米国株はグローバルに展開している大手企業に投資したい方におすすめの株式です。
近年、米国株の人気は非常に高くなり、米国株の売買に対応している証券会社も増えてきています。
米国株は日本株よりも手数料が高くなる傾向があるため、取引コストを抑えたい場合には売買手数料や為替手数料などが安い証券会社を選ぶことが大切です。
本記事では、米国株投資ができる証券会社の手数料を比較し、おすすめのネット証券会社も紹介しています。
米国株投資に興味がある方や米国株を保有したい方は、証券会社を選ぶ際の参考にしてみてください。
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会社名 | おすすめできる人 | 売買手数料 | ポイントサービス | NISA/iDeCo | 公式サイト |
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SBI証券 | \ 初心者・上級者の両方におすすめ!/ 豊富な投信ラインアップ から商品を選びたい方 ポイントを貯めたい方 公式サイトへ | 国内株式 0円 ※1 | ・Vポイント ・Pontaポイント ・dポイント ・JALマイル ・PayPayポイント | 詳細を見る | |
楽天証券 | \ 楽天経済圏の方におすすめ!/ 楽天ポイントを貯めたい方 初めて投資信託を 購入する方 公式サイトへ | 国内株式 投資信託 0円 ※2 | 楽天ポイント | 詳細を見る | |
松井証券 | \ お得に取引したい方におすすめ!/ 投信保有のみで ポイントを獲得したい方 手厚いサポート体制が あるとうれしい方 公式サイトへ | 新NISAなら 国内株式 米国株 投資信託 0円~ | 松井証券ポイント | 詳細を見る | |
マネックス証券 | \ 気軽に取引を継続したい方におすすめ!/ マネックスポイントを お得に貯めたい方 資産をスムーズに 管理したい方 公式サイトへ | 米国株 0円~ 国内株式 投資信託 55円~ | マネックスポイント | 詳細を見る | |
auカブコム証券 | \ 少額からFXを試したい方におすすめ!/ auサービスを 利用している方 クレカ積立で 高還元を受けたい方 公式サイトへ | 国内株式 米国株 投資信託 0円~ ※3 | Pontaポイント | 詳細を見る |
米国株の手数料の種類
米国株の手数料は、売買手数料と為替手数料、SEC Feeの3種類です。
売買手数料
売買手数料は、売買する際にかかる手数料を指します。
売買手数料は米国株のみならず、国内株式の取引でも発生します。
米国株投資に関わる手数料の中では最もコストが高いため、なるべく売買手数料が安い証券会社を選ぶとよいでしょう。
為替手数料
為替手数料は、円を現地通貨へ両替する際にかかる手数料を指します。
米国株投資では、円を米ドルへ両替する際に為替手数料が生じます。
なお、為替手数料は米国株のみならず、その他海外株や債券などへ投資する際にも発生します。
米国株投資に関わる手数料の中では売買手数料の次にコストが高いため、証券会社を選ぶ際には為替手数料の金額も重視する必要があります。
SEC Fee
SEC Feeは、米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に支払われる現地取引費用で、米国株の売却時にのみ発生する手数料を指します。
SEC Feeの金額は証券会社により異なりますが、SEC Fee自体が少額の手数料であるためあまり気にする必要はないでしょう。
米国株投資に関わる手数料の中では最もコストが低いため、売買手数料と為替手数料の金額をメインに証券会社を選ぶとよいでしょう。
米国株投資ができる証券会社の手数料比較
証券会社 | 取引手数料 | 為替手数料 |
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楽天証券 | 1約定制 無料1日定額 無料 | 0銭 |
SBI証券 | 1約定制 無料1日定額 無料 | 25銭 |
マネックス証券 | 1約定制 50円〜973円1日定額 無料 | 買付時 0銭売却時 25銭 |
moomoo証券 | 1約定制 無料(最低0米ドル)~3,428円(上限22米ドル)1日定額 無料 | 0銭 |
松井証券 | 1約定制 なし1日定額 無料 | 0銭 |
DMM.com証券 | 1約定制 なし1日定額 無料 | 25銭 |
取引手数料の金額は、基本的に1約定制と1日定額制に分かれています。
100万円以下の少額取引をする際は、1日定額制100万円まで手数料無料の証券会社がおすすめです。
一方、100万円以上の高額取引をする場合は、1約定制で100万円を超えても手数料が安い証券会社を選ぶとよいでしょう。
さらに為替手数料が安い証券会社を選んでおくと、手数料のトータルコストを抑えられます。
米国株投資ができる証券会社の選び方
米国株投資ができる証券会社を選ぶ際には、重視するポイントが3つあります。
