Siemens Xcelerator:シーメンス、エッジ、クラウド、AI、シミュレーションにおいて、マイクロソフトとの連携によりIT/OT統合を加速
シーメンス株式会社

2025年3月20日、ニュルンベルク
ハノーバーメッセ2025 | ホール9、ブースD53
新情報:Siemens Industrial EdgeはMicrosoft Azure IoT Operationsとシームレスに連携し、OTとITのデータプレーンを製造現場において完全に相互運用が可能になります
エッジとクラウドのデータ統合により、AIとデジタルツインを活用したソリューションによる適応型生産が可能になります
産業分野のお客様には、機械性能の向上、製品品質の向上、機械メンテナンスの削減の恩恵を受けます
シーメンスは、エンタープライズ顧客向けに情報技術(IT)と運用技術(OT)の統合を簡素化するため、シーメンスのオープンデジタルビジネスプラットフォームであるSiemens Xceleratorにおいて、マイクロソフトとの協業を拡大することを発表しました。 Siemens Industrial EdgeとMicrosoft Azure IoT Operationsを組み合わせることで、お客様は生産ラインからエッジ、そしてクラウドへとシームレスなデータフローを可能にする補完的なソリューションから恩恵を受けることができます。 このエッジからクラウドへのデータ統合により、AIとデジタルツインを活用したソリューションが、機械性能と製品品質を向上させ、機械メンテナンスの削減を可能にします。
Siemens Industrial EdgeとMicrosoft Azureの適応型クラウドアプローチの一部であるAzure IoT Operationsとの統合
これまで、製造業の企業はデータとワークロードをIT環境とOT環境で別々に管理してきました。 今日、製造業の適応性が高まるにつれ、OTとITとの融合が求められています。 エッジコンピューティングは、データをソース、つまりショップフロアで直接キャプチャして処理できるようにすることで、ショップフロアとクラウドの間のギャップを埋める極めて重要な役割を果たします。
Siemens Industrial Edgeを使用すると、メーカーは工場環境でアプリケーションを簡単かつ迅速に導入および管理できます。 Siemens Industrial Edgeデバイスに展開された接続アプリケーションにより、産業資産からAzure IoT Operationsへの継続的なデータフローが可能になります。
Azure の適応型クラウドアプローチの中核を成すAzure IoT Operationsは、Siemens Industrial Edgeなどのオンプレミスの産業用エッジソリューションをクラウドとシームレスに統合し、よりスマートな運用のためにデータの継続的なフローを確保するように設計されています。
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2765/106583/700_466_2025032511174967e2124d414c3.png
Siemens Industrial Edgeにより、製造業者はワークロードと接続アプリケーションをデプロイおよび管理し、産業資産をMicrosoft Azureにシームレスに接続できます。
このように、Siemens Industrial Edgeが提供する強力なOTデータプレーンはAzure IoT Operationsと簡単に連携して、製造業界向けの相互運用可能なOTおよびITデータプレーンを構築できます。 Siemens Industrial Edgeのデータレイヤーは、仮想制御、低遅延のクローズドループAI、実行可能なデジタルツイン、生産ラインレベルの分析など、ミッションクリティカルな生産アプリケーションに効果的に対応します。 これにより、メーカーは応答性が高く、信頼性があり、柔軟で安全なアプリケーションを導入して、運用を最適化し、コストを削減し、稼働時間と品質を向上させることができます。 Azure IoT Operationsと連携することで、産業生産者はこのOTデータをクラウドベースのデータ主導型のユースケースに簡単に活用し、サイト全体の生産を最適化し、高度な分析から洞察を得ることができます。
「シーメンスとマイクロソフトは、インフラストラクチャー、データ、およびアプリケーションの統合と管理の負担を軽減することで、産業顧客の複雑さを軽減しています。これにより、オートメーションソリューションを機械、ライン、工場全体に展開して拡張することが容易になり、機械のパフォーマンスが向上し、メンテナンス時間が短縮されました。」と、シーメンスのファクトリーオートメーションのCEOであるレイナー・ブレムは述べています。
また、Siemens Industrial Edgeは、重要なOTワークロード用の統一されたスケーラブルなコントロールプレーンも提供するため、顧客は生産レベルのユースケースを大規模に一元的に展開および管理できるようにします。一方、AzureはクラウドとオンプレミスのITワークロードの統合コントロールプレーンを提供します。 両方のインフラストラクチャーソリューションを組み合わせて使用することで、ユーザーはハイブリッド環境で必要な場所に迅速にワークロードを展開および管理し、実際の成果に集中できます。つまり、AIやデジタルツインなどのデータやテクノロジーを活用して生産を合理化し、適応性を高めることです。
「マイクロソフトの適応型クラウドアプローチにより、製造業者はSiemens Industrial EdgeをAzure IoT Operationsと組み合わせて活用し、データをMicrosoft Fabricと統合できます。 これは、ハイブリッド環境でデータ主導型アプリケーションをかつてないほど迅速に作成できるようにすることで、製造業者のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させるというシーメンスとマイクロソフトの共通の取り組みにおける重要なマイルストーンとなります」と、マイクロソフトの製造・モビリティ担当コーポレートバイスプレジデント、ダヤン・ロドリゲスは述べています。
Microsoft Fabricは、データ管理と分析を簡素化し、AIに対応できるようにする統合データプラットフォームです。
