BIGLOBE、オフラインの生成AIでプロジェクト報告書を自動生成する実証実験を開始
ビッグローブ株式会社
BIGLOBEプレスルーム
https://www.biglobe.co.jp/pressroom/release/2025/07/250709-a
ビッグローブ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:山田 靖久、以下 BIGLOBE)は、株式会社 日本HP(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:岡戸 伸樹、以下 日本HP)、株式会社Workstyle Evolution(本社:神奈川県横浜市緑区、代表取締役CEO:池田 朋弘)、株式会社WEEL(本社:東京都中央区、代表取締役:宮川 樹生)と共同で、社員の大きな負担となっているプロジェクト報告書作成業務を生成AIで自動化する実証実験(PoC)を開始します。
生成AIの活用はクラウドサービスが主流となっておりますが、業務に合わせたカスタマイズなどのオフラインでの生成AIの利用ニーズに応えるため、本取組みでは、自社内に構築したローカルLLM(大規模言語モデル)環境を活用しています。PC上で処理が完結するAI環境を構築し、この環境上で実証実験を実施しています。
最初のトライアルとして、日常のチャットログのような非構造データを生成AIにより構造化データにして報告書を自動生成するシステムを開発し、業務効率化に向けた有効性を確認しました。
本施策の特長は以下のとおりです。
1. チャットの会話のような非構造化データから、生成AIを利用して構造化データにすることで、プロジェクトの状況を把握することができる。これによりプロジェクト報告書などドキュメントの自動生成が可能となる。
2. システムが社内環境に閉じているので、クラウドサービスやインターネット回線に不調が生じてもローカルネットワーク内の生成AIで処理できる。加えて、クラウドサービスの利用料の低減も図れる。
3. 社内の業務に合わせたチューニングが可能となる。処理量や業務環境に合わせたハードウェア(PC、サーバ)の選択、目的や情報種別に合わせた生成AI(LLM)の選択などの自由度が上がる。
4. 生成AIとしてローカルLLMを採用することで、情報の内容に応じた処理を社内か社外で最適な場所の選択が自由に行える。これにより情報の外部漏洩防止も可能となる。
BIGLOBEは、今回の実証実験で得られた知見をもとに、ローカルAI活用の幅をさらに広げてまいります。社員が特別なスキルを意識することなく、手元のPCで安全かつ自然にAIのサポートを受けられる環境を整備することで、創造的な業務に集中できる時間を創出し、企業全体の生産性向上に貢献していきます。
なお本件における取り組みの詳細や今後の展望については、日本HPのWebページに掲載のインタビュー記事にてご覧いただけます。
https://jp.ext.hp.com/techdevice/ai/biglobe/
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記事提供:@Press