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<産学連携> 兵庫県立大学×ノーリツ データサイエンス人材育成を目的に大学生約100人に講義

株式会社 ノーリツ

<産学連携> 兵庫県立大学×ノーリツ
データサutf-8

~ ノーリツおふろ事業への新規提案コンテストで実践 ~

 湯まわり設備メーカーの㈱ノーリツ(本社:神戸市、代表取締役社長:腹巻知、資本金:201億円、東証プライム上場)は、兵庫県立大学社会情報科学部(神戸商科キャンパス、学部長:藤江哲也)との産学連携協定に基づき、2023年10月17日(火)・11月7日(火)に行われた「経営データ概論(担当教員:笹嶋宗彦 教授)」の講義で昨年に続き、5回目の外部講師を務めました。

■講義内容
 2回の授業で大学生はノーリツの事業内容、ビジネスモデルを理解したのち、予め実施したアンケート調査とノーリツが保有するアンケートデータを比較、分析し、ノーリツに対する新規提案を競いました。
 今年は“入浴と健康”に関してのアンケートを分析、約100名が10チームに分かれ、①新商品提案、②新サービス提案、③新ビジネス提案のテーマから演習を行い、11月7日(火)の授業ではそれぞれのチームがプレゼンを行いました。学生ならではのユニークな提案の中から、学生自らの投票の結果「分析賞」「提案賞」を、授業を支援した3名のノーリツ社員が「ノーリツ賞」を、最後に兵庫県立大学の同学部で「学部長賞」を選びました。

 データサイエンス人材には、さまざまなデータを目的に応じた手法で分析できる高度な分析力、データの社会背景を正しく把握するビジネス力、分析結果を実社会に活かす社会実装力が求められており、当社は今後もデータサイエンス人材育成に貢献してまいります。
 なお、昨年度からは、同大学院情報科学研究科の「人工知能特論※1(担当教員:笹嶋宗彦 教授)」でもデータ活用をテーマに外部講師を務め、ノーリツ内で実際にデータを活用したコンタクトセンターの業務改善や、ハイブリッド給湯システムの貯湯制御などの取り組み事例を取り上げました。

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(左より、ノーリツ賞を受賞した7班・8班、学部長賞を受賞した5班・6班)

■ノーリツ賞 : 『お風呂でカラオケを実現したい』 7班・8班
おふろで実践していることのアンケート結果から、「お風呂の中で歌う」が1位に。そこからお風呂の中でカラオケニーズが高いと分析。浴室空間であるということから、①のぼせによる熱中症での入浴事故②音楽を再生する電子機器の故障、この2点の問題を解決できるように、溺死防止装置と疑似的なカラオケを体験することができるバスユニットを提案。

■学部長賞 : 『疲れも汚れも吹っ飛BATH』 5班・6班
アンケート結果から、冬でもシャワー浴にする理由として「お風呂を沸かすのが面倒だから」「光熱費がもったいないから」が多かったことから、掃除をせずにお風呂が沸かせて、光熱費を削減出来るサービスを提供すればお風呂を利用する人が増えると分析。①お風呂の自動洗浄②お風呂の水をトイレと洗濯の際に再利用するサービスを提案。

■分析賞 : 『お風呂の効果を最大限に~no bath no life~』 11班・12班
「季節に関係なく、大半の人が浴槽につかる時間は15分以内である」とのアンケート結果から、それぞれにあった入浴時間で入浴していないのではないかと分析。AIを用いて天気やその日の体調によって適切な入浴時間を管理できるなど、それぞれにあった入浴時間を提案するサービスを提案。

■提案賞 : 『プロジェクションマッピングで銭湯に新たな価値を!』 1班・2班
アンケート結果から「外湯を積極的に利用している人の割合は約16%」とさほど高くないと判明。その理由として、家のお風呂で十分であると考えている人の割合が大きいことが要因と分析。風呂×エンタメの先行事例はほとんどなく、浴場に最適化したエンタメシステムの技術開発として銭湯にプロジェクションマッピングを提案。

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(左から、経営データ概論で学生による発表の様子(11月7日)、人工知能特論※1の授業の様子(11月7日))

≪ ご参考 ≫
◎本協定の概要
名 称 :産学連携に関する基本協定書
内 容 :学部生向け講義の実施

◎株式会社ノーリツの概要
所在地 :神戸市中央区江戸町93
代表者 :代表取締役社長 腹巻知
売上高 :2,109億円(2022年12月期連結決算)
従業員数 :6,569人(連結)
事業内容 :湯まわり設備機器の製造、販売

◎兵庫県立大学
社会情報科学部の概要
設置時期 :2019年4月1日
名 称 :社会情報科学部
学部長 :藤江哲也
所在地 :神戸商科キャンパス(〒651-2197 神戸市西区学園西町8丁目2-1)

学部概要 :「データサイエンスで社会の抱える課題を解決」を掲げ、情報科学を軸として、高度化・複雑化が続く社会における課題を解決する教育と研究を行うことを目的とする。情報科学技術に関する確かな知識・技能、実践的な情報処理能力とデータ分析能力を身につけ、ビッグデータを分析・活用し、経済動向の予測、社会政策の立案、企業における経営戦略・マーケティング・生産性向上などの分野で貢献する人材を育成する。

◎経営データ概論の概要 
企業活動から生み出される多種多様なデータから、必要なものを選び出し、良い分析を行うためには、そのデータを生み出した企業の活動の形態、特に、利益を得るしくみを理解する必要がある。本講義では、小売、製造、建設といったさまざまな業種がどのように利益を生み出すのか理解し、データ分析の課題とビジネスモデルを結び付けて考えられるようになることを目的とする。

◎データサイエンスとは
社会にあふれているデータから「価値」を引き出す学問。ICT(情報通信技術)が進化した現代では、あらゆるビジネスや医療、製造、政策、行政などにおいても、高度なデータ処理能力、データ分析力が必要となっている。


※1:人工知能特論は兵庫県立大学大学院情報科学研究科(研究科長 :加藤直樹)の講義科目であり、担当教員は同研究科の笹嶋宗彦氏と湯本高行氏。
人工知能システム構築、知識工学、および自然言語処理技術を中心に、人工知能について幅広く理解することを目的とする。



<産学連携> 兵庫県立大学×ノーリツ
データサutf-8<産学連携> 兵庫県立大学×ノーリツ
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