まずは売買コストの面から、取引手数料や為替手数料が安い証券会社をチェックしましょう。
また、取引銘柄数や取引ツールの種類なども加味しておくと安心です。
取引手数料や為替手数料を確認する
米国株投資ができる証券会社を選ぶ際には、主な手数料である取引手数料や為替手数料を確認しましょう。
取引に関わるコストを抑えるためにも、なるべく取引手数料と為替手数料が安い証券会社がおすすめです。
取引手数料は、米国株の売買に応じて発生する手数料を指しており、大半は約定代金(売り手と買い手の条件が一致して売買が成立した際の金額)に対して生じます。
取引手数料の設定は証券会社により異なるため、金額が安い、もしくは無料のサービスを選ぶとコストを抑えられます。
また、為替手数料は、日本円を米ドルへ、米ドルを日本円へ両替するときに必要な手数料を指します。
一般的に1米ドルあたり25銭〜50銭の為替手数料が生じるため、取引金額が大きくなると為替コストが売買手数料を上回るケースもあります。
取引銘柄が多い証券会社を選択する
米国株投資ができる証券会社を選ぶ際には、取扱銘柄数もチェックしましょう。
取引可能な米国株の種類は証券会社により異なるため、取扱銘柄数が多い証券会社を選んでおけば取引の幅や選択肢も広がります。
さまざまな企業の米国株を取引したい方は、事前に証券会社が保有している銘柄数を確認しておきましょう。
取引ツールの使いやすさで選ぶ
米国株投資ができる証券会社は、取引ツールの使いやすさで選ぶこともおすすめです。
証券会社によりスマートフォンやPCで利用できる独自の取引ツールをリリースしている場合があります。
米国株は日本国内と取引時間が異なるため、市場の動きや価格を左右する情報の入手が難しい部分が懸念点でもあります。
しかし、取引ツールにより深夜の時間帯でも対応可能な注文方法や、米国株に関する情報をまとめてチェックできる場合もあります。
また、注文方法をうまく組み合わせられるツールを利用すれば、想定外の価格での取引を事前に防げるほか、取引時間中に画面に張り付く必要もなくなるため非常に便利です。
米国株は国内株と比較してリアルタイムでの情報収集が難しいため、注文方法のみならず銘柄や市場の動向をまとめたレポートが充実している取引ツールもおすすめです。
米国株投資ができるおすすめネット証券会社人気ランキング6選
米国株投資ができるおすすめネット証券会社6選を紹介します。
口座数や手数料、銘柄数などもピックアップしているため、証券会社選びの参考にしてみてください。
SBI証券
口座開設数 | 1,300万口座※1 |
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投資信託銘柄数 | 2,569銘柄※1 |
IPO実績 | 91社※2 |
取引手数料 | 0円〜 |
外国株 | 米国・中国など9か国 |
NISA/iDeCo | ○ |
クレカ積立 | ○(三井住友カードなど) |
ポイント投資 | ○ |
ポイントサービス | Vポイントなど5種類 |
- NISAを始めてみたい
- クレカ積立でお得に投資したい
- 取扱銘柄が多い証券を選びたい
SBI証券は、SBIホールディングス株式会社傘下の証券会社です。
米国株投資とNISAを組み合わせるハイブリッド活用により、投資信託でこつこつ貯めながら気になる企業の株を購入できます。
また、業界最低水準の買付手数料と為替手数料により、米国株の取引にかかるコストを抑えられます。
国内株式、投資信託などのさまざまな取引でVポイントやPontaポイントなどのポイントを貯められる点も魅力です。
口座数 | 約1,200万口座 |
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手数料 | 米国現物取引手数料:最低0ドル〜米国信用取引手数料:最低0ドル〜当社指定米国ETF買付手数料:0ドルNISAにおける米国ETF買付手数料:0ドル口座開設後最大2か月米国株式売買手数料:0ドル2024年からはじまる新NISAの米国株式&海外ETF売買手数料:無料為替手数料:25銭(SBI証券)、6銭(住信SBIネット銀行との連携) |
銘柄数 | 米国株式約5,400件 |
moomoo証券
口座開設数 | 非公開 |
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投資信託銘柄数 | – |
IPO実績 | – |
取引手数料 | 0円〜 |
外国株 | 米国 |
NISA/iDeCo | △(NISAのみ) |
クレカ積立 | – |
ポイント投資 | – |
ポイントサービス | moomooポイント |
- 日本株・米国株の取引コストを抑えたい方
- 米国株を24時間取引したい方
- 投資に役立つ情報を無料で集めたい方
moomoo証券は、米国NASDAQ上場のフィンテックが運営している証券会社です。
