職先が決まっていなくても楽天証券のiDeCoに加入できる?
転職先が決定していなくても、原則として、手続きをおこなえば楽天証券のiDeCoに加入できます。
iDeCoに加入するためには、次の被保険者種別のいずれかに該当する必要があります。
被保険者種別 | 概要 |
---|---|
第1号被保険者 | 自身で国民年金のみを納められている方 |
第2号被保険者 | 厚生年金に加入中の方(会社員など) |
第2号被保険者 (共済組合員) | 共済組合に加入中の方(公務員・教職員など) |
第3号被保険者 | 第2号被保険者(共済組合員含む)の配偶者の扶養に入られている方 |
任意加入被保険者 | 60歳から65歳未満で老齢基礎年金が満額に達しておらず、任意で国民年金に加入している方 20歳から65歳未満で国民年金に任意加入している海外居住の方 |
転職先が決定していなくとも、第1号被保険者や第3号被保険者、任意加入被保険者に該当すれば申し込み可能です。
ただし、次の事項に該当する方は、iDeCoの申し込みはおこなえないため注意しましょう。
- 国民年金の保険料納付免除(一部免除含む)、納付猶予を受けている方(障害基礎年金の受給者を除く)
- 農業者年金に加入している方
- 企業型確定拠出年金の加入者の方で、規約においてiDeCoへの加入が認められていない場合
- 海外に居住するなどにより、国民年金の被保険者資格がない方
まとめ:楽天証券でiDeCoをはじめよう!
楽天証券のiDeCoは投資信託が35本と定期預金が1本の豊富なラインナップが用意されており、投資信託はファンドアナリストにより低コストで良質な銘柄が厳選されています。
中でもおすすめの銘柄は、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」や「楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド」です。
楽天証券でiDeCoの銘柄を選ぶときは、純資産総額の規模感が大きいものや運用実績が安定しているものを選びましょう。
楽天証券は口座管理手数料が業界最安水準で、投資情報やカスタマーサポートも充実しています。
iDeCoを検討している方は当記事でおすすめしている銘柄を参考に、口座を開設してみてください。

口座開設数 | 1,100万口座※1 |
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投資信託銘柄数 | 2,572銘柄※1 |
IPO実績 | 61社※2 |
取引手数料 | 0円〜 |
外国株 | 米国・中国など6か国 |
NISA/iDeCo | ○ |
クレカ積立 | ○(楽天カード) |
ポイント投資 | ○ |
ポイントサービス | 楽天ポイント |
- NISAをはじめてみたい方
- 頻繁に楽天サービスを利用する方
- 楽天ポイントで投資をしたい方