顔認証を活用したスクールバス乗降通知サービスを11月から販売開始~保護者の不安軽減と教職員の負担軽減に寄与します~
阪神電気鉄道株式会社

阪急阪神ホールディングスグループの株式会社ミマモルメ(本社:大阪市福島区、社長:藤井 啓詳、以下「ミマモルメ」)は、子どもの登下校情報や習い事施設の出入りを保護者にお知らせするサービス「登下校ミマモルメ」及び学童施設の業務効率化システム「学童ミマモルメ」と、日本電気株式会社(本社:東京都港区、取締役代表執行役社長 兼 CEO:森田 隆之、以下「NEC」)が持つ世界No.1(注1)の認証精度を誇る顔認証技術を活用した「Bio-IDiom Services for SaaS」を連携させた、スクールバスにおける新たな見守りサービスを本年11月から販売します。
販売に先立ち、顔認証による検知を用いたスイミングスクールの入退館をお知らせする実証実験(注2)に続く第二弾の実証実験を、奈良県香芝市が通学距離の長い児童の負担を軽減するため夏季に試験運行したスクールバスにおいて、本年9月1日から9月30日まで実施しました。顔認証用アプリ(注3)を搭載したタブレット端末をマイクロバス2台の乗降口に設置し、乗降情報をリアルタイムで保護者に配信する仕組み(注4)の効果を検証したもので、タブレット端末による顔認証を用いて小学生のスクールバスの乗降情報を保護者に通知する実証実験は、国内初(注5)です。
画像1:
https://www.atpress.ne.jp/releases/554554/img_554554_1.jpg
スクールバスは、徒歩で通学する子どもの熱中症リスク低減や、学校統廃合による遠距離通学への対応に加え、今後は部活動の地域連携・地域クラブ活動移行に係る移動を目的としても、運行機会が増加することが見込まれます。それに伴い、子どもがバスに乗車したことや学校、施設に到着したことを保護者が知りたいというニーズが高まっており、一方で教職員による点呼や置き去り防止確認などの負担軽減も求められています。
【実証実験の概要】
・実施期間:2025年9月1日~9月30日
・実施場所:奈良県香芝市の小学校で夏季に試験運行されたスクールバス(2台)
・参加対象:スクールバスを利用する子どもとその保護者(任意)
・主な内容:顔認証を活用した乗降検知及び通知精度と、利用者満足度の検証
【実験結果】
実証実験後に行った保護者アンケートでは、回答があったすべての方が「通知のタイミングがとても適切であった」又は「適切であった」と回答し、また、「本サービスを利用して、子どもの安全確認に対する安心感はとても向上した」又は「多少向上した」と回答があったことから、通知を受け取ることで子どもが「無事にバスに乗った」、「いつ降車したか」を確認できたことに保護者から高い評価が得られました。
【今後の展開】
今回の仕組みは設置や取り外しが容易なタブレット端末を用いており、リースで運行されることが多いスクールバスに後付けで設置したいというニーズが見込まれるため、2025年11月からミマモルメにおいて、スクールバスを運行する全国各地の自治体や子ども向け施設へ本サービスの販売・運用を開始します。
ミマモルメ、NECの両社は、保有するノウハウ・技術を掛け合わせることで新たなサービスを創造し、利用するすべての方が安心・快適に生活できる社会の実現に貢献してまいります。
NECは価値創造モデル「BluStellar(ブルーステラ)」(注6)のもと、業種横断の知見と最先端テクノロジーによりビジネスモデルを変革し、社会課題とお客さまの経営課題を解決に導きます。その中でも、コアテクノロジーの1つである顔認証技術は、米国国立標準技術研究所(NIST)が主催する顔認証技術のベンチマークテストの中でもより高い精度が求められる「1:N認証」のテストで、世界第1位の評価を複数回獲得しています。
(注1)
米国国立標準技術研究所(NIST)による顔認証ベンチマークテストでこれまでにNo.1を複数回獲得。NISTによる評価結果は米国政府による特定のシステム、製品、サービス、企業を推奨するものではありません。
https://jpn.nec.com/biometrics/evaluation/index.html
(注2)
2025年8月6日発表プレスリリース「ミマモルメと NEC、顔認証技術を活用した新たな見守りサービスの実証実験を開始」:
https://www.hanshin.co.jp/press/docs/20250806_mimamorume_kaoninsho.pdf
2025年8月6日発表プレスリリース「NECとミマモルメ、顔認証技術を活用した新たな見守りサービスの実証実験を開始」:
https://jpn.nec.com/press/202508/20250806_01.html
(注3)
Bio-IDiom Services for SaaS
NECの顔認証をSaaS形態で提供。
https://jpn.nec.com/biometrics/services/bis.html
(注4) 特許出願中(2025年10月30日時点)
(注5) ミマモルメ及びNECの各社調べによる。(2025年10月30日時点)
(注6)
「BluStellar(ブルーステラ)」は実績に裏打ちされた業種横断の先進的な知見と長年の開発・運用で研ぎ澄まされたNECの最先端テクノロジーにより、ビジネスモデルの変革を実現し、社会課題とお客さまの経営課題を解決に導き、お客さまを未来へ導く価値創造モデルです。
https://jpn.nec.com/dx/index.html
(株式会社ミマモルメの概要)
本社 大阪市福島区福島3丁目14番24号
資本金 1億円(阪神電気鉄道株式会社100%出資)
設立 2017年8月
代表者 代表取締役 藤井 啓詳
事業内容 あんしん事業(ミマモルメ)、教育事業(プログラボ)
ホームページ
ミマモルメ
https://www.hanshin-anshin.jp/
プログラボ
https://www.proglab.education/
(日本電気株式会社の概要)
本社 東京都港区芝5丁目7番1号
資本金 4,278億円
創立 1899年7月
代表者 取締役 代表執行役社長 兼 CEO 森田 隆之
グループ主要事業 ITサービス事業、社会インフラ事業
ホームページ
https://jpn.nec.com/
参考資料:
https://www.atpress.ne.jp/releases/554554/att_554554_1.pdf
株式会社ミマモルメ
https://www.hanshin-anshin.jp/
リリース
https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/218dc78607ecfb1ebe3733d9f3cf13bc45c956a7.pdf
発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1
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記事提供:@Press