無料で利用できるmoomooアプリは日本のみならず、米国やシンガポール、オーストラリアなど世界で2,100万人以上の投資家に利用されています。
米国株取引では業界最安水準の手数料や業界最多水準の取扱銘柄により、コストを抑えながら幅広い株式を保有可能です。
また、24時間取引が行えるため、立会時間外の決算発表やニュースにより株価が急騰または急落した際にもすぐ対処できる点が強みです。
口座数 | 記載なし(アプリ利用者は約2,100万人以上) |
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手数料 | 1取引当たりの取引手数料:0円(12.5米ドル未満)、約定代金の0.088%(12.5米ドル超〜2万5,000米ドル未満)、22米ドル(2万5,000米ドル以上)為替取引手数料(スプレッド):無料 |
銘柄数 | 米国株式約7,000件 |
楽天証券
口座開設数 | 1,100万口座※1 |
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投資信託銘柄数 | 2,572銘柄※1 |
IPO実績 | 61社※2 |
取引手数料 | 0円〜 |
外国株 | 米国・中国など6か国 |
NISA/iDeCo | ○ |
クレカ積立 | ○(楽天カード) |
ポイント投資 | ○ |
ポイントサービス | 楽天ポイント |
- 頻繁に楽天サービスを利用する方
- 楽天ポイントで投資をしたい方
- .投資信託の銘柄数が豊富な会社を選びたい方
楽天証券は、楽天グループのネット証券会社です。
投資未経験者が約8割であることに加え、20代以下から60代以上まで幅広い年齢層のユーザーが利用しています。
PC用トレーディングツールのマーケットスピード、スマートフォン用トレーディングツールのiSPEEDの2種類の取引ツールが用意されています。
口座開設費や口座維持費はすべて無料で、ポイント投資で取引が行える点も魅力です。
口座数 | 約1,000万口座 |
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手数料 | 現物取引:無料〜信用取引:無料〜為替手数料:0銭定時為替手数料(米ドル):日本での株式購入時、株式売却時ともに25銭/米ドル |
銘柄数 | 米国株式約4,700件 |
マネックス証券
口座開設数 | 260万口座※1 |
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投資信託銘柄数 | 1,700銘柄以上※2 |
IPO実績 | 53社※3 |
取引手数料 | 55円〜 |
外国株 | 米国・中国 |
NISA/iDeCo | ○ |
クレカ積立 | ○(dカードなど) |
ポイント投資 | ○ |
ポイントサービス | マネックスポイント |
- 米国株・中国株に投資したい方
- クレカ積立でポイント貯めたい方
- 1株単位で取引したい方
マネックス証券は、マネックスグループのオンライン証券会社です。
投資経験者が約6割、未経験者が約4割とユーザー層が幅広い点も特徴の一つです。
取引や資産管理をスムーズにおこなうためのツールやアプリをはじめ、オリジナルレポートなどの情報も充実しています。
また、投資初心者向けのガイドやメディア、資産管理ツールが用意されているため、初めて投資をおこなう方にも向いています。
口座数 | 約222万口座 |
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手数料 | 取引手数料:最低0米ドル〜買付時の為替手数料:無料対象米国ETF21銘柄の現物取引買付手数料:実質無料 |
銘柄数 | 米国株式約5,000件 |
松井証券
口座開設数 | 約150万口座※1 |
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投資信託銘柄数 | 1,800銘柄以上※1 |
IPO実績 | 70社※2 |
取引手数料 | 0円〜 |
外国株 | 米国 |
NISA/iDeCo | ○ |
クレカ積立 | – |
ポイント投資 | ○ |
ポイントサービス | 松井証券ポイント |
- 取引手数料を抑えたい方
- 25歳以下の方
- 少額から投資を始めたい方
松井証券は、日本で設立されたネット証券会社です。
最低0米ドルからの取引手数料によりコストを抑えながら取引をはじめられます。
また、シンプルで利用しやすいアプリにより、情報検索や取引、資産管理までを簡単に完結させられる点も魅力といえるでしょう。
日本時間では夜間に開いている米国市場にあわせて、松井証券の有人サポートも夜間24時まで対応している点も安心です。
口座数 | 約150万口座 |
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手数料 | 現物取引:最低0米ドル、約定代金×0.495%、上限22米ドル信用取引:最低0米ドル、約定代金×0.33%、上限16.5米ドル為替手数料(スプレッド):無料(購入時、売却時) |
銘柄数 | 米国株式約4,150件 |
DMM.com証券
DMM.com証券は、DMM.comグループの証券会社です。
25歳以下の方は現物取引手数料が実質無料となるため、若いうちから米国株を保有したい場合には低コストで取引をはじめられます。
また、PC用トレーディングツールのDMM株 PRO+とDMM株 STANDARD、スマートフォン用トレーディングツールのDMM株の3種類の取引ツールが用意されています。
サポートは平日24時間対応しているため、口座開設や取引ツールの操作方法をはじめ、株式に関する相談がいつでも行える点も魅力です。
口座数 | 約80万口座 |
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手数料 | 現物取引:約定代金にかかわらず一律無料売買時の為替スプレッド:1ドルあたり 25銭配当金受取時の為替スプレッド:基準為替レート -1円 |
銘柄数 | 米国株式約2,000件 |
米国株投資をするメリット
米国株投資には、主に4つのメリットがあります。
米国には成長性の高い企業が多く、世界最大の経済大国でもあるため株価の大幅な値動きに期待が持てます。
また、グローバルに展開している企業が多いため、高配当銘柄が多い特徴があります。
日本の株式とは異なり、1株から購入可能である点も魅力です。
成長性の高い企業が多く新興技術やイノベーションが活発
米国株のメリットは、成長性の高い企業が多く新興技術やイノベーションが活発であることです。
米国企業は日本企業と比較しても高い成長性を示す傾向が見られ、とくにハイテク産業やバイオテクノロジー、ヘルスケアなどの分野の成長性は顕著です。
米国には革新的な技術や製品を持つ企業が数多く存在するため、企業の成長性に伴い上昇する株価による資産の増加にも期待できます。
とくに米国株の長期保有をおこなう場合には、企業の成長とともに株価の大幅な上昇を体感できることもあるでしょう。
世界最大の経済大国であり政治的・経済的に安定している
米国が世界最大の経済大国であり政治的かつ経済的に安定している点も、米国株を保有するメリットといえるでしょう。
基軸通貨が米ドルであることや国内総生産(GDP)が世界トップである点をふまえても、米国の経済規模は世界のトップクラスです。
米国には世界トップクラスの企業が多数存在しており、米国企業の株式が上場している米国市場もまた世界トップクラスの証券市場といえます。
米国の証券市場にはグローバルに展開する大手企業が数多く上場しているため、必然的に資金が集まり、米国株の保有により世界最大の経済大国の恩恵を受けられることもあります。
グローバル企業が多く高配当銘柄が多い
グローバル企業が多く高配当銘柄が多いことも、米国株投資をするメリットの一つです。
米国株式市場には、Google社やMicrosoft社をはじめ、Apple社やAmazonなど世界的にも有名な大手企業が多数上場しています。
グローバルに展開している米国の大手企業が持つ成長力や経済基盤により、長期的な安定した配当や高配当銘柄にも期待が持てます。
また、米国株は一般的に日本株よりも高い配当利回りが特徴で、とくに大手企業の場合は株主還元に積極的な傾向もあります。
米国企業では資金調達のベースが株式市場に依存している割合が高いため、株主還元により投資家へのアピールが重要視されている背景があります。
配当の回数にも違いがあり、日本企業の大半は中間と期末の年2回が一般的ですが、米国企業の大半は四半期ごとに配当が支払われるため、年4回の配当収入を得られます。
1株から購入可能
米国株投資をするメリットは、1株から購入可能であることです。
日本国内の株式を購入する場合、基本的には売買単位である100株を購入しなければなりません。
たとえば、とある企業の株価が1,000円の場合であれば、100株の購入で最低10万円が必要になります。
一方、米国株には売買単位がないため、気になる企業や成長力に期待が持てる企業の株式を1株から手軽かつ低コストに購入できます。
米国株投資をするデメリット
米国株投資には、主に4つのデメリットもあります。
米国株投資をはじめる場合、為替変動のリスクや二重課税に関する注意点を把握しておきましょう。
また、売買手数料は日本国内の株式よりも高めに設定されています。
日本国内よりも企業の情報を手に入れにくい点もデメリットと感じる場合があるでしょう。
為替変動のリスクがある
米国株投資をするデメリットの一つが、為替変動リスクです。
米ドル建てで取引がおこなわれる米国株は、日本円とドルの為替レートの変動が損益に直接的な影響を与えます。
株価の下落と円安が重なった場合は為替変動により損失が緩和されますが、円高が重なった場合には損失がより大きくなるリスクがあります。