製造現場のデータを実際の成果に変える
シーメンスとマイクロソフトは協力して、産業メーカーがエッジからクラウドのユースケースに導入できるよう支援しています。 AIを活用して製品品質を向上させ、手作業による手戻りやコストを削減するために、生産者はSiemens Industrial AIポートフォリオとAzure Machine Learningサービスを組み合わせてクラウドでAIと機械学習のモデルをトレーニングし、エッジにより低遅延で実行することができます。 Siemens Industrial EdgeからAzure IoT OperationsとAzure Cloud Servicesに提供されたデータを使用してデジタルツインを構築することで、製造現場での総合設備効率とショップフロアのバリューフローを向上させることができます。 このコラボレーションにより、生成AI機能を備えた実稼働データを使用して、従業員のスキルと業務を強化することもできます。 Siemens Industrial Copilot for Operationsは、オペレーターが自然言語によるクエリを通じて問題のトラブルシューティングや機械情報へのアクセスを支援します。
[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2765/106583/650_361_2025032511272767e2148fdba97.png
Siemens Industrial EdgeをマイクロソフトのクラウドおよびAIサービスと組み合わせることで、生産ラインからエッジ、クラウドへのシームレスなデータフローが可能になります。
【参考資料】
本資料はシーメンスAG(ドイツ、ミュンヘン)が2025年3月20日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に抄訳したものです。本資料の正式言語はドイツ語および英語であり、その内容および解釈についてはドイツ語、英語が優先します。原文プレスリリースおよび関連資料は以下の URL よりご覧いただけます(英文)。
https://sie.ag/4JXBim
Siemens Industrial Edgeの詳細については、
https://www.siemens.com/jp/ja/products/automation/topic-areas/industrial-edge/simatic-edge.html をご覧ください
ハノーバーメッセ2025でのシーメンスに関する詳細情報は、
https://press.siemens.com/global/en/event/siemens-hannover-messe-2025 および
https://www.siemens.com/global/en/company/fairs-events/fairs/hannover-messe.html?lang=en-US をご覧ください
シーメンスデジタルインダストリーズ(DI)について
シーメンスデジタルインダストリーズ(DI)は、プロセスおよびディスクリート製造業界のあらゆる規模の企業が、バリューチェーン全体にわたるデジタルトランスフォーメーション(DX)とサステナビリティ変革を加速できるよう支援しています。 シーメンスの最先端のオートメーションおよびソフトウェアポートフォリオは、製品と生産の設計、実現、最適化に革命をもたらします。 また、オープンなデジタルビジネスプラットフォームであるSiemens Xceleratorを使用すると、このプロセスがさらに簡単、迅速、スケーラブルになります。 シーメンスデジタルインダストリーズは、パートナーやエコシステムとともに、お客様がサステナブルなデジタルエンタープライズになることを支援します。 シーメンスデジタルインダストリーズは、世界中に約7万人の従業員を擁しています。
シーメンスAGについて
シーメンスAG(本社はベルリンおよびミュンヘン)は、インダストリー、インフラストラクチャー、交通、ヘルスケアを中核事業とするテクノロジーカンパニーです。テクノロジーによってすべての人の毎日を変えることを、パーパスとして掲げています。シーメンスは、デジタルと現実世界を結び付けることで、顧客企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)とサステナビリティの変革を加速し、工場の効率化、都市の住みやすさ、輸送のサステナビリティの強化を支援します。またシーメンスは、「We pioneer breakthroughs in healthcare. For everyone. Everywhere. Sustainably. ヘルスケアをその先へ。すべての人々へ。」が企業理念で、世界的な大手医療技術プロバイダーである上場企業Siemens Healthineersの過半数の株式を保有しています。2024年9月30日に終了した2024年度において、シーメンスグループの売上高は759億ユーロ、純利益は90億ユーロでした。2024年9月30日時点の全世界の社員数は約31万2,000人です。詳しい情報は、
http://www.siemens.com にてご覧いただけます。
日本におけるシーメンスグループ
シーメンスは、1887年に東京・築地に初めてのオフィスを開設して以来、135年以上にわたり日本のお客様から信頼を寄せられるパートナーとして、日本の産業界の発展に貢献してまいりました。近年は特にデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する先進的な製品やサービス、ソリューションの提供を中核事業として展開しております。グローバルなテクノロジーと知見、日本市場における経験を活かし、日本のお客様にデジタル化とサステナビリティの実現、競争優位性と価値創造力の強化をご支援してまいります。2024年9月末に終了した2024年度において、日本のシーメンスの売上高は約2,188億円、社員数はおよそ2,680人です。詳しい情報は
http://www.siemens.com/jp にてご覧いただけます。
本件に関するお問合わせ先
シーメンス株式会社 広報代理
株式会社プラップジャパン 佐藤、藤井
E-mail: siemens@prap.co.jp

記事提供:Digital PR Platform