為替レートは短期的に大きく変動し、長期的に元に戻る傾向があるため、リスクを最小限にするためには長期的な視点での投資も一つの手段です。
二重課税に注意
米国株投資では、二重課税にも注意が必要です。
米国株は海外の株式であるため、国内株式とは税金にも違いがあります。
米国株の配当金には米国内で課される源泉徴収税(通常10%)と、日本で課される税金(約20%)が生じるため二重課税と呼ばれています。
米国内で課される源泉徴収税については、確定申告の際に外国税額控除として還付を受けられるため、届出を忘れないようにしましょう。
はじめから二重課税を避けたい方は、配当金の還付がない企業の株式に取引を絞ったり、投資信託やETFを利用したりするとよいでしょう。
売買手数料が日本株に比べて高い
売買手数料が日本株に比べて高いことも、米国株投資のデメリットです。
米国株投資の売買手数料は、日本株よりも割高になる傾向があります。
取引金額が大きくなればなるほど手数料も増えるため、他の手数料のコストを下げたり手数料の安い証券会社を利用したりして対策しましょう。
企業情報が少ない
企業情報が少ない点も、米国株投資のデメリットといえるでしょう。
米国の企業に投資する場合、まずは企業の情報をリサーチして成長力をチェックする必要があります。
しかし、ニュースや公式サイトなどから簡単に情報を入手できる日本国内の企業と異なり、米国の企業情報は大半の情報が英語であるため入手や読解が難しくなります。
企業情報をリサーチしたい方は、海外の企業情報や米国株のレポートを発行している証券会社をうまく利用しましょう。
米国株に関するよくある質問
ここでは、米国株に関するよくある質問について項目ごとに解説します。
取引をスムーズに進めるためにも、まずは米国株に関する疑問を一つでも解消しておきましょう。
米国株の取引時間は何時から何時までですか?
米国株の取引時間は、現地時間の9時30分〜16時です。日本国内のように昼休憩は設けられていません。
夏時間であれば、日本時間の22時30分〜翌朝5時、冬時間であれば、日本時間の23時30分から翌朝6時までとなります。
また、市場が開く前後の時間である時間外取引と呼ばれる時間帯にも取引が活発におこなわれているため、一部の証券会社では時間外取引にも対応している場合があります。
為替手数料を安くする方法はありますか?
為替手数料を安くする方法は、手数料が無料または安いネット証券会社の利用です。
為替手数料は、円を現地通貨へ両替する際にかかる手数料を指しており、米国株投資では、円を米ドルへ両替する際に生じます。
為替手数料の金額は証券会社により異なるため、コストを抑えたい方は為替手数料が無料のサービスを利用するとよいでしょう。
米国の個別株とETFはどちらがおすすめですか?
米国の個別株とETFは、それぞれにメリットとデメリットがあるため自身の目的に応じて選ぶとよいでしょう。
米国の個別株とETFそれぞれの特徴を次の表にまとめています。
個別株の場合、自身で銘柄を選択できる反面、米国市場の動向や企業の成長見込みなどの分析をもとに売買の意思決定をおこなう必要があります。
一方、ETFは一度にまとまった銘柄を購入できるためリスクを分散させられますが、個別株に比べて配当が抑えられる特徴があります。
特定の企業へ投資したい方は個別株を、なるべく投資リスクを抑えたい方はETFを活用するとよいでしょう。
種類 | 概要 | メリット | デメリット |
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個別株 | ・自身で銘柄を選択して興味のある ・企業や成長が見込め る ・企業をピンポイントで売買できる。 | ・1株から投資できる ・企業の成長度合いにより大きな配当を狙える ・チャンスがある | ・企業の業績悪化により減配や無配当になる可能性がある ・企業のリサーチや分析に時間がかかる |
ETF | ・一つの商品を購入するのみで複数銘柄を同時に保有できる。投資信託の一つ。 | 構成銘柄を定期的に入れ替えるため個別銘柄の影響を最小限に抑えつつ安定した配当を得られる個別株よりも大きな損益を抱えるリスクが低い | 個別株のような大きな配当が見込めない分配金の受け取りや再投資に時間がかかる |
まとめ
米国株投資には、株価の大幅な値動きに期待が持てる点や高配当銘柄が多い点、1株から購入可能などあらゆるメリットがあります。
また、取引には売買手数料と為替手数料、SEC Feeと呼ばれる3種類の手数料が生じます。
米国株投資ができる証券会社を選ぶ際には、取引手数料や為替手数料が無料または安いサービスを選択するとコストを抑えて運用できます。
なお、米国株投資をはじめる場合、為替変動のリスクや二重課税に関する注意点を把握しておきましょう。
米国株に関する各種手数料の金額をはじめ、取引銘柄数や取引ツールの種類などを総合的に判断したうえで自身にあった証券会社を選んでみてください。
- 売買手数料が安い
- クレカ積立でポイントが貯まる
- 無料で利用できるサービスが